2020年5月16日土曜日

⑧季村江里香・立体2020/1(囚われ人/守り人)




こちらは配送対応はしない(直接渡しのみの)作品ですが
季村さんがHPにぜひ載せてほしいと仰った作品のひとつ




とらわれびと
「  囚  人  」

リネン・ワイヤー・つけ毛・木 等
ボンド・アクリル・コーヒー・ニス

(H34×W80×D30)





2020年1月24日(金)

これも「上を向いて泣こう」と同じ型というか原型に直接リネン布を貼って固めた後はがし、縫って再生させた、というか。いろいろと書きたいことがあるのですが、要約すると、

左手=生きること=生  が  髪の毛=死= に 囚われ、
逆に、自分を囚われていたように感じること

創作=右手=つくること が
実は自分を守ってこちらにとどめてくれていたし、今現在もいる

というよくわからない文章ですみません。




 




生を手繰り寄せる再生の物語を感じます





このあと次の「守人」を制作し、
そののちの作品集には「もう人形は作らないと思います」と綴られています

その一文が解説として添えられていた作品「始まりの果て」は
月の間に展示しています



                  






もりびと
「  守 人  」

リネン・ワイヤー・ウール糸・麻毛・海で拾ったボール
ボンド・アクリル・コーヒー

(H28×W25×D19)

(sold out)





2020年1月30日(木)

最後の力をふりしぼって作りました。写真を見た恩師に「最近の季村の作品はなんか元気が無いんだよなー」といわれ、はっとしました。それはさておき、毛糸・麻糸をワイヤーを経糸にして立体的な織物のように編んでいく作業は、苦しくも楽しく、夢中になりました。またやってみたいです。また『樹』というテーマは今後探っていきたいと思います。







横を通り過ぎるときに、いつも目が合ってどきっとします
それは森の中で不意に感じるのと似ていると気が付きました

そういえば、山で私は草花と色彩と遠景以外、
茂みの細部などはあまり見ないようにしています

それは何かと目が合ってしまう気がするからかもしれません





樹の精みたいなひとかしら