2023年9月30日土曜日

Progress/出展者紹介①大嶋周二朗さん

2023 October Exhibition 《Progress》
Tabinosoraya Presents / Feat.長岡造形大学学生・大学院生8名の展覧会

10/6 fri.-15 sun

▶Open   11:00-17:00
▶Last day 11:00-16:00
▶Closed    10/11wed.

▷作品画像は参考画像で、出展作ではありません。

▷氏名(敬称略)
 出展作品/所属 ( )は主に学んでいること
 在廊日(記載なしは未定)/略歴/メッセージ






OSHIMA Syujirou



大嶋 周二朗 

絵画/大学院 美術・工芸領域(絵画)修士2年


【略歴】

1999年 栃木県日光市生まれ
​2021年 長岡造形大学造形学部美術・工芸学科卒業
2022年 長岡造形大学大学院修士課程 在籍中




 



 【メッセージ】

目の前の壁に1枚の絵が掛かっている。
ただそれだけのことが、たまに途方もないことのように思えてくることがあります。
しかし途方もなく感じると同時に、ひどくさっぱりとした心もちもある。
どうしたものかと、いつも頭をかかえてしまいます。






2021年に卒業を迎えた大嶋さんたちの卒業修了研究展(卒研)は、大学のコロナ対策のため一般非公開になり、代わりに館内展示の様子を撮影したオンライン動画が配信されました。


美術・工芸作品の鑑賞としては、実にもどかしさのつのる状態で、カメラ越しの学生の説明がよく聞き取れないものもある中、異才を放っていたのが大嶋さんでした。


大学関係者の方から「とにかくいつも描いているひと」だとお聞きしたことがありました。


動画の中で、ギターをかき鳴らしながら解説する大嶋さんの存在は、作品以上にインパクトを与えるものでした。


2022年には、長岡中心市街地で恒例開催の「芸術工事中」の会場で、大学院生になった大嶋さんの作品と遭遇しました。


このときも、作品以前に展示のトータルが、何を意図しているのか、いないのか、、、
適当なのか、大切なのか、よくわからなくて、、、気になって、、、

大嶋さんへの様々な謎が、私の中に残りました。


今回、出展を依頼するにあたり、ご本人に会い、
それらの展示のことや、今、思うことなどを伺いました。


大嶋さんは、すでに過去を客観視して、変容していて、
これからも、どんどん変わっていくことを見据えていました。

私はその道の途中を、折々に垣間見させていただけたことが、とてもうれしいです。


大嶋さんが造形大の大学院に進学したからこそ、
私は展開の「つづき」を観たり、当人と語らうことができています。

今回の展覧会にイメージしたのは、まさにそういうことです。


修士1年に進学した佐川和暉さん、長井良太さんについても、
卒研で拝見した感動的な展示作品の「つづき」に出会わせていただけること。


学部3年生が5名出展してくださいますが、彼らの来たる卒業時の集大成をたのしみにできるうれしさ。

皆様にも、出会っていただけますように。







DM掲載画像の中で、大変注目を集めているこちらの大嶋さん作品は、
残念ながら出展されない予定です。


事前にいただいた画像は過去の作品世界。

大嶋さんの描きたいものは、すでに変化している様子です。


最新作と、今回はどんなふうに展示してくださるのかを、
たのしみに待ちたいと思います。