2022年9月2日金曜日

スピンオフ②ヤマノヨブコエ


喫茶室には、7月の展覧会《ヤマノヨブコエ》の名残りがいくつかあります。





蓑輪朋和 《ここち》 個人蔵



私にとっても大変思い入れのあるこちらの作品は、
2020年1月の矢尾板克則さんの個展の際の喫茶室特別展示として、
蓑輪朋和さんが出展してくださった銅の花器で、その時は旅立つご縁がありませんでした。


6月に展覧会告知をした際、《ヤマノヨブコエ》の出展作家名を見て
「アノ作品の作家さんですか?」と覚えていてくださった方がおられました。


今回、蓑輪さんは”山”をテーマに、旧作も含めた作品をセレクトしてくださっていて、
《ここち》は少し違うとして、ラインナップに入っていなかったのですが、


憶えていてくださっていたお客様に、再度、ご覧いただきたく、
私自身も、もう一度、この作品と会いたくて、
蓑輪さんにご出展をお願いしました。


お客様と、私の心の中に、ずっと在った作品。


間もなくお客様の元に旅立ちますが、
私の心の中にも、きっとずっと在り続けると思います。


私にとって、ヤマノヨブコエ  みたいな作品です。







《ヤマノヨブコエ》

それは目の前に対峙したときだけでなく、

記憶の残像からもその発するものが聞こえるような、、、







こちらは2020《 矢尾板克則 展 -useful と useless -》の際の画像です。

その時のトピックスから蓑輪さんの過去のご出展についても辿れます ⇒ 
矢尾板さんの個展の様子と併せてご参照ください。


この時の喫茶室には、蓑輪さんだけでなく、当時長岡で活躍しておられたグラフィックデザイナー・高木秀俊さん(現在は北海道在住)にもアクリル画を展示していただきました。


どこか通ずるものがあると感じてのコーディネートでしたが、
作品自体にも、矢尾板さん、蓑輪さん、高木さんのお三人に共通するモチーフがあって、
更にテンションが上がったことをブログにしたためています。






《 OPEN 》

個人蔵



こちらはそのあと、2020年5月の《 猪爪彦一×季村江里香 二人展 》の特別展示作 ⇒ 

スピンオフ①でもご紹介した大好きな作品です。

何も入れなくてもいいけれど、いろんなものが入りたくなってしまうと思われる《OPEN》。


蓑輪さんのコロナ禍の捉え方が込められた、”閉ざされていない” 作品です。







《ここち》は、お客様が「たくさんの方に観てほしいので9月の展覧会まで飾っていてください」と仰って下さり、お迎えに来ていただく日まで、いましばらく喫茶室奥の棚でご覧いただけます。





 SINZOWさんの作品が搬入されるまで
どこか似ている方(作品)と並べていました



2020矢尾板克則展のごとく、ヤマノヨブコエでも、
まさかの相通ずる御方(作品)の居たミラクル。


右)蓑輪朋和さん《ここち》
左)松田路子さん《フタモノ》


どちらも、様々な表情を見せながら、
こころをそっと包んでくれる作品です。





松田路子さん作品はカウンターにも ↑ 《雨雲と月夜》


雨雲の傍らには pa・coさんの《 山 》と、山口千絵さんの螺鈿の神様。
いずれも今年のうれしい出会い。




coming soon ☆


2022/9/5(月)~18(日)

しんぞう 個展 「 スポンジ 」

open    11:00~17:00  ※最終日は16:00まで
closed  9/8(木)9/14(水)


◆在廊日 
9/5,7(夕方4時まで)、9/18(終日)

◆作家メッセージはこちらに掲載しています⇒



皆様にも、こころ躍る出会いがありますように。