2022年8月29日月曜日

スポンジ/在廊日・作家メッセージ



2022/9/5(月)~18(日)

しんぞう 個展 「 スポンジ 」

open    11:00~17:00  ※最終日は16:00まで
closed  9/8(木)9/14(水)


◆在廊日 

9/5,7(夕方4時まで)、9/18(終日)





◆作家メッセージ


「スポンジ」

日々のことをノートにらくがき。

描いているうちに無意識下の感情が自然と湧き出てくる。

核家族化によるコミュニケーションの不在を出発点に、

最近は女性特有の問題への関心が大きいようです、私の心は。

奥底にある感情は年を経る毎に変化していく。

それを傍観している。

自分はスポンジのようなもの。

時代の空気を含み、吸収したものを、ありのままにキャンバスに吐き出す。

そして作品の中に徹底的に没入する。

そこで何か、真実がつかめる。


 しんぞう


___________________


作家プロフィールはHPをご参照ください。

SINZOW  HP ⇒  
Instagram⇒ @sinzow_art   


今回は、アクリル画と版画に加えて、陶芸作品も初お目見えする予定です。

搬入と開幕までのカウントダウン。






最近ようやく咲き始めた井田英夫さんの朝顔※も、9月のたのしみ。

※昨年書いた記事はこちら⇒(2021/6/19)
その後ちゃんと育ってくれての2年目です。

今年もハラハラする出来事があったのですが、なんとか咲いてくれてホッ。
無事に実りをつけてくれますように。



2022年8月21日日曜日

次回展覧会のご案内「しんぞう個展/スポンジ」

2022/9/5(月)~18(日)

しんぞう 個展 「 スポンジ 」

open    11:00~17:00  ※最終日は16:00まで
closed  9/8(木)9/14(水)

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作家プロフィールはHPをご参照ください。


SINZOW  HP ⇒  
Instagram⇒ @sinzow_art   






皆様、いかがお過ごしでしょうか。

7月末からしばらく猛暑が続きましたが、
お盆を過ぎて、このところ暑いのは晴れた午後のいっときだけ。
虫の音を運ぶ夜風はすっかり涼しくなった長岡です。

  (と、書いた翌日、この夏一番の暑さになりそうな熱波です。



が、熱いです。 
私の胸の内はひたひたと熱いですよ☆ 
        
  (えーっと、8/22午後現在、胸の内だけでなく気温が体温を越えそうです(汗)


待望の、しんぞう さんの個展が迫ってまいりました。





だらり~ん


遠い記憶


ひんやりとした畳


おばあちゃん


漬け茄子の桶の水の青紫


空色のアイスキャンディー


蚊帳の深緑


そこはかとない淋しさ


蝉の声





しんぞうさんには、これまでグループ展に2回、ご出展いただきました。
長岡では初となる今展では、絵画に加えて陶芸作品も展示される予定です。


全館丸ごと、プールに飛び込むみたいに浴びたい SINZOW さんの世界。


どうぞおたのしみに。








◆しんぞうさん、過去のご出展時の紹介ブログ

2021年春の展覧会「hope」⇒ 4/8 up  4/2 up 
2021年9月「このすく展」⇒ 




2022年8月12日金曜日

工房このすく/AIR 04 ルーカスさん

2022.8.4~17

たびのそら屋は夏季休廊中ですが、
隣接する「工房このすく」(入口は建物の手前右側にあります)では、
レドンド・ルーカスさんのアーティスト・イン・レジデンス(AIR/滞在制作)が
期間後半に入りました。(えっ?!もう?!)

