近藤綾さんと同じ場を過ごしてほしい、と思った方がもうおひとり。
今年の2月に出会った長岡造形大学(当時3年生 / 現在4年生)の村越日生子さんです。
Instagram @ichi_hinako
作品も、どんどん更新。
当初は完成品として価格をつけて展示する予定でしたが、あまりに薄い部分があり、再度の制作を試みてくださったのですが、思うように再現できなかったとのことで、非売品としての展示になりました。
日々の挑戦の過程を見せていただけていることが、とてもありがたいです。
硝子・新聞紙・銅媒染液・鉄媒染液(2021)
「つつむ」
硝子・新聞紙・銅媒染液・鉄媒染液(2021)
今年の年明け、たびのそら屋から柿川の上流に向かってほど近い、渡里町のシェアアパート「416 STUDIO WATARIMACHI」の一室と、隣接する蔵の2階を会場に、長岡造形大の学生たちが、何回かに分けて自主的な学外展示を開催していました。
コロナ禍で、一般市民の入館が規制された大学内から、街に出て発表活動をしてくれることにうれしさと頼もしさを感じながら足を運び、拝見した中でとても印象的だったのが、ちょうど在廊しておられた村越日生子さんの作品と展示でした。
この方はどんな道を選んでいくのだろう、と気になりました。
卒業後もガラス制作を続けていけるか、迷いながら、自分の道を拓こうとしている様子に、もしかしたら近藤綾さんも、こんな学生時代を経てきたのだろうか。。。と想像しました。
ガラス作家としての道を、模索しながら少しずつ切り拓いてきた綾さんと、同じステージで同じ時間を過ごす中で、何かのヒントや、これからにつながる励みに出会うこともあるのではないかと、僭越ながら思い描いたふゆの日でした。
会期を通して、彼女が常に手を動かし、思索し、自らを更新していく様子を垣間見ています。
WATARIMACHIの展示に向かう途中の柿川。
あの時の展示でも、日生子さんはできる限り在廊されていたのだなあと、
2021 DECEMBER EXHIBITION ー g i f t ー
2021/12/6(mon)~19(sun)
OPEN 11:00~17:00 ※最終日は16時まで
CLOSED 12/9(thu)・15(wed)
どうぞ足元にお気をつけてお出かけください。