2021年3月30日火曜日

旅コーヒー・Kakuya Coffee Stand さん

SPRING EXHIBITION - h o p e - 

2021/3/29 ~ 4/11   ※ 4/1・7 休廊日
OPEN 11~17 ※最終日は16時まで




展覧会開幕の朝に開花したメゾン裏の桜。
その日のうちにどんどん開いて、二日目には早くも五分咲きを過ぎる勢い。対岸の桜も開花しました。ちょっと目を離した間にも景色が変わっていきます。これから川向かいのお宅が見えなくなるくらいの、桜尽くしになります。






喫茶室は初日からうれしいご来訪をいただきました。
冬季休廊を経た2か月ぶりの開廊、しかも月曜開幕。スロースタートを予想しつつ、ドキドキしながらの開幕でしたが、うれしい再会の続いた一日。思いがけず3周年を祝っていただきながら、4年目がはじまりました。




今回の喫茶メニューの「旅コーヒー」は、千葉県船橋市にある「Kakuya Coffee Stand」さんのお豆です。

今展に千葉からご出展いただいた坂本建さんに、kenさんお住まいの千葉の風を感じたく、好きなコーヒー屋さんがありましたら… とお尋ねしたところご紹介いただきました。


HPを拝見してもうシビレました。ビビビ


「珈琲屋台で全国を周ることからはじまった」というKakuyaさん。
今は素敵な店舗を構えておられます。

お豆のラインナップは、常時厳選1種類!
定番で置いている豆はなく、仕入れた豆が終わるとまた次の豆を仕入れるとのこと。
その時「自分が飲みたい」と思った直感を大切に、直感を頼りに3〜5種類の豆を選び、生豆の状態をみて、全て同じ焙煎具合で焼いて、試飲をして一つを選ばれるとのとのこと。


素敵です。わくわくします。
そんなふうにセレクトされた、その時の出会いのコーヒーをいただけること。
日頃は通販はされてないとのことでしたが、快く注文をお引き受けくださいました。







今回のお豆

◆ブラジル・ミナスジェライス州アルフェナス地区・モンテアレグレ農園
品種 アカイア、カツアイ、精製方法 ナチュラル


同じ豆で焙煎違いもご用意いただけるとのことで、中深煎りと、中煎りの2種類をお願いしました。


◆中深煎り 
上品でやわらかい口当たりでビターチョコレートのような味わいです。
少し冷めてからより味がしっかり出てきます。


◆中煎り
やわらかい酸味とナッツのような香ばしさと甘さが特徴です。


*****

同じお豆で焙煎違いの味比べ。私はどちらのお味も好きです。
中煎りはジューシーさが残っていて、甘みもあって春にピッタリ。
中深煎りは、重くはないけれど落ち着いた満足感があります。


