こちらは配送対応はしない(直接渡しのみの)作品ですが
季村さんがHPにぜひ載せてほしいと仰った作品のひとつ
とらわれびと
「 囚 人 」
リネン・ワイヤー・つけ毛・木 等
ボンド・アクリル・コーヒー・ニス
(H34×W80×D30)
2020年1月24日(金)
これも「上を向いて泣こう」と同じ型というか原型に直接リネン布を貼って固めた後はがし、縫って再生させた、というか。いろいろと書きたいことがあるのですが、要約すると、
左手=生きること=生 が 髪の毛=死= に 囚われ、
逆に、自分を囚われていたように感じること
創作=右手=つくること が
実は自分を守ってこちらにとどめてくれていたし、今現在もいる
というよくわからない文章ですみません。
生を手繰り寄せる再生の物語を感じます
このあと次の「守人」を制作し、
そののちの作品集には「もう人形は作らないと思います」と綴られています
その一文が解説として添えられていた作品「始まりの果て」は
月の間に展示しています
もりびと
「 守 人 」
リネン・ワイヤー・ウール糸・麻毛・海で拾ったボール
ボンド・アクリル・コーヒー
(H28×W25×D19)
(sold out)
(sold out)
2020年1月30日(木)
最後の力をふりしぼって作りました。写真を見た恩師に「最近の季村の作品はなんか元気が無いんだよなー」といわれ、はっとしました。それはさておき、毛糸・麻糸をワイヤーを経糸にして立体的な織物のように編んでいく作業は、苦しくも楽しく、夢中になりました。またやってみたいです。また『樹』というテーマは今後探っていきたいと思います。
横を通り過ぎるときに、いつも目が合ってどきっとします
それは森の中で不意に感じるのと似ていると気が付きました
そういえば、山で私は草花と色彩と遠景以外、
茂みの細部などはあまり見ないようにしています
それは何かと目が合ってしまう気がするからかもしれません
樹の精みたいなひとかしら