2023年5月20日土曜日

躍動/金内沙樹

ご来訪の皆様から、今年も大変関心を寄せていただいている金内沙樹さんの作品。

たびのそら屋で拝見させていただくのは3年目ですが、毎年、随分変化します。


記載の無いものはタイトル無題、
画材はパネルにキャンバス、透明水彩とアクリル絵具使用。











先にアップした「追加作品」のトピックスで
10年前の卒業制作《双耳峰》をご紹介しました⇒




《双耳峰》作品部分

(和紙、アクリル絵具、岩絵具/2012)



あの頃のマチエールにもう一度取り組みたい
と思って臨まれた今回の出展作。


















作品の色の再現は難しく、
今回、最もお伝えできていないと感じるのがこちら。





《花》



引きで撮ると暗く写り、近くで撮ると明るくなってしまいます。
実際は、もう少し深くグレーがかった、とてもいい緑です。

か細き茎は、もやがかってかすれていますが、
くっきりと描かれた花は、確かな光をたたえている様子。







種のような

こぼれ落ちながら生まれていくような






sold out





変容していくなにかを掴まえんと

あるいは、押し寄せ、湧き上がる勢いに身をゆだねて、、、











否、ゆだねていても作品は生まれないので、


やはりどれだけの衝動があったことかと圧倒される大作。

今尚、動いているように感じられます。







先にご紹介したように、DM掲載作品は、仕上げたものの「これではない」と感じて一旦は出展を見送られた くま。
この作品あっての今回の展開だと思うと、愛おしさ増し増し。


子どものころの大切なものは、
歩む道をずっと、照らしてくれるのかもしれません。





《幼な子の夢》

(紙・透明水彩・色鉛筆)






2021年、2022年の展覧会でのご紹介記事を下記にリンクします。
これまでをご覧になられた方も、今年初めての方も、
今年の作品と併せてご覧いただき、また来年の展開をたのしみにしていただけたらと思います。


◆2022年(第7回Pegasusの会展)⇒

◆2021年(第6回Pegasusの会展)⇒

◆2021年(スピンオフ)⇒
第1回Pegasusの会展の、金内沙樹さんの出展作《陽光》(2014年)の画像を掲載しています。