2020年8月31日月曜日

クラシニトモル③星名 泉

2020 SEPTEMBER EXHIBITION 
クラシニトモル

3人目の作家紹介です



◆星名     Izumi  Hoshina (ガラス)


【略歴】

1976 新潟県 村上市生まれ
1996 女子美術短期大学 生活デザイン科 卒業 
1998 東京ガラス工芸研究所  
2002 工房開設 
2004 フュージング・スランピングを中心とした制作開始 
2006 新潟市西蒲区越前浜に移住

現在  越前浜にて制作活動中 
    ガラス工房 izumi glass studio 
    星名五左衛門商店 


【個展】

2005  フュージングガラス展 (燕市産業史料館/新潟
2006  フュージングガラス展 (ギャラリー うさち/新潟
2007  フュージングガラス展 (ガラスのメルヘン美術館/新潟
2008  フュージングガラス展 (penelope paris petillante/愛知
2009  フュージングガラス展 (ギャラリーmu-an/新潟
201320152017 フュージングガラス展 (ギャラリーやまぼうし/新潟)
2019  フュージングガラス展 (アートギャラリー万代島/新潟)




【作家メッセージ】


お客様へ

たびのそら屋さんでの展示は初めてとなります。
私は西蒲区越前浜でガラス作品を制作しています。
主に板ガラスを材料として電気炉で焼き、作品を仕上げます。
日常の中にちょっとの楽しみや気持ちが明るくなるようなものができれば良いなと思います。
今年は特に普段の生活や楽しみに制限がかかり、過ごし方について考えることが多々ありました。
変わらないのはやっぱり美味しいものを食べて、しっかり休む、楽しい時間を持つ。
自宅ご飯の時間が少し楽しみになるようなガラスを提案したいと思っています。
どうぞお手にとってご覧下さい。







この度、念願叶ってご出展いただきます

上記「メッセージ」からも伝わることと思いますが、
初めてお会いした時から、なんて朗らかで、可愛らしい方だろうかと・・・
ココに書くのもナンですが(照)、直接言うのはもっと恥ずかしいので書きますが、
お会いすると、いつも気持ちが明るくなって、うれしい余韻が残ります


今回は実用の器がメインになるかと思いますが、
自由なフォルムの、大胆な造形の世界もお持ちの星名さん

作品を拝見すると、その愛嬌たっぷりの口調の奥にある、
溶解炉のごとき熱き魂を感じてハッとなりま



そしてその作品のうつくしき佇まいの忘れがたいこと

クラシニトモル ものは ” 明かり ” だけではないことを
この方の作品からも感じていただけることと思います


心の中にもあたたかいものが残るような、4組の作家作品の集う展覧会です
開幕が近づいてきました


クラシニトモル
9/10(木)~ 22 (火祝) ※16(水)休廊日
OPEN 11:00~17:00  
※会期中の金・土は18時まで、最終日は16時まで



2020年8月28日金曜日

クラシニトモル②vickey'72

2020 SEPTEMBER EXHIBITION 
クラシニトモル
9/10(木)~ 22 (火祝) ※16(水)休廊日
OPEN 11:00~17:00  
※会期中の金・土は18時まで、最終日は16時まで

作家紹介②



◆ vickey'72  (ランプ・真鍮のアクセサリー・植物のオブジェ)

中嶋和也・弥生で2011年より活動開始
イベント出展や企画展の参加を行い、2015年長岡市成願寺町にてアトリエを構え、
店舗としてもスタート。
現在は月2回の opendey を設ける他、全国のショップにて展示販売を行っております。






【作家メッセージ】

日々暮らしていくなかで目にするもの、そこに少しだけ自分のお気に入りを添えることで
毎日の生活が豊かに感じられます。
静かな佇まいと繊細さ、そんな儚くも美しいものづくりを目指して日々活動しております。
 




