2023年10月30日月曜日

オマージュ展/佛淵静子

Tabinosoraya Presents
有元利夫 オマージュ展

2023/11/7(tue.)~19(sum.)
Open     11:00-17:00
Closed     11/10(fri.),15(wed.)
Last day  11:00-16:00





《 花のまち 》

麻紙、墨、胡粉、岩絵具、プラチナ泥/P6号/2021年



 HOTOKEBUCHI Shizuko



◆佛淵静子/日本画(十日町市)

web  https://siz.kissako.com/
Instagram @siz_co

在廊日:11/18・19(夕方)




《 瀞 》

麻紙、墨、胡粉、水干、岩絵具、プラチナ/M15号/2023年




<有元利夫作品のイメージ>

有元利夫の作品は、天井が抜けているというイメージがあります。
天から降り注ぐものを遮断せずに全部受けて、自分が発するものも全部天上につつぬけになっている、
天に曝露している、というイメージです。


<自分の作品について>

絵を作る始まりはいつも、モデルさんに来てもらってデッサンをさせてもらいます。
できる限り昼間の時間帯で、窓のある部屋で行います。
自然光が入る場所で描く方が顔や体にできる陰影が複雑になって柔らかさを出しやすくなるし、
外の光や音が入る方がモデルさんの表情が穏やかになるのではないかなと思うからです。
この度の展覧会では、私が思う有元作品の、天に抜けているイメージを借りて、
室内での自然光を感じる作品や、絵の枠の外側の世界がある作品を選びました。



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▶プロフィール

1974 東京都生まれ
1998 多摩美術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業
2000 多摩美術大学大学院修士課程美術研究科日本画修了
個展、グループ展にて活動


▶個展
2004 <ガレリアラセン>('01、’02)
2013 <ギャラリー名芳洞blanc>
2016 <潺画廊>('13、’14)
    <ギャラリー創>
2017 <柴田悦子画廊>('08、'09、'10、'11、'12、’14)
2021 『shell』 <Gallery Suchi>
2022 『mirror』<GALERIE SOL>(’12、’15)
2023 『プリズム』<楓画廊>


▶主な展覧会
2009 第44回昭和会展招待 <日動画廊>
2021 第10回菅楯彦大賞展 <倉吉美術館>
2022 『人のかたち・刹那のかたち -阿部勝則・佛淵静子二人展-』<星と森の詩美術館>
   『NかMかV』-阿部勝則・佛淵静子二人展-<ギャラリー名芳洞
     第24回雪梁舎フィレンツェ賞展 佳作
2023  『瀞子2』 -阿部清子・佛淵静子二人展-<Gallery Suchi>(`17)



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当ギャラリーでは、念願叶って初めてご出展いただきます。

多忙なスケジュールを縫ってのご出展で、過去作も含めていただいておりますが、
上記メッセージに書いてくださったような、佛淵さんと有元の世界が、
天を軸につながる様子を、感じさせていただけるのではないかと思います。

個展とはまた異なる、今展ならではのハーモニーを、どうぞおたのしみください。