2023/11/7(tue.)~19(sum.)
Tabinosoraya Presents
有元利夫 オマージュ展
OPEN 11:00~17:00
休廊日 11/10(fri.),15(wed.)
最終日は16時まで
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【出展者】
🍁猪爪彦一(新潟市)油彩
🍁大橋麻耶(長岡市)銅版画
🍁広沢 仁(東京都)シルクスクリーン・木彫
web https://www.ne.jp/asahi/hirosawa/jin/index.html Instagram@ jin_hirosawa
🍁佛淵静子(十日町市)日本画
web https://siz.kissako.com/
Instagram@ siz_co
12月に開催予定の「中村玄コレクション 有元利夫 版画展」のプレ企画です。
享年38歳の若さで病のため逝去した有元利夫(1946ー1985)は、イタリアのフレスコ画や日本の古画・仏画などに影響を受け、独自の表現世界を残した日本の洋画家です。
版画や彫刻にも才能をみせ、ヨーロッパの古楽にも憧憬が深いそのひとの世界を、末端のいちファンにすぎない私がひと口にお伝えすることは到底できず、その立場で「オマージュ」というのもなかなか大それたことだと思っておりますが、
中村玄さんにコレクション展を開催していただくに際して、この場所の前身である「ギャラリーmu-an」からつながる幾多のご縁への感謝とともに、歴史に刻まれた作家の世界を改めて愉しみながら、いまを生きるひとたちにつなぎ、共に親しみを深めることを「オマージュ」という言葉に託して企画いたしました。
《オマージュ展》の4名の出展作家は、僭越ながら私がその作品世界に対峙した時に感じる心地よい静けさや無重力感、あるいは遠くに聴こえる音色が有元の世界に通ずるように、感じた方々です。
猪爪彦一さん(1951年生まれ)は、まさに有元と同時代を生き、少し年上のその人の存在を意識しながら独自の世界を描いてこられた作家ですが、他の皆様は、有元に対して特別な念をお持ちだったわけではなく、ご依頼は意外だったかもしれません。
作家の皆様には、有元の作品世界に寄せていただかなくとも、日頃の制作スタンスでかまいませんとお伝えしています。
むしろ各作家の「日頃」の作品の中に、有元の世界に通ずるものを感じられたなら、
それが新鮮な出会いになるのではないかと思っています。
お客様の中には、有元利夫だけでなく、現役でご活躍中の出展作家たちについても、
今回が初めての出逢いとなる若い方々もいらっしゃることと思います。
従来からの各作家のファンの皆様にはもちろん、
いつでも「はじめて」の出会いをたのしむ気持ちでお越しくださるお客様と、
懐古の念とはまた違う、目の前の作品から自由に感じること、
新たな世界が自分の中に広がるうれしさを、共有させていただけますことを願っています。
ぜひ11月と12月、併せてご高覧ください。
作家略歴・メッセージ等は後日アップいたします。