お豆のやわらかい味わいの個性が生かされた Kakuya さんの焙煎。
どうぞおたのしみください。





Ken Sakamoto
「アイデンティティの交差点」

実作品、かなりかっこいいです




喫茶室にはしんぞうさんのオリジナルTシャツと作品集、一番奥の棚には、しんぞうさんの版画作品を展示販売しています  → 3/29 小さいアクリル画が追加されました

しんぞうさんと、さかいともみさんのポートフォリオ(作品ファイル)も設置しています。
どうぞゆっくりとご覧ください。






まさかのお祝いケーキと、まさかのこころやさしき岡本太郎犬


いちごみっつにひと粒乗って
まさに3周年と4年目を掛け合わせたみたいなケーキ


中にはゴロゴロゴロと更にいちごが入っていました


見えるところだけではない日々


***


ちなみに喫茶室のメニューにスイーツはありません
小さな甘いものを添えたお飲み物のみです
あしからず



2021年3月29日月曜日

hope展/開幕そして開花

 SPRING EXHIBITION - h o p e - 

2021/3/29 ~ 4/11   ※ 4/1・7 休廊日
OPEN 11~17 ※最終日は16時まで




maison de たびのそら屋、2021年春の展覧会「hope」本日開幕です。

力強い作品が揃いました。
全容は改めてご紹介していきますが、なにはともあれ会場で、実作品のちからを感じていただきたいと思います。

今回は壁面展示のみですので、ちいさい子どもさんもぜひ、一緒におでかけください。

低い位置に展示している作品もありますので、作品に触れることのないようにだけ、保護者の方にはご注意・ご配慮をお願いいたします。






【 作家在廊予定 】 ※ 都合により変更される場合もございます。


◆さかいともみ 

3/29(午後)・31(~16時)・4/2(午後)・3、4、6(終日)・8(午前)・9~11 

◆しんぞう 
3/31・4/2・8・9・11 (各日11:30~16:00 の間)

◆近藤実可子 4/11






そして3/29本日、裏の桜が開花しました!

昨日はあたたかい雨で、ちょっと見ていない間にもつぼみが膨らんでいくようでしたが、今朝、枝先から開花していました。写真ではわかりにくいですが、もう何輪も咲いています。


たびのそら屋、4年目の始まりです。

今年度も、この空間でのひとときをおたのしみいただけますように。



**************


◆館内は従来通り、基本的な衛生管理につとめています。

・せき、発熱の症状のあるお客様はご遠慮ください。
・ご入場の際は、マスク着用の上、入り口の手指消毒にご協力ください。
・緊急時対応のため、ご連絡先のご記入をお願いします。




2021年3月26日金曜日

hope展/作家略歴②喫茶室

SPRING EXHIBITION - h o p e - 
2021/3/29 ~ 4/11   ※ 4/1・7 closed

◆今回は喫茶室も「hope」展の会場です。
喫茶室には2名の作品を展示いたします。




Ken Sakamoto  / 坂本 建


2021 絵本の製作をはじめる。柔軟思考な子どもの邪魔をせず、自らストーリーを膨張させられる作品を心掛けてます。本展覧会ではその製作中の絵本の一部を展示させて頂きます。

HP 
https://kensakamoto.com/

Instagram 
https://www.instagram.com/ken67sakamoto/?hl=ja



【略歴】

1976年6月17日  USA生まれ・千葉県在住
クレヨン・パステルを使用したスクラッチアートを描く。


【受賞】

2018年 第48回「純展」奨励賞
2015年 世界堂『世界絵画大賞展』入賞


【個展】

2021年
3月「KenSakamoto 個展」(浜松市・パンカフェ珈琲香爐)


2020年
12月「映画のような未来 2nd」(新潟・ARTギャラリーHAFU)

7月 「KenSakamoto 個展」(本八幡・Space3416)


2019年
12月「3番キャッチャーさかもと展」(本八幡・Space3416)

10月「映画のような未来」(新潟・ARTギャラリーHAFU)

9月 「9月に願いを」(早稲田・ドラードギャラリー)

7月 「KenSakamoto 宇宙船に乗る」(京都・hatoba gallery) 

6月 「KenSakamoto 個展」(船橋・音浴gallery猿風呂)

3月 「Warp! Warp! Warp!」(六本木・カフェフランジパニ)


2018年
12月「にばんせかんどさかもと展」(本八幡・Space3416)

10月 初個展「ぜろたすいち展」(早稲田・ドラードギャラリー)


他、2020年 Live Paint 黒蜥蜴の館 (錦糸町シルクロードカフェ)、2017年「Onishi Galleryグループ展(ニューヨーク・チェルシー地区)など、多数出展。






近藤実可子
 / KONDO  Mikako

希望を見いだしたり失ったり、
迷いのただなか にいながらも
なくすことで進もうとする小さな決意がありました

いつか、これで良かったのだと思うために
刺繍の時間に寄り添ってもらい昇華できるように
各々の揺らぎに励みや寄り添いとなるような希望の絵を
今に素直に、目指しました


