2021年5月21日金曜日

金内沙樹さん

新星現る、といった心境で拝見しています。

作品は全てパネルに
キャンバス・アクリル・クレヨン・色鉛筆使用。




「夜」

F4(33.3×24.2㎝)

sold out



「星」

F4(33.3×24.2㎝)



夜は無限の宇宙

星は大地





「影」

M8(45.5×27.3㎝)





「影」(作品部分)





黒い影に目をこらせば

細部はこんなにも繊細でゆたかな世界





「都市」

F6(41×27.3㎝)

sold out



見る人それぞれが、異なるものを見出す沙樹さんの世界


「都市」に数字を見るひとあり

構図ついて問うひとあり



「細部を描くのがたのしくて、こうなりました」と


あまり多くを語らない沙樹さんの、


「たのしくて」 の言葉。






「卵 Ⅰ」

F0シリーズ





「結晶 Ⅰ」





「卵 Ⅱ」

sold out




「結晶 Ⅱ」



「針」



沙樹さんの作風は、今回、ずいぶん変化したとのことです。

展覧会の時だけ会うという「Pegasusの会」の猪爪さん、近藤さんはもちろん、
制作途中は一切見せてもらえないというご家族も、大変驚いておられました。





「月の瞳」

30×30㎝



猪爪先生曰く、前は色彩も描いているものも「暗~い絵」だったとか。
猪爪先生にはその世界も魅力的だったそうですが、

心境の変化は、コロナ禍とも連動したのかどうか、


大きく脱皮した様子。






「わにの夢」

F8(45.5×38㎝)



作風を変えるのは、怖いことだったでしょうね、
とおっしゃったお客様がおられました。


怖いことだったか、
ワクワクすることだったか、、、
わかりませんが、


周囲が驚くほどですから、

挑まれたのだなぁ、、、と思います。



ここからはきっと、どんどん、トライできますね。


猪爪先生と一緒に在廊された折、デジタルでイラストも描く沙樹さんならではの”絵画”の表現があるのではないか、と話題になりました。


それってどんな!!


私には思いもつきません。

沙樹さんだけが見つけることのできる、沙樹さんだけの道。


これからの探究、沙樹さんの中から生まれてくるものを、
私もたのしみにさせていただきます。












◆金内沙樹 / KANEUCHI  Saki


初めまして。
アクリル絵の具とクレヨン、色鉛筆などを使って、動物や不思議な生き物をモチーフにした作品を展示しております。
子供の頃に心惹かれていた、幽霊や不思議な怪物たちの物語は、いつも形のない不安や孤独を包み込むような優しさを含んでいました。
今回はその物語を読んだ頃の、思い出の断片を描くような気持ちで制作しています。
お化けのような、獣のような、人間のような形を楽しんでいただけたら嬉しいです。


【略歴】

1991年 長岡市生まれ
2010年 デザインフェスタ(東京ビックサイト)【同’11参加】
2012年 「さじゅ」展(新潟・GALLERY 蔵)季刊SSイラスト掲載
2013年 「子羊画廊の羊展」(新潟・羊画廊)
2014年 「Pegasusの会展」(新潟市美術館市民ギャラリー)【同’15・’17・’18・’19開催】
2017年 新潟県美術展 入選

日本アニメ・マンガ専門学校卒業


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「Pegasusの会展」は23(日)まで。

23日は近藤充さんと金内沙樹さん在廊で、16時に閉幕です。

◆換気と衛生管理につとめて営業しています。
館内ゆったりと広がりながら、ゆっくりとおたのしみください。