2021年9月8日水曜日

【御礼】田中あかり個展「はなに て」

8/26~9/5に開催いたしました田中あかり個展「はなに て」は無事に閉幕いたしました。





「 poppy Ⅰ 」


館内に、華やぎを残してくれている、お渡し待ちの作品たち。

白い壁に展示していた作品は、赤い壁の喫茶室でまた新たな表情に。
アクリル板に描かれた作品は、赤い壁にも、窓辺の緑を重ねても、とても素敵です。

それぞれお客様のもとで、どんなふうに飾っていただけるでしょうか。
額装依頼に出す作品も複数あり、仕上がってお渡しできるまで、ドキドキと緊張が続きます。






「 poppy Ⅱ 」



作家として、個人として、たくさんの挑戦の詰まった展覧会でした。

「素晴らしい」

私は幾度、その言葉を口にしたでしょう。


作品に対してだけでなく、あかりさんの、これまでの人生に、今の仕事に、29歳の自分に、これからの自分に向けた真摯な姿勢を、垣間見せていただくにつけ、

展覧会に訪れてくださったたくさんのお知り合いの方々は、皆、あかりさんが就職のために長岡に暮らし始めてから出会った方々で、


車を持たない彼女の作品運搬に力を貸してくださった同僚さんや、在廊のために休暇を取ることにも快くご協力くださった職場の方々のお力添え、、、


それら全てが彼女のこの4年半の日々をあらわしていて、、、


そのことに、私は毎日「素晴らしいなぁ」と感動しながら過ごしていました。






コロナ禍において、お仕事の現場でも社会状況に翻弄される日々を過ごしておられるあかりさん。


開幕が近づいてきた頃、新潟県内でも感染者数が増え、県の対応によってはご来場に影響が出ることも予想されました。

会場としては、換気を心掛けることで十分、対応できる範囲であると判断していましたが、あかりさんにもお気持ちをお聞きしたところ「元々、コロナ禍でも今できる形の展覧会をしたいという想いで準備してきました」という力強いお返事。

そうした想いが作品の発する力となり、多くのひとを励ますものになるに違いないと、展示作を拝見する前に確信したことが、みごとに目の前で繰り広げられた展覧会でした。





できることなら県外のご家族・ご友人の皆様も駆け付けたかったことと思います。
そうした遠方の方々に向けて、素晴らしいインスタライブも開催してくださいました。
(その段取りたるや、昼間は勤務でお忙しいでしょうにおみごとでした。

現状、ブログではご覧いただけず、あかりさんのInstagramで録画をご視聴いただけます→ @akari_100t 


ライブ中のあかりさんのメッセージは、Instagramをご覧になれない方にもお伝えしたくて、一部抜粋ですが作品紹介と併せてブログに綴らせていただきました。





「芍薬のブーケ」


それぞれに状況を判断しながら足をお運びくださり、ゆっくりと楽しんでくださいました皆様、どうもありがとうございました。

DMの設置にご協力くださいました事業所の皆様、展覧会スケジュールを掲載してくださいました新聞各紙様、SNSで発信してくださいました皆様にも、心より厚く御礼申し上げます。

ありがとうございました。




「愛しい花」

今展のはじまりの作品



そして、笑顔いっぱいの展覧会を一緒に過ごさせていただいた田中あかりさんに、
これからに続くうれしい日々をいただきましたことを、改めて感謝申し上げます。

開廊から3年半の中で、個展を開催してくださった作家さんとしては最年少の29歳。

自分のその頃のことは、もう遠過ぎてすっかり忘れていたのですが、語らううちに思い出し、
その後(30代頭)が、タイヘンだったのよーーー という話も、しました。


でも、タイヘンなことが起きたら、越えていけばいいのです。

人生は思いもよらないことの連続で、でも、確かに目指した方角へ、拓けていくのです。

出会いと再会を、たっぷりと含みながら。


あかりさんの今と、これからの日々に、
そしてあかりさんと同世代の、これからまたいくつもの転機を迎える方々に、

尽きぬ祝福とエールを贈ります。






次回展覧会は、9/24(金)より

「工房このすく」の1周年記念企画展です。


豪華顔ぶれの盛だくさんな内容です。
詳細はまた改めて。

どうぞおたのしみに☆