5/10開幕の展覧会《 染め 織り 縫う 編む 》出展者のご紹介4人目は、
染め、織り、縫うを手掛ける山川菜生さん。
山川菜生 / YAMAKAWA Nao
Instagram@nao_03_sato.yama
▶在廊日 5/10、17(両日とも終日)
【略歴】
小千谷市生まれ。
「アルスシムラ」で植物染料による染色と手織りを学ぶ。
京都市内の染織工房で三年間研鑽を積んだのち、故郷新潟へ。
県内の短大で染織や色彩の授業を担当する傍ら、作品制作を行う。
【メッセージ】
植物で染めた絹糸を用いて、手織りで作品を制作しています。
植物の色に向き合うと、思いがけない気配に出会います。
シンプルな平織の繰り返しの中に、色の重なりやゆらぎが現れ、
素材と手のやりとりから、風景が立ち上がってきます。
そのゆらぎごと受け取りながら糸を染め、織りなしています。
そうして生まれてきたものを内包したまま、
布として在ることを大切にしています。
近くで見たり、少し離れて眺めたりしながら、
自由に楽しんでいただけたら嬉しいです。
山川さんは、略歴にあるように現場での研鑽を経たのち、短大で教職に就きながら、長岡造形大学大学院博士(後期)課程に在籍しておられます。
多忙を極める日々の中、個人としては初めてとなるご出展をお引き受けくださいました。
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そうした貴重な出会いはどこから、、、 と、しばしばお客様からお尋ねいただきますが、このたびも同大学の小松佳代子教授とのご縁でご紹介いただきました。
大学とは信濃川を挟んだ最寄り位置するとはいえ、学生の皆さまとの出会いや交流の機会は非常に限られています。
そんな中、小松先生は、ちいさいながらも長岡の街角に開かれたこの場を意義あるものとして大切に思ってくださり、研究室に在籍する学生の皆さまを折々にご案内くださいます。
これまでも小松研究室から博士になられた竹本悠大郎さん、南雲まきさん、長島聡子さんから、たびのそら屋で作品やその研究について触れさせていただく機会を頂戴しました。
(大学のサイトに皆さまの修了展の内容がアーカイブされたページがありましたのでリンクさせていただきます⇒★
4月の《海辺にて》では修士(前期)課程2年の下澤亮太さん、廣田勘太郎さんにご出展いただきました。
学部生を含む在学生の皆さまにご出展いただくのは、来たる卒業・修了時の集大成を、長岡で縁のあった多くの皆さまとたのしみにしたい気持ちからでもあります。
更に言語化(論文化)することに重きを置く研究者たる作家の方々にご出展いただくことは、新たな視座との具体的な出会いであり、美術・工芸がひとの世に在ることの意味を問うものでもあり、貴重な学びの場が、地域にもたらされる出来事でもあると感じています。
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山川さんにも作品だけでなく研究の一端にも触れさせていただけるよう、リクエストさせていただきました。
研究対象は植物染めの色彩観や技術的探求のみならず、その周縁(あるいは土台)である担い手や、携わる人々が出会い交わる”場”などにも向かっているご様子ですが、現在、博士課程の2年になられた段階で(博士後期課程の標準的な修業年限は3年間)まだ公開できない部分も多々あるかもしれません。
植物染料で染めた糸を、用途をなす布へと形成していく、その手仕事のうつくしさと厳しさに触れながら、様々な立場で多様な場を経てきた作家ならではの視点と今後の展開に、思いを寄せていただけたらと思います。
お子様のために織った帯には
魔除けや健康を願う意味合いをもつ矢絣文様
日頃の制作では、着物は和裁士さんに、濃藍染めは紺屋さんにとそれぞれのプロフェッショナルにご依頼されるとのことですが、今回は自ら染めた糸を織り、仕立てるところまでを手掛けた帯と被布※ のほか、染糸を用いた作品をご出展くださいます。
※主に七五三の3歳児が着物の上に羽織る、袖のないベスト状の上着
その品々から、染め織りは大切なひとのために、思いを込めて手掛けるものでもあるということにも思い至ります。
そうした思いは、このあとに続く5月の第二弾、
三方舎さんのガズニン絨毯展(5/20~24)にも通ずるところではないかと想像します。
現段階でのご案内はこちらのトピックスの中ほどをご参照ください⇒★
作り手の皆さまにも、染め織りのお品を愛好する皆さまにも、
日頃は着物にも染めものにも縁遠い皆さまにも、たのしんでいただけますように。
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《Tabinosoraya Presents / 染め 織り 縫う 編む》
休廊日 5/14(木)
OPEN 11:00~17:00 ※最終日は16時まで
出展者(出展内容)所在地 / @はインスタアカウント






























