田中あかり 個展 「はなに て」
2021/8/26(木)~9/5(日) OPEN 11~17 ※8/30休廊日
◆最終日は17時にて閉幕です。
あかりさんはお仕事を終えられたのち、15時頃に駆けつけてくださる予定です。
◆インスタライブの作品解説を一部抜粋してご紹介しています。
色文字のところがあかりさんのメッセージです。
色文字のところがあかりさんのメッセージです。
9/4 sold out !!
紙・パネル・アクリル・F80(2021)
この展示で一番大きな作品です。
ポピーの畑をイメージして描きました。
ポピーのはなやいだ色合いと、茎の美しい自然のラインを
ひたすらに追いかけて描いています。
ひたすらに追いかけて描いています。
一面に ”ポピー” の花畑を描いたF80号の大作。
夕暮れ時、ギャラリーの壁に木影が映る時間帯はまた格別です。
多くの方を魅了したこの作品、閉幕を目前にして、お客様のもとに旅立つことが決まりました。
大きさにかかわらず、お客様にとって特別な出会いとなった作品をお渡しするときは、いつもこころがふるえます。
作家の手を離れ、お客様のもとで新しい物語を紡ぎはじめる瞬間に、立ち会わせていただけるうれしさ。
お客様と作家の想いを近くで感じさせてもらいながら、私も胸いっぱいになります。
「隅に花」
sold out
キャンバス・アクリル・F4(2020)
「エモい」という言葉があります。「エモーショナル」から派生して、でもそれとは少し違う、若者の間で ”いい” という感覚。どこか哀愁があるようなそんな色。
時代が変わると色も移り変わっていきます。ついていけない、という感覚じゃなくて、常に変わる色の面白い、いい、という感覚を忘れずに追いかけて、自分の中にももっておきたい、そう思って描いた一枚です。
時代が変わると色も移り変わっていきます。ついていけない、という感覚じゃなくて、常に変わる色の面白い、いい、という感覚を忘れずに追いかけて、自分の中にももっておきたい、そう思って描いた一枚です。
*****
暖色系の作品が多い今展では文字通り「異色」の存在で、あかりさんにとって挑戦の作品のひとつ。この作品が好き、とおっしゃるお客様も多数おられました。この作品を通して「エモい」について語り合うのもたのしいことでした。実際に「エモい」という言葉を使う世代(10~20代前半)がその場に居なくて、あれこれ想像をふくらませるものの確かめるすべの無かったこととか。
「はなに祈りをこめて」(部分)
私は作品左上隅の、青空のような、青空を映した水たまりのようなところが好きです。
この作品をめぐっても、たくさんの方と、作家も、私も、語らいました。
実は数日前、この大きい作品を展覧会後にどうするかということについて、あかりさんの迷う気持ちを聞かせていただきました。保管スペースに限りある作家に共通する悩みです。
私にできることは、願い続けることだけでした。
その後、ご自宅に向けて搬出の手配も済まされたところ、まさかキャンセルすることになろうとは!
実は数日前、この大きい作品を展覧会後にどうするかということについて、あかりさんの迷う気持ちを聞かせていただきました。保管スペースに限りある作家に共通する悩みです。
私にできることは、願い続けることだけでした。
その後、ご自宅に向けて搬出の手配も済まされたところ、まさかキャンセルすることになろうとは!
行先変更☆
長岡在住の素敵な若いお客様の暮らしの一部(あるいは人生の、かもしれません)にしていただけることが、本当にうれしいです。
他の作品についても、お渡しや、額装や、お客様のもとで飾っていただける日まで、いろんなドラマが続くのだと思うと、緊張とドキドキは続きます。
本当は、絵は生で見て、絵の具の後を追って欲しい、そう思って絵を描いています。
でも、29歳という年は今しかなくて、
今、私が作っている作品を、先延ばしにするのではなくて、
今、私が作っている作品を、先延ばしにするのではなくて、
今、できる形を最大限とるという勇気をだして動くことが、どんなにも素敵なことかと、
いつも結婚式を通して教えていただいています。
少しでも作品の魅力が伝わっていたら、この上なく嬉しく思います。
いつか、直に見ていただける日が一日も早く訪れますように。
作品に込めた想いが、見てくださったお一人お一人に伝わりますように。
*****
9/5(日)最終日は17時にて閉幕です。
あかりさんは15時以降、在廊の予定です。
館内は換気につとめて営業しています。どうぞおでかけください。