2024.7.9~21に開催いたしました《三人展 中庭》は、無事に閉幕いたしました。
天候にも恵まれた最終日は、作家三人在廊のもと、たくさんの方が駆けつけてくださり、
尽きぬ語らいが続きました。
作家たちと同世代の若い方々や、元気いっぱいの小さい方のご来訪が多かったこともあり、
きらきらと、眩しい会期でした。
手塚千晴さんと高畑杏子さんの作品によって、”山” を感じる空間を堪能できたのも印象的でした。
「山に来させてもらったような気持ちです」と、帰り際におっしゃったお客様もおられました。
本格的な登山をしないひとでも、大自然の中で感じるであろう感動や心地よさを、
経験的に知っていたり、憧れとして胸に抱いていたり。
作品を通して、こころの奥から呼び覚まされるようなものが、
あるのだと思います。
それは ”山”であったり、それ以外のことであったり。
加納いずみさんが作品で表した時間の単位「却」(コウ)のことは ⇒★
私も含め、多くの方にとって初めて聞くものであったようですが、
感想を伺えた方の中でおひとりだけ、「盤石却」の話をご存知の方がおられました。
子どもの頃に聞いたその例え話が面白くて、今でも時々思い出していたと、
それをこんな風に見せてもらえるなんてと、感動の気持ちを聞かせてくださいました。
一体、どんな時に「盤石却」のことを思うのか、、、
ひとのこころの中は、計り知れなくて、
3人の作品を介して、様々な思いが観る人の脳裏を巡ったことを想像します。
目の前の山のリアルな景色の魅力を伝える高畑杏子さんの写真と、
身近に眺めてきた、こころの拠り所ともいえる山容やふるさとのイメージをカタチにする
手塚千晴さんの木彫、
そして、哲学のようなつかみどころのない概念をカタチに表す、
加納いずみさんのコンセプチュアルな作品。
躍るように反応するのを味わったのではないかと思います。
それぞれの作品の魅力が増していくにつれ、時折、三人が集う「中庭」のあることの醍醐味が、
今からたのしみに思う気持ちです。
SNS等で関心を寄せてくださいました皆様のおかげです。
情報発信にご協力くださいました事業所ならびに新潟日報紙様にも、
三人展をイメージしたスペシャルな「中庭ブレンド」をご用意していただきました。
お客様には「大変個性的なお味ですよ」(飲みやすいブレンドもご用意していますよ)と前置きをしながらラインナップをお伝えしていたのですが、多くの方が「ではその個性的なお味を」とご用命くださり、初めての味わいに興味を持ってくださる様子がとてもうれしいことでした。
最終日を前に「中庭ブレンド」がまさかの sold out になるという予想を超えた人気っぷりは、、、
いつもご利用くださる皆様にも、今回だけのお味をたのしんでいただけたことの表われかと
うれしく思います。
旅コーヒーをたのしんでくださいました皆様、
ありがとうございました
たびのそら屋はこれにて夏季休廊いたしますが、次回展覧会はすぐです!
旅コーヒー紹介のトピックスにも予告を掲載しておりました⇒★
詳細はまた改めて。
皆様、よい夏をお過ごしください🌻✨
See you soon ☆