2021年2月28日日曜日

春の展覧会のご案内

2021 SPRING EXHIBITION - hope 

3.29(mon)~ 4.11(sun)
OPEN 11~17 ※最終日は16時まで
CLOSED 4/1(thu)・7(wed)





《ギャラリー》

◆さかいともみ(長岡市)油彩

◆高橋佐紀(新潟市)アクリル・色鉛筆

◆しんぞう(新潟市)アクリル・版画


《喫茶室》

◆ken SAKAMOTO(千葉県)オイルパステル・アクリル

◆近藤実可子(新潟市)刺繍


+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +



開廊3周年の春のテーマは【希望】です

無いものを願う願望ではなく、そこに確かに在る希望


それは
平面に果てしない世界を見出すことと似ているように感じます



コロナ禍の一年で気づかされたことがたくさんあります


それらは全て一瞬前からの地続きで、
不意に天から降ってきたように思えるものもありますが
受け取ることのできるわたしになるために
今日までのひとつひとつの出来事があるのだと感じます



今年は改めて平面作品の世界に親しみたい心境で、
県内外5名の作家による様々な手法の ”絵画” 展で、4年目を幕開けします


例年であれば(私の個人的な嗜好から)立体・工芸作品も織り交ぜてきたところ、
今回は初めて平面作品のみでの企画展です


その世界に感じる奥行や起伏を想像するにつけ、
実作品はいつも想像を軽々と越えていくことを思って、胸が高鳴ります


皆様にも、存分におたのしみいただけますように


作家紹介や在廊日などは、また順次アップいたします


++++++++++++++++++++


◆新型コロナ感染防止については、状況を判断しながら、従来通り基本的なことに心掛けてまいります


◆ちいさい子どもさんも、ぜひ一緒にお出かけください


窓のあるギャラリーと喫茶室、両方が展示会場です
喫茶室も通常通り営業いたしますので、観にくい場合もあるかもしれませんが、喫茶のご利用のないお客様も、どうぞゆっくりと喫茶室の展示をおたのしみください


◆喫茶室では今回もスペシャルな「旅コーヒー」を予定しています


◆晴れた日にはテラス席をご用意いたします


ギャラリー窓から見える桜の木は日当たりがよいのか例年、周囲より少し早く開花します
今年も会期中に見ごろを合わせてくれるでしょうか

厳しい冬を越えた枝先を見守ります





対岸の土手の雪はほぼ消えて、
メゾン裏も残り少なくなりました



2021年2月1日月曜日

【御礼】近藤綾ガラス展2021

2021/1/15〜27に開催いたしました「近藤綾ガラス展~2021~」と、
同時開催の「さかいともみ・ちいさな記憶展」は、
平日の最終日もうれしいご来訪をいただきながら、無事に閉幕いたしました





作家の挑戦と模索が現れた作品は、
未来の輝きをも内包しているように感じられました

綾さんの在廊日をめがけて会場を訪ねて下さる旧知の方々との様子に、
彼女のこれまでの道のりを感じ

初めて作品を観て下さる方、手に取ってくださる方とのやり取りに、
彼女がガラスを通して表現したいものと、届けたいものが伝わってくるようでした




大らかさと繊細さを併せ持ちながら、

〔もよう〕のひとつひとつを愛おしむように、
出会うひとのことも、ちいさな出来事のひとつひとつも、大切にこころに刻みながら、

その道を切り拓いていくひとだと思いました




それは喫茶室に絵画を展示してくださった さかいともみ さんにも思うことです

自らの制作の追求に、近藤綾作品へのオマージュと作家と会場への想いを折り混ぜ、昇華させた作品は、
館内に絶妙なハーモニーと奥行をもたらしながら、


やはり彼女ならではの世界として、観るひとのこころをひきつける様子は、
とても印象的でした





 ”開拓” は自らのためでありながら、

その情熱の発露が世にもたらすもの、ひとのこころに届くものの決して小さくないことを

今回も確かめるように、

そしてもう確かめなくていい、と確信を掴むような気持で、

過ごさせていただいた会期でした




年明けから厳しい寒波・降雪が繰り返しているこの冬ですが、
最も穏やかな天候の頃合いの開催となった奇跡的な天の采配と併せて、

「新潟日報」さんの紙面でご紹介いただけたことも、大変ありがたいことでした


外出をためらうような道路事情の日も多々あった1月ですが、
おかげ様で、年齢問わず、たくさんのお客様にご来訪いただきました




新潟日報朝刊 2021年1月19日 付



美術館などでDMを見て初めてお越しくださった方や、
人づてに勧められて来てくださった方々も複数おられ、

この冬の季節にも心惹かれるものに足を運ぶ方々が
たくさんいらっしゃることのあたたかさにも励まされました






うれしい笑顔たくさんの展覧会でしたが、それは会期が始まってみての結果であり、


「ガラスのボタン」に込めた覚悟と、この度の個展開催には
どれだけの重圧があったことか


みなさまのお陰で、作家のうれし泣き笑いでしめくくられた最終日でした




長いご報告の最後になりましたが、

遠路から、あるいは雪道を歩いて、ご来訪くださいました皆様、
開催をインフォメーションしてくださいました皆様、
そして素晴らしき展覧会を開催してくださいました作家のおふたりに、
こころより感謝御礼申し上げます

どうもありがとうございました




作家の情熱をもって始まった展覧会は、
たびのそら屋にとって2021年の始まりの展覧会であり、
ギャラリー3年目をしめくくる展覧会でもありました

2018年4月の開廊からのすべての展覧会を思い返しながら、
言葉にしきれない思いとともに、いましばらくの冬の日を過ごします

春と、新しい一年のための準備をしながら





2月は冬季休廊です


次回展覧会は、3月29日より

2021 SPRING EXHIBITION ー hope -


5名の作家による「絵画」の展覧会を開催いたします


どうぞおたのしみに