真鍮のアクセサリーは、サンプルをお試しいただけます





金具を変えての後日お渡しも承ることができます





vickey'72さんには、2018年の開廊記念企画「あらたなはじまり展」の
第Ⅱ期「クラフトの光」にご参加いただき、その折、
今年6月から「工房このすく」として使用されている「月の間」の小部屋を、
素晴らしい展示空間にしていただきました






アンティークをいかしたランプのやさしい灯りに
ヒヤシンスの花びらオブジェの影が揺れて


ドキドキとアタフタで迎えた展覧会の中で、
特別な時間をいただいたことを覚えています




今回も、きっと素敵な展示空間になることと思います




共にご出展くださる3名の朗らかな作家たちの作品と

時に賑やかに




時に、やさしい静けさを漂わせて




明るい展示室での展覧会ですが、
ランプの灯る夕暮れ時の様子もお楽しみいただきたく、
会期中の金・土のみですが、18時まで営業延長いたします


開幕の9月10日の長岡の日没は、18時ちょうどとのこと

会期末の22日は秋分の日です

季節のはざまの展覧会

作家たちの手仕事と作品の佇まいを堪能していただきながら
ゆっくりとお過ごしいただけたらと思います



2020年8月27日木曜日

クラシニトモル①イシヤマ ヒロコ

9月10日(木)から開催の 
2020 SEPTEMBER EXHIBITION 
クラシニトモル




4組のご出展者の皆さまから寄せていただいた略歴とメッセージを、順次ご紹介します
画像は出展作品の一部で、作家から提供していただいたものです
メッセージを読むにつけ、実作品に会える日がワクワクと待ち遠しいです

いずれも細やかな手仕事の積み重ねによる、同じものの無い作品です
今回はオンライン販売はいたしません
ぜひ実作品の質感や意匠、美しき佇まいを直接お楽しみいただきながら、
暮らしの中にやさしくともる、こころの灯になりうる作品たちと
出会っていただけたらと思います





イシヤマ ヒロコ (ハンドフェルト・七宝)

女子美術大学工芸専攻で染織を学ぶ。
1994年からハンドフェルトによる身につけるもの、使うもの、楽しむもの、造形作品を制作。
近年、七宝に取りかかる。

国展 1990、92(染織)
工芸都市高岡クラフトコンペ 1995(染織)、1998、2000、2003(フェルト)
新制作展 2017,2019

個展など
1994 織りとフェルト ファイバーの情景展(新潟市美術館市民ギャラリー)
2009 羊とラプソディー(新潟美術学園ギャラリー)
2011 フェルトワーク展(京橋 千疋屋ギャラリー)
2012 フェルトワーク展(燕市産業史料館)
2014 羊と旅するin柏崎(ギャラリー十三代目長兵衛)
2017 イシヤマヒロコと仲間たち(新潟市 松浜福祉会館)
2019 月と羊と帽子展(新潟市 ニカイギャラリー)
    冬の渚 織りとフェルト2人展(金沢市 石田屋)

新潟県工芸会会員
こともとおとながともに楽しむ造形の遊び場 くりえいと・らぼ主宰
新潟市在住






【作家メッセージ】


ハンドフェルトのバッグ、マフラーと、七宝のブローチを作りました。

◆ハンドフェルト:
羊毛綿に石鹸水をかけ、手の摩擦やローリングによって繊維同士を絡ませることで、繊維をダイレクトに布にします。
羊毛の暖かさと、原始的な素材感を持っていると思います。

今回、フェルトと木と七宝の3種盛りのバッグもあります。
持ち手は、自分で製図したものを、益子の萬次郎家具さんに切出していただき、磨きとオイル仕上げは自分でやりました。
山桜、オニグルミ、メランチの3種の木材です。






◆七宝のブローチ:
銅板の上にガラスの粉をのせ、焼きます。
その時々に頭に浮かんだ形やイメージを、スケッチするように作りました。
そのため、雰囲気がバラバラかもしれません。アシカラズ。






