2021年12月18日土曜日

綾さんで始まり、綾さんで終わる一年

2021年は近藤綾さんのガラス展で幕開けしました。

Instagram @ayaayita_glass
Instagram @ayakondo_glass



その展覧会で綾さんのガラスの小皿を、ウッドデッキに出て太陽にかざして眺めてくださっていたのが、旧知の作家・momocoさんでした。いつか綾さんとmomocoさんが作家同士として、同じ場に居てくださったらいいなと思ったことが今展につながっています。

(以下、画像は今回の会期中のものです)





「おそらのプレート」





「うみのプレート」


昨年12月から年越しの頃は、コロナ禍でと大雪でいろんなことが不確実性を帯びている状況でしたが、綾さんのガラス展と、喫茶室ではさかいともみさんの作品展を同時開催するとあって、新年を迎える気持ちの、なんともいえずワクワクとしてあたたかかったことを思い出します。


「2021年のはじまりに」⇒ 

今年1月のブログでは綾さん・ともみさんの作品をたっぷりとご紹介しています。



「近藤綾ガラス展③彼女の〔もよう〕」⇒

展覧会作品のインパクトや、私の感動が伝わるでしょうか。。。

素晴らしい一年の幕開けをいただきました。


そして春、夏、秋が巡り、、、 新たな冬。





氷面の結晶のような

しずかな もよう






「はるめく」と名付けられた

新潟の早春そのものみたいなプレート







大きなお皿は裏面の模様がほんのりと浮かび上がる

「やわらかなひかり」






1月の個展は、綾さんの制作10年の節目としての決意が込められていました。

今回はグループ展で展示スペースが限られていることもあり、ボタンやおちょこなど小さい作品がメインですが、いろんなところに、この1年の彼女の変化と新たな挑戦を感じます。





ガラスのボタンはひとつひとつ、箱に納められました。


1度しか使えない、そのひとつのためだけの石膏の原型をつくり、
焼いて、型を取り除き、磨いて
ようやく完成する、パート・ド・ヴェールのボタン。


彼女が暮らしの中で飾るようになったという植物が添えられています。





おちょこにも、あらたなフォルムのものが生まれていました。

手前3つの飲み口は、とてもきれいで吞み良いと思います。

(グレーはsold out)





「ユーカリのおちょこ」

側面にはユーカリの実からいただいたフォルム





外側に刻まれた模様や色彩が透けてみえる

「まるもよう」






いずれも日常の中でいつくしんでいただきたいお品です。






そっとお手に取ってご覧ください。






綾さんの色みたい

と思って見上げることの多い冬の空





やさしい色の風合いや、肌ざわりは、このパートドヴェールという技法ならでは。

光の入り方がやわらかで、あたたかい感じがして好き。

工程がとても多い技法で、自分の性格に相反するものだけど、作品つくってます。



(展覧会に際して綾さんが書いてくれました)






一年の終わりに再び拝見できたうれしさ。


探求の道の、ピリリとした緊張感を分けていただき、
次なる道行きを鼓舞するファンファーレを、共に聞いているような気持ちです。




2021 DECEMBER EXHIBITION ー g i f t ー

2021/12/6(mon)~19(sun)
OPEN   11:00~17:00 ※最終日は16時まで
CLOSED 12/9(thu)・15(wed)


◆ 最終日在廊予定 ※天候により変更される場合がございます。

(昼頃~)村越日生子・山口達己・近藤綾 

(到着時刻未定/遅め)momoco

※最終日は16時にて閉幕です。