1/15~26に開催いたしました長岡造形大学大学生3名、大学院生5名の展覧会
《 Progres2 》は、穏やかな天候に恵まれながら、無事に閉幕いたしました。
長岡で学ぶ学生たちの、「答え」ではなく「問い」に出会いたい展覧会の第二弾。
今回も、大変印象的な、素晴らしい会期でした。
まだ、ことばにならない、うれしい余韻の中に居ります。
たびのそら屋としては、新年のはじまりであると同時に、
2024年度を締めくくる会期でもありました。
けれど、無事に終えた安堵とも、晴れやかな解放感とも少し違うこのキモチ、、、
若者たちの現段階の模索と挑戦と、
ますますに変容していくであろうみずみずしい感性に触れさせていただき、
8名それぞれに、タイプの異なる躍動感が、いずれも気になって、、、
きもちが鎮まりません (*ノωノ)
2023年の第一弾《Progres》の時は10月の開催でしたが、第2弾の今回は、
新年度が見えてくる1月というタイミングで開催できたことも、よかったことでした。
この春から1年間、博士課程を休学し、勤務先のサバティカル制度で渡英する坪井麻衣子さん、
大学院の修士課程に進学予定の4年生、下澤亮太さんと廣田勘太郎さんについては、
迫る卒業・修了研究展(2/8~11)で引き続き拝見できることがとてもうれしいです、
3年生だけれど既に卒業後のイメージや、絵画制作のスタンスが定まっている様子の吉川環紀さんは、
更にどんな変化をしていくのか、、
修士課程1年の牧田藍さんは、残り1年で新規参入する地域でフィールドワークを予定しているという、
その研究のボリュームたるや、、、
今年はほとんど制作ができなかったくらい、論考のための読書に時間を注いだという内海裕菜さんは、
論文と制作は連動しないとのことですが、果たして再びどんな作品を作るのか、、、
高野穂乃香さんは修士1年ながら、すでに高校時代の恩師に鋳金技法をレクチャー、
後進を育むことを視野に入れており、
あと1年で卒業・修了予定の牧田さん、内海さん、高野さん、吉川さんらを、
「わたしが見送ってあげるよ」と言って微笑む、頼もしき博士過程1年の宮川晴香さん
の、2年後の修了時まで、、、
今からわくわくせずにはいられません☆彡
修了時にすべての「答え」が出るものではないと思いますが、
ひたすらに、それぞれのシリウスを目指して。
このたび会場で直接出会ってくださいました皆様、
オンラインでご覧くださいました皆様、
彼らのこの続き、向かう先を、一緒にたのしみにしていただけたらうれしいです。
降雪にハラハラしたのは搬入前と開幕初日だけでした。
会期中は雨や、この季節には珍しい好天も続いて、雪かきに労を取られることもなく、
お客様の足元の心配もなくてとてもありがたかったのですが、
雪の日の展示風景が、もっと撮っておけばよかったと思うくらい、
うつくしかったのが忘れがたいです。
宮川晴香さんの「立体交差」と名付けられた作品《Grade separation》↑ は、
軽やかな遊び心と、(彫刻作品ではないのですが)細部に渡る造形への追求と、
様々な視座をもたらしてくれるものでした。
それぞれの事情・都合で生きている私たちが、この限られた年月の中で交差する
数々の巡り合わせの尊さを思いました。
寒い季節に足をお運びくださり、展覧会をたのしんでくださいました皆様、
ありがとうございました。
オンラインで関心を寄せてくださいました皆様、
いつも情報発信にご協力くださいます事業所の皆様に、こころより御礼申し上げます。
遠方からも駆けつけてくださいました出展者のご家族の皆様や、
ご多忙の先生方、ならびに大学関係者の皆様にご覧いただけたことも、
会場含め、一同、大変励まされることでした。ありがとうございました。
ご出展くださいました8名の皆様、
それぞれに収穫があったご様子なのが、とてもうれしいです。
運営へのご協力含め、素晴らしい展覧会をありがとうございました💐
引き続き、善き日々を。
このあと、たびのそら屋は3月末まで冬季休廊いたします。
これからの2か月間はやること山盛り。そういう意味でも全く解放感はないのですが、、、
いずれもたのしみなことばかり。
▶まずは、なんといっても橋本桂子さんの「つながりMap」(昨年10月の展覧会参照)
いよいよ完成に向けて進めてまいります。
関係者の皆様へのインフォメーションを後日アップいたします。
▶新年度の展覧会は、4月1日(火)開幕です。
晴れやかに、のびやかに、迎えたい7周年、8度目の春。
こちらも後日のご案内をどうぞおたのしみに🌱