猪爪先生以外のお二人の作品をしっかり拝見するのは初めてで、
私にとっては、そのこともうれしい今回の「Pegasusの会展」。
私にとっては、そのこともうれしい今回の「Pegasusの会展」。
ドキドキしながらお迎えした搬入日。
展示作業の様子をそっと覗くと、、、
茶色い ♡(´▽`)
それが最初の感想でした。
すぐにも近くで観たいのをぐっとこらえて、そっと下がって、
私は私の作業をしながら待ちました。
(左奥)金内沙樹 (右手前)近藤 充
年齢幅、最大40歳の ”Pegasus” のメンバー。
近藤先生曰く、「アースカラー」を好むところも共通しているのだとか。
作品に共通しているのは「かげり」であり、
それぞれの持つ「ほの暗さ」の表現が、根底にあるのではないかとおっしゃいます。
展覧会のテーマは設けず、自由に制作して持ち寄るのだそうですが、会が結成された初回から、不思議と馴染む統一感があったとのこと。
猪爪先生のおっしゃっていた「毒毒しいまでいかない、わずかな毒」、
「アースカラー」、「かげり」、、、
通ずるものがありながら、描かれた世界も技法も全く違うことが面白くて、
飽きずに見入り、シビレています。
近藤 充
アクリル・岩絵具・テンペラ
猪爪彦一
油彩・キャンバス
金内沙樹
アクリル・クレヨン・色鉛筆・キャンバス
猪爪先生は、鮮やかな青い空や、紫のグラデーションの空の作品も、
金内さんは、きれいな青や緑の作品もご出展ですが、
館内、総じて力強く、繊細で、うつくしきアースカラー。
窓の外の、ますますに茂り、色濃さを深めていく緑たちと、
ガラスを隔てていながら侵食し合い、融合していくように感じられる作品たち。
わかりやすい躍動感など、ほぼ無いような、
時の中で黙しているように見える作品世界なのですけれども、
そのまなざし、いきものでないものたちの息づくケハイ、
個々の作品の魅力とともに、得も言われぬチカラの満ちた空間を、
体感していただきたいと願っています。
体感していただきたいと願っています。
雨の日はよりうっそうとして
いのちの密度を濃く感じます
いのちの密度を濃く感じます