第9回 Pegasusの会展
2024.6.18(火)~30(日)
OPEN 11:00~17:00 ※最終日は16:00まで
CLOSED 21(金)・26(水)
◆猪爪彦一/油彩・キャンバス(6/18・30 在廊)
◆金内沙樹/油彩 (6/29・30 両日午後から在廊)
◆近藤充/アクリル・テンペラ・岩絵具(6/29・30 両日13時頃から在廊)
◆近藤充/アクリル・テンペラ・岩絵具(6/29・30 両日13時頃から在廊)
《種子の夢》
M3/油彩・キャンバス
M3/油彩・キャンバス
《Pegasusの会展》は、たびのそら屋での開催は4度目となります。
毎回、印象を大きく変えてきた金内沙樹さんの作品は、このたびも大きく変容しました。
「種」や「たまご」のような、なにかを内包しているようなモチーフは
これまでも登場してきましたが、画風が飛躍的に変化しました。
これまでも登場してきましたが、画風が飛躍的に変化しました。
初めてご覧くださる方は、こんな絵を描く若い方がいたのね、と感心してくださったり、
これまでもご覧くださっている方々も、初めて出会ったような印象を受けておられるご様子です。
❖今回は油彩のみ(一部、ジェッソを使用)で描かれています。
実作品をぜひ、ご覧ください。
《境界》
M3/油彩・キャンバス
M3/油彩・キャンバス
過去には、タイトルの付け方に悩んでおられたこともありましたが、
そこにも変化を感じました。
そこにも変化を感じました。
今回、タイトルとして新たに記されたもののひとつは、「標」(しるべ)。
これから目指すところの目標として、
自らが、ここぞと決めたところに立てる指針を描いた作品である、
ということを命名したことに、これまでとは違う心持ちが表れているように感じます。
ということを命名したことに、これまでとは違う心持ちが表れているように感じます。
《 標Ⅰ》
しるべ
F8/油彩・キャンバス
しるべ
F8/油彩・キャンバス
《 標Ⅱ 》
F8/油彩・キャンバス
作品の多くは暗い色調で、輪郭もおぼろげですが、
一貫したスタンスを感じる今回の展示作。
明るい作品、伝わりやすい作品を描いた方がよいのか、というこれまでの葛藤も、
乗り越えたのかもしれません。
乗り越えたのかもしれません。
間近で観ると、とても細やかに描き込まれた画面に対峙し、
目を凝らしても見えそうで見えない、けれど見ようとしてしまうこの気持ちは、
その向こうに描きたいものが、確かに在る…
沙樹さんはそれを掴んだのではないか、とも感じる2024年の《Pegasusの会展》です。
《 花 》
F0/油彩・キャンバス
F0/油彩・キャンバス