【略歴】

新潟県生まれ
2015年頃より個展、企画展など多数
展示、刺繍小物、手縫いイラスト、刺繍本 等

Instagram
https://www.instagram.com/mikako_kondo/?hl=ja



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◆たびのそら屋ではこれまで、立体作品の展覧会の折に、展示物の無い喫茶室の ”壁面” に展覧会イメージと合う作家の平面作品を、あるいは逆に平面作品の展覧会の折に、喫茶室奥のガラス棚に立体作品を(いずれも関係作家に主旨をお伝えした上で)「特別展示」させていただき、作品世界のハーモニーによって、展覧会をより一層楽しんでいただく、ということを試みてきました。


今回の喫茶室の展示は、そうした意味でのプラスアルファ的な楽しみとしてではなく、こちらも「hope」展の出展作品です。


喫茶室は通常通り営業いたしますので、ご覧になりにくい場合もあるとは思いますが、どうぞ奥の棚の作品まで、ゆっくりとご高覧ください。

maison de たびのそら屋



2021年3月24日水曜日

hope 展/在廊予定・作家紹介 ① ギャラリー

SPRING EXHIBITION - h o p e - 
2021/3/29 ~ 4/11   ※ 4/1・7 c
losed

【 作家在廊予定 】 ※ 都合により変更される場合もございます。


◆さかいともみ 

3/29(午後)・31(~16時)・4/2(午後)・3、4、 6 (終日)・8(午前)・9~11 

◆しんぞう 
3/31・4/2・8・9・11 (各日11:30~16:00 の間)

◆近藤実可子 4/11




さかいともみ / SAKAI  Tomomi


あるように感じたけれど、意識を向けると見失ってしまうような、
見えないけれど、でもどこかにあるように感じるような、
そんな不確かで、何と明確に区別されないものの世界を
「0と1の間」と呼び、描いています。


今のわたしが想像できる「希望」は、
大きな眩しいものではなくて、
例えば小さなお気に入りのキャンディーが、
握っているカバンの中に入っていると思うこと。
そんなささやかなものかもしれないと思っています。



Instagram 
https://www.instagram.com/tomo0to1/?hl=ja



【略歴】 

新潟県三条市生まれ
2011    長岡造形大学 卒業 
2020    長岡造形大学大学院 在学中

                

2018    
エックス展maison de たびのそら屋) 
 

2019
VUCA Exhibition Vol.4Looking for my favorite.(Gallery & Cafe VUCA)  
三人展 〜はな・みず・き〜 (Gallery & Cafe VUCA)

2020
VUCA Exhibition Vol.7『水そよぐ風せせらぐ』(Gallery & Cafe VUCA)
このあたりのこのすく展(工房このすく)
Stories 5つのものがたり(楓画廊)

2021
doppele 岩本彩花×さかいともみ 2人展(医学町画廊)
第十回 白雪ノ会展(ギャラリーみつけ)




高橋佐紀 / TAKAHASHI  Saki


ものの形ができる時、他のものの形も作られていきます。
ひとつが変化すると、周りのものも少しずつ影響を受けます。
変わっていく輪郭と、もの同士の関係を考えています。


【略歴】

新潟県新潟市生まれ
長岡造形大学卒業
絵画・イラスト・まんがなどを制作







しんぞう / SINZOW


自分の身の回りのモチーフを使用し、制作をしている。

普遍的な感情を表現したいと考えていて、ドローイングを繰り返し、シンプルな形に落とし込む。

そして画面に向かうが、困ったことにこれが予想通りにはいかない

頭の中にあるイメージとは違うものが絵具から滲み出る。

時に、思いがけず美しい色や線が現れることもある。

そんな時はもともと持っていたイメージを捨て去り、今この瞬間を優先する。その方が面白いからだ。

私にとって絵の中で起きていることは、この社会で起きていることと同じです。

全て自分の理想通りにはならない。他者とかかわることによって予想外の方向に人生が進んでいく。

こちらが一歩引くことで、自分が思い描いていたもの以上の輝きが得られることもある。

絵具、支持体、水。それらを他者に置き換えて、絵の中で社会と関わる。

それが今、現実を描くことにつながる。






【略歴】

1974年 横浜市生まれ。新潟市在住。
1997年 武蔵野美術大学油絵科卒業。

               

