左右正面ぐるりと囲まれ、その世界に浸っていただきたいLICACOさんのコーナー。
小山紀子さんと同様、今春、卒業大学の修士課程に進学されたLICACOさんにも、
学部卒業制作をご出展いただきました。
正面
《それだけで、わたしの》
エッチング、アクアチント / 2022
1180×3360×30mm
❖大きいですが販売品です。
ねじ止めしてある裏面の連結を外すと8枚のパネルになるので、
搬入時は驚きの軽量、コンパクトでした。
搬入時は驚きの軽量、コンパクトでした。
展覧会《Restart》は、昨年の出会いの中で、停滞していた制作を再開できた喜びを聞かせていただくことが相次いだことが発端となった企画です。
絵を描くことが好きで、幼少期から画家になることを夢見て、油絵を志向し、高校時代は基礎の確立に邁進し、一直線に藝大へと進んだLICACOさん。
その念願の油画の学び舎で、まさかの行き詰まりに陥ったのだとか。。。
(作品部分)
行く先が拓けたのは、銅版画との出会い。
「これなら、またいくらでも描ける!」と思ったと、昨秋、工房このすくでの滞在制作(レジデンス)でお会いした折に聞かせていただきました。
それからのこの大作への飛躍は、想像するだけで鳥肌が立ちます。
(作品部分)
レジデンスの折、工房壁面には大学4年次の一年をかけて制作したというこの作品の、
「半分」が展示されていました。
今展ではフルサイズで展示していただけないかと壁面を測りましたら、、、
ピッタリ~☆(*´∀`)人(´∀`*)☆
ということで、潮騒に包まれるように作品と対面できている次第です。
細部のどこを観ても愉しい
それはLICACOさんが愛おしいものしか描かないから、なのかもしれません
小山紀子さんのインスタレーション越しや、
ミラー面に映り込む様子にも見惚れます。
まるで いつかの記憶の おぼろ
2024 SPRING EXHIBITION - Restart-
会期:4/1 mon-14 sun
11:00-17:00(最終日は16:00まで)
※休廊日 4/4 、10
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出展者
・LICACO/版画(東京都)@licaco_painting
・今井リエコ/絵画(長岡市)@irassyaidesu
・筒井早良/絵画(新発田市) @sawara_tsutsui
・不破妙子/漆(長岡市)
・小山紀子/写真・インスタレーション(長岡市)@_800190