8/9~14まで(15~19時)オープンスタジオを開催しています。

詳細は、工房このすくTwitter ⇒ @nagaokaprints




近年、各地で様々なAIRが行われています。地域特性の掘り起こしを主眼とするものや、成果物としての作品展示を最終目的とするものもある中、「工房このすく」のAIRは、運営メンバーである長岡造形大学の小松佳代子教授の研究の一環で、【野村財団・芸術文化】助成のもと、「美術制作者の思考や探求を開示するため」に行われており、その様子を地域の皆様にも公開しています。


昨夏の仲森仁さん(銅版画家)から始まり、秋の畑林和貴さん(ペインター)、今年3月の櫻井あすみさん(日本画家)、それぞれに貴重な制作過程を見せていただき、様々な刺激をもたらしていただきました。





4人目となる今回は、スペインに生まれ、東京藝術大学大学院博士課程を修了し、
現在韓国の啓明大学で教えているレドンド・ルーカスさん。


そのワークについては、ぜひルーカスさんのHPをご覧ください。
https://www.lucasredondobonet.com/


トップ画面右サイドにはYouTubeのアイコンも貼ってあり、
今回の制作の様子がアップされています。





長岡の街に出て、モチーフと遭遇し、
描く前の大切な行程のワンシーン




リアリズムが好き、と言うルーカスさん。

それはただ写真のように巧みな写実で描くことではない、ということを伺いました。



確かに、彼の作品が画面越しにも与えるインパクトは、
写真のように描かれているからだけではない、と感じます。


グラフィックスでも肉筆のように描くというルーカスさん。
韓国の大学では絵画の基礎を教えているとのこと。

画像でみせていただいた「写真のように描く」授業での学生たちの作品が
とても「上手」で感心したのですが、

それは誰でも描ける、という”技術”を経験させたのであり、

「大事なのはそこじゃない」ということを理解してもらうための授業であるとのこと。


(嗚呼、それはまさに昨年の「Pegasusの会展」の折、
専門学校でデッサンの講師を務める近藤充先生が話題にしておられたことです。


オリジナルの ”フィルター” こそが重要で、
それこそが人生の醍醐味であり、興味深いところ。

ルーカスさんのフィルター、私にはまだまだ謎です。


作品の完成はレジデンスの後日で、どんな形でお披露目されるか未定ですが、
完成形と対面する前に、ぜひ制作過程と作家本人に、出会っていただけたらと思います。


8/9~14まで(15~19時)オープンスタジオ開催しています。


ルーカスさんは日本語バッチリです☆
英語・スペイン語を話したい方もどうぞ。





このパタパタが出ている時は「工房このすく」のオープンスタジオ。

気軽にお立ち寄りください。






版画・絵画の制作の場であり、文化事業の場でもある工房このすく。

この日の夕方からは、お仕事上がりのメンバーも来てそれぞれの制作をしておられました。

こんな時もオープンスタジオ開催中は welcome☆ とのことです。



8/12(金)は、版画をしたことがないというルーカスさんに、
このすくメンバーの岡谷敦魚さんがレクチャーをしてくださる予定とのこと。

オープンスタジオは15時からですが、
16時頃までですとその様子も見学できるかもしれません。


ルーカスさんの初版画を拝見できるのも、たのしみにしたいと思います。



2022年8月9日火曜日

スピンオフ①私も影りたい《open》

私の”影好き” については Instagram でしばしば書いています⇒
差し込む光の強い夏は、影もくっきり、うつろいの醍醐味が増し増しです。

雨天・曇天の多かった《ヤマノヨブコエ》会期、
晴れた日の夕暮れ時は、枝葉をえがく影と作品の饗宴から目が離せませんでした。

閉幕翌日は、所用を終えた夕方から松田路子さんへ返却するための梱包作業。
名残り惜しみながら、最後のキラキラタイムを満喫しました。


その翌日は、送り出した作品が無事に届くまでの緊張感を残しつつ、
少しほっとした夕暮れ、

今度はお渡し待ちの作品とのキラキラタイムをうっとりと過ごしておりましたら、


背後から

「私も影りたいです」と。。。





蓑輪朋和さん作品《 open 》個人蔵


Oh!

所有するお客様へのお返し待ちでギャラリーに残っていただいておりました、
私も愛着のある、大好きな作品《open》!