ハンドフェルト、木、七宝それぞれ使いこなすどころか振り回されている感じですが、
思う通りにはならないながらも、何かしら、ん?と思わせる面白いものを作れたらと思います。
それもこれも、素材(自然)のカあってのことですね。





イシヤマ ヒロコさんには、2018年4月の開廊記念企画「あらたなはじまり展」
第Ⅰ期「アートの風」にご参加いただきました





ステンレスの板の上に乗り、宙に浮かんだフェルトの作品は
忘れがたい印象を刻んでいます





枠にとらわれない自由なフォルムの大作が魅力のイシヤマさん
今回は実用の品々ですが、その世界はおそらく変わることなく
掌から無限の世界へ、いざなってくれるのではないかと思います

どうぞおたのしみに



2020年8月22日土曜日

千秋楽「THE ドラえもん展 NIIGATA 2020」等

お盆明けもますますの猛暑日が続き、コロナ対策も継続の日々、
皆さまいかがお過ごしでしょうか




いましばらく夏季休廊中のたびのそら屋ですが、
館内では以前お知らせした ⇒ 「工房このすく」の活動が始まり、
ギャラリー側は閉じていても、工房にはメンバーの出入りがあって、
新たなものを生み出すひとたちの、熱気ある息づかいが感じられます


個人的には、シゴトと暮らしとあれこれしつつ、
折々に展覧会にも出かけたので、ブログでご紹介できたらよかったのですが、
感動が大きければ大きいほど、書き出すと没入してしまうので… 
休暇中は、まずは手足を動かすことを優先させて、ブログ書きは控えて過ごしました


でもひとつだけ、
会期延長されていた新潟県立万代島美術館での「ドラえもん展」
ついに8/23(日)が最終日なのですが( ;∀;)

殊のほか、よかったです!
行くのを迷ってた方はぜひ!




私はドラえもん自体にはそれほど思い入れがないのですが、
好きなアーティスト、気になるアーティストが幾人も参加されてましたので・・・
ミーハーごころも大満足

※館内作品は一部を除いて大半が撮影可でした




初めて生で間近に観れた村上隆作品の圧巻だったこと




奈良さんのコーナーは、ただもうずっと観ていたかったし




しりあがり寿センセイ、
ご出展は映像作品で撮影不可でしたが
すばらしきグッズのおかげで展覧会の余韻が続いています


***


ともかく現代アートの作家たちに唸らされました
東京に行けなくてもこんな素晴らしい展覧会が県内で、
「密」になることもなく、ゆっくりじっくり観れることのしあわせ




万代島美術館の次回展覧会は、10月10日からの「ルート・ブリュック」展
こちらも今から大変楽しみです
昨年、県外を巡回していると知った時、とても惹かれたけれど行けなかったのですが、
まさか新潟で観れるなんて、うれしい!


「大地の芸術祭」の里「越後妻有2020夏」は、一部はお盆で終わりましたが、
(「奴奈川キャンバス」の「風の記憶」展、とてもよかったです!)
今月末まで土日のみ開催中の「ギャラリー湯山」等、要チェックな展示はまだまだあって、
とても行ききれるものではありませんが、
行くことのできた展覧会、そしてその道中を堪能したいと思います

そうしてこの夏のアート・シーンを満喫したら、
さあ、秋を迎えに




2020 SEPTEMBER EXHIBITION 
クラシニトモル

9/10(木)~ 22 (火祝) ※16(水)休廊日
OPEN 11:00~17:00

(会期中の金・土は18時まで・最終日は16時まで)




【出展】

◆イシヤマ ヒロコ  /  ハンドフェルト・七宝

◆vickey'72  /  ランプ・真鍮のアクセサリー・植物のオブジェ

◆齋藤伸絵 / 紡ぎと織りのマフラー・ストール・バッグ

◆星名 泉  /  ガラス


来週は作家と出展作品の一部をご紹介いたします
どうぞおたのしみに