◆有元利夫オマージュ『記念版画集』
【収蔵作家】
猪爪彦一、岡谷敦魚、佐藤妙子、高橋洋子、玉川勝之、ワタナベメイ
協賛:中林忠良
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作品と作家略歴、中村玄さんからの問い★への答えをご紹介いたします。
★玄さんからの問い 「画家・有元利夫とは?」
有元をどのように捉え制作したか、背景などについてコメントをいただきました。
ワタナベメイ / WATANABE Mei
《 空間-部屋 》
シルクスクリーン / 油性インク、紙(かきた)
150㎜×150㎜
【作家略歴】
1989 新潟県生まれ
2010 NIIGATAオフィスアートストリート 商工会議所特別賞[’11]
2011 コニカミノルタエコ&アートアワード 入選
2012 大地の芸術祭越後妻有 冬・雪アートプロジェクト(まつだい農舞台・新潟)
2014 Korea International Art Fair(COEX・ソウル・韓国)[’16,‘17,’18,’19]
2017 個展「きみのポートレート」(羊画廊・新潟)
2018 VOCA展 現代美術の展望–新しい平面の作家たち(上野の森美術館・東京)
2019 3331 ART FAIR(3331 Arts Chiyoda・東京)[’21,’22,]
2020 美術にみる 型とシンボル展(北区郷土博物館・新潟)
2023 個展「fig」(GALLERY URO・大阪)
他、個展・グループ展など 多数
現在、新潟市在住
【画家・有元利夫とは?】
有元利夫作品に描かれる空間に関心がある。
そこにはリアルではなくリアリティがある。
舞台装置のような背景に描かれた人物やものがあるこの空間には、
物理的な存在とは異なる世界がひらかれているように思える。
そのような光景を思い浮かべ3DCGで作成した。
この3DCG空間では、それぞれのオブジェクトがジオラマのように配置され、
地平も質量も時間も関係のない状態で浮遊している。
ここでのリアリティとは、どこにあるのだろうか。
そこにはリアルではなくリアリティがある。
舞台装置のような背景に描かれた人物やものがあるこの空間には、
物理的な存在とは異なる世界がひらかれているように思える。
そのような光景を思い浮かべ3DCGで作成した。
この3DCG空間では、それぞれのオブジェクトがジオラマのように配置され、
地平も質量も時間も関係のない状態で浮遊している。
ここでのリアリティとは、どこにあるのだろうか。
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デジタル技術を駆使しながら、手数をかけて幾重もの行程を積み重ねるメイさんの手法。
制作にあたり、まず3DCGでその光景を作成したとのこと。
作品世界が新たなインスピレーションによって解体され、再構築されていく様子を
彼の人・有元は、時空を超えて、”ニコニコと” 見てくださっているでしょうか。
リアルと、リアリティ…
また新たな問いです。