2020年5月16日土曜日

⑨季村江里香・立体 2019夏~晩秋(アートフェア)


2019年11月に開催された「KOGEI Art Fair Kanazawa 2019」へのご出品のために制作された、
季村さんが「挑発的(?)」と称する作品群から

◆サイズは目安です:単位は㎝




「 楽 園 」

石粉粘土・皮革・新聞紙・スタイロフォーム・古着・百均のおもちゃ 等
アクリル・ポスカ・油性マーカーペン

(H40×W17×D12)


2019年 夏

いつも仕上がりを考えずに作っていました。技法だけは四六時中考え、悩んで悩み抜いて、ふと思い浮かぶと、あとはガーーッと勢いで作っていました。それでいいと思っていました。だから作風がころころ変わるんだと今頃気付いた次第です。この作品は「抜かない張り子」とだけ考えていました。思い付いた直接のきっかけは2019年の夏に行った、柏崎の " 稚児の家 ” です。驚く程たくさんの郷土玩具が展示してあって、たいそう刺激されました。





ファーストインプレッション、私には距離を要するのですが、
ひと息つくと、細部のペイントや個々の造形の素晴らしさに見入ってしまいます







                    





「 希望 」

発砲スチロールヘッド(百均のもの)・エポキシパテで自作した眼球
古着・段ボール・アクリル・ペン (眼 部分に)

(H60×H30×D23)






2019年 初秋

旧題が「棺」(ひつぎ)だったのですが、イヤなので今変えました。
やはり作品は、タイトルも含めて、見て下さった方を幸せにするものであるべきだと今は思います。暗い作品でも、それを見たことで前向きな気持ちになれる暗さがいいな、と。作品写真を見直すと、私の人形はわりと上を見つめているものが多いです。希望は下にはありませんからね。






                    





「 想い 」

石粉粘土・自作の眼球・ワイヤー・脱脂綿・皮革 等
アクリル・透明水彩

(H37×W27×D20)




無塗装で完成としたため壊れやすいとのことで、
「直接渡し」のみの対応になりますが、季村さんHP掲載希望の作品です


それぞれの要素が同時には見えない、立体ならではの作品
会場ではぐるりとご覧いただけます







2019年 晩秋

この作品を作った直後は自分に似ていてとても嫌でした。ということは、私は私自身を見つめるのが嫌だったのでしょう。作品は全て、とりわけヒトガタはすべからく作者の分身だと思います。旧題は「雫」(しずく)でしたが、作品が返って来た時に、様々な「想い」がこの作品に吸い込まれて消えていくような感じがしました。今思い付きで改題しましたが良いタイトルだと思います。


                    





「 水玉旭日鳳凰図 」

コットンキャンバス
アクリル・ポスカ・布用ペン

(40×40)


2019年 10-11月

(昨年の下書きに)"ありとあらゆる色をつめ込んだ結果、何もない絵を描きたい” とだけありますが、説明不足なので補足を。
私の中で、色=光、光=無色の色、という数式があり、∴ たくさん色を使う ⇒ 何もない色に近づく、という結論があります。
何をいっているんだろうと思われるかもしれませんが、うーん、要約すれば  色=エネルギーだと言う感じで、今は色(エネルギー)を使う気力が無くてモノクロの絵しか描けないでいます。ますますわかりづらいかもしれない……。