去る7月の展覧会《ヤマノヨブコエ》と同時開催で、
喫茶室特別展示「みずのかたち」を開催してくださった南雲まきさん。⇒★
只今、県内2カ所でご出展中です。
ひとつは、ふるさと南魚沼市で初開催となる個展。会期終盤を迎えています。
「水のこえ -南雲まき展-」
2022/8/27~9/4
OPEN 10~17(最終日は16時半まで)
【会場】
新潟県南魚沼市長森426-1 魚沼の里内
つつみや八蔵2F 八蔵資料館
展示会場は、醸造や食にまつわるたくさんの書物が収蔵されている、最高に素敵な資料館。
日頃もお客様に開放されているそうで、この場所を愛する友人に案内してもらったことがありました。
日頃もお客様に開放されているそうで、この場所を愛する友人に案内してもらったことがありました。
まきさんが連日在廊して開催された紙ドライポイントのワークショップは、
まきさんのルーツともいえる”八海山”を近くに感じながら
彼女が描く”水のこえ” に耳を澄ませます。
彼女が描く”水のこえ” に耳を澄ませます。
《 学びの雨 》油彩/作品部分
昨年のフィレンツェ賞展※で油彩の大作を拝見して以来、
(※今年の同展のご案内は次のトピックスにて)
まきさんの作品と対峙したときに感じるこの感覚はなんだろう、と答えを見つけるあてもなく、
たゆたう木の葉のように絵の世界と内なる世界を行き来していました。
ふと壁面を見ると、この上なく的確な言葉で、まきさんの作品世界が表現された文書が掲示されていました。
文学者・関口時正 東京外語大学名誉教授が、この展覧会のために寄せてくださったという言葉に感銘を受けながら、見えそうで見えない水面の向こうが、僅かにみえたような、
跳ねる水になった気持ちでした。
《 光の雫 》
つつみや八蔵さん1階のお手洗い手前にある「映写室」には、まきさんのもうひとつの世界。
油彩作品とはイメージの異なる版画作品が、ずらりと展示されています。
売店にはハガキサイズの版画も販売されています。
どうぞお見逃しなく
南雲まき
《 Two Fish 》