喫茶室には立体的な作品が4点、展示されています。
ずっと平面作品を描いていると、たまに立体的なものがつくりたくなるのだとか。
【ブリコラージュ】の語源は、ありあわせのものを用いて「器用仕事をする」ということのようですが、柏田さんは紙や布を貼り付けたコラージュよりさらに立体的なものをブリコラージュと称しておられます。
【ミクストメディア】は性質や種類の異なる複数の媒体または素材を用いる技法。
またそれによりつくられた作品です。
《 RAINBOW WALL 》
ブリコラージュ
所有したひとだけが愉しめる面白い仕掛けが隠されている作品です
《 Fossa Magna 》
ミクストメディア、厚紙
【crucifixion on a pallet /パレットに磔(はりつけ)】と題された作品は、
何事があったのかと気になる様相です。
何事があったのかと気になる様相です。
柏田さんは、作品はどれも愛憎半ばで生まれてくるのだとおっしゃいます。
この作品は、ある時は燃やされ、ある時は土に埋められたりもしたそうですが、、、
この作品は、ある時は燃やされ、ある時は土に埋められたりもしたそうですが、、、
腹を割かれ、絵具で混濁したパレットにはりつけられたのは、
憎むべき誰か、他者などではなく、作家自身なのだと思われます。。。
今は穏やかに、うつくしく、
過ぎ去りし日のような佇まいをしています。
今回の喫茶室は、いつになく愛おしいケハイが満載です。
いつもならスピンオフとして会期後に綴るようなことですが、
今回は、なんとか会期中にご紹介できたらと、、、
まずは引き続き、柏田さん作品のご紹介を。
随分、堪能してきましたが、ブログに掲載できたのはようやく全体の2/3 でしょうか。。。
随分、堪能してきましたが、ブログに掲載できたのはようやく全体の2/3 でしょうか。。。
全29作品、大変、見ごたえのある展覧会です。
どうぞ会場でおたのしみください。