◆賞・入選歴

2010年
「第29回損保ジャパン美術財団・選抜奨励展」入選 損保ジャパン東郷青児美術館


2009年
アミューズアートジャム2009」入選 京都文化博物館 


2008年

「アミューズアートジャム2008」入選 京都文化博物館
「タグボートアワード」入選 クレアーレ青山アートフォーラム
「第44回神奈川美術展」入選 神奈川県民ホールギャラリー


2001年
「芸術道場GP(GEISAI)」銀賞 東京都現代美術館


1997年

「第2回アート公募」入選 SOKOギャラリー/東京



◆個展

新宿眼科画廊(東京)、DAMギャラリー(韓国)、福住画廊(大阪)、ギャラリーsfera (京都)、砂丘館(新潟市)、新潟絵屋(新潟市)、ギャラリーみつけ(見附市)など


◆グループ展・アートフェアなど多数出展


◆詳細な履歴はしんぞうさんのHPをご参照ください


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◆しんぞうさんは、只今、新潟絵屋さん(新潟市)にて個展を開催中です(3/30まで)
しんぞうさんの描くこの時代の陰に思う陽・・・ とつい脱線してここで感想を書きたくなる気持ちを「hope」展の開幕を待ちながらあたためたいと思います。
ぜひ新潟と長岡、両会場の作品をご高覧ください。


⇒ 作家紹介②に続きます 


2021年3月22日月曜日

コロナ禍の一年

2021年春の展覧会が近づいてきました 。

不安いっぱいで過ごした昨春のことを思い出します。





深刻さを増していく新型コロナの報道から目が離せなくて、オロオロしながら出展作家たちと相談し、気持ちを合わせ、政府や自治体の見解をもとに開催を判断したものの、対策は何をどこまですればいいのか、マスクも消毒液も品薄で高騰し、殺伐としたニュースも聞かれる中、


お客様の気持ちは、、、

作家の気持ちは、、、



起こりうることに備えるのがつとめゆえ、答えのないことを考えて、考えて、、、
 
そして、 動揺を加速したり閉塞感を強める側にならない在り方、を模索しました。



「もしも」を思えば緊張感は途切れることなく、得も言われぬ重圧からくる緊張で疲弊した日々。

(今も解放されることなく厳しい現場に居る方々がおられることを、忘れまいと思います)


消毒液を設置した入り口、不慣れなマスクでのやり取り、それまでより詳細な連絡先を個別の用紙に書いていただいたり、作品についてお伝えする会話も控えがちに、消毒や換気はさりげなくするがいいのか、わかるようにするのがいいのか、、、


疲れました、疲れましたが結果、素晴らしき春であり、素晴らしき一年でした。



模索と緊張の日々の中でちからをくれたのは、

どんなときにもこころ惹かれるものを求めてお越しくださるお客様方と、

自らの表現の追求のために手を止めることのない作家と、

その結実であるひとつひとつの作品と、

変わらず四季の営みをみせる外の緑たち。


ここにあるもの全てでした。



なんというしあわせなことかと思います。


お客様の反応から教わること、励まされることの多さは、翻って私に「アートのチカラ」と、そこにある「希望」を感じさせてくれました。


不確実さに翻弄された一年だからこそ、そんな中でも揺らがないものに出会えたのかもしれず、特別な思いを刻んだ一年でした。



この春も様々に気の抜けない状況が続いていますが、引き続き基本的なことを心がけつつ、マスク越しのスマイルを交わしながら、この場所でできることを大切につとめます。


3月29日(月)11:00~ 春の展覧会「hope」開幕です




3/22 雨上がりの曇天

メゾン裏の桜は遠目にもわかるくらいに蕾が膨らんで、
もうほんのりと赤みを帯びてきました




3/23




もう、カウントダウンです


冬の間、荒涼としていた川べりには
青々とした下草が勢いよく芽吹きだし

柿川の春の はじまりです