そうでしたね!
今回は西日のささない側に展示されていましたものね。

(;'∀')ごめんごめん

撮りましょ、撮りましょ、





西日、間に合った~~





良い影、出てますよ~~





満足☆





松田路子さんと娘さんのコラボ作品(左上・たびのそら屋所蔵)とのツーショットも撮りました。


路子さんのこちらの作品は、蝋が用いられているので、念のため西日の当たらない位置に展示していました。


これまで自宅に飾っていたので、ギャラリーでは初お披露目。
幾人ものお客様から大変、関心を寄せていただきました。







《ヤマノヨブコエ》では、立体作家のお三方には、うつわとオブジェ、
両方をご出展いただきました。


目の前に在るときだけでなく、
無い時にも、こころの奥底に感ずるものの在ることを味わう
展覧会アフターです。



2022年8月8日月曜日

【御礼】こだまするヤマノヨブコエ

7/12~24に開催いたしました2022夏の展覧会《ヤマノヨブコエ》は
お陰様で、大変にぎわいながら、無事に閉幕いたしました。


閉幕から2週間。
まだ続いているような気持ちの中で過ごしています。






長島裕子さん《 茗荷 》 T.P Ⅰ

(好みの色合いに出来たので出展作となったというトライアル・プルーフ)



展覧会アフター、矢尾板克則さんと松田路子さんは、それぞれ即座に次の出展準備に向かわれ、

南雲まきさんは入選された公募展「フィレンツェ賞展」※が開幕(新潟会場は7/30~9/11)
※詳細は雪梁舎美術館HPをご参照ください⇒


長島裕子さんと蓑輪朋和さんの手元では、オーダーのための制作が続けられ、

私は順次、お客様に作品のお渡しをしながら、改めて展覧会の感動を聞かせていただく日々。





松田路子さん 《包まれて眠る/雨雲と砂漠》 作品部分



《ヤマノヨブコエ》に応えて出展してくださった
《ヤマノヨブコエ》的な作家の皆様の作品が放つ、声なき声が、

お客様に届いて、
お客様のうれしい気持ちが、また作家のもとに返ってくる。。。


そのこだまするところに、居させていただくことの、しあわせ。


それは今回に限ったことではなく、どの展覧会でも感じてきたことで、
展示して終わり、販売して終わりでないこと、

この4年半足らずの中で感じてきたことを、改めて、
確たるものとして、感じさせていただいた展覧会でした。







蓑輪朋和さんの鎚起銅器のマグカップは、引き続き
9月の展覧会会期中の喫茶室カウンターでご覧いただける予定です



その後、うれしいことに売約済となり、
9月の再展示はされないことになりました。ご了承ください。







南雲まきさんの展示を通しては ”新たなはじまり” がいくつもあって、
幾重もの輪が、水紋のように広がっていくようでした。


今思うことは余韻ではなく、これからも更に生まれていくことの確かな予感。


湧き続ける泉の、瞬間 の《みずのかたち》を拝見した気持ちです。

冒頭で触れた、油絵の大作が展示されている「フィレンツェ賞展」も、
併せてご覧いただきたいです。







今回のカウンターを彩ってくれた百合の花は、兄が職場で頂戴したのを、
たくさんの方に愛でていただけるようにと、ありがたくこちらへいただいたものでした。


会期末までもってくれることを願いながら、
次々と大輪が開き、香り、順番に生ききっていくのをみていました。


最終日、まさに最後の一輪が、散るのを耐えるように咲き残り、
共に閉幕の時を過ごしてくれました。





閉幕の翌朝のみごと


ブログでご紹介したいことは多々ありましたが、今回は力尽きて書ききれませんでした。
スピンオフとして、後日いくつかアップするかもしれません。


直接、展覧会を体感して楽しんでくださいました皆様、どうもありがとうございました。

SNS等で発信してくださいました皆様、
DM設置等にご協力くださいました事業所の皆様、
どうもありがとうございました。


《ヤマノヨブコエ》な作家の皆様、そして喫茶室特別展示で、
南魚沼の源流より流るる《みずのかたち》を届けてくださいました南雲まきさん、

素晴らしい展覧会をどうもありがとうございました。






矢尾板克則さん《 水色の小屋 》


次回展覧会は、9/5より しんぞう個展「スポンジ」

わっくわくの展覧会です☆

詳細は改めてご案内いたします。

どうぞおたのしみに。