2023年4月16日日曜日

本田貴哉②空

2023 SPRING EXHIBITION -BLUE-

2023/4/3(月)~16(日) 
OPEN 11~17時 ※最終日は16時まで
CLOSED 4/7(金)・12(水)

◆安立貴美枝/絵画など(新潟県) 
◆蓮池もも/絵画(十日町市)    
◆本田貴哉/日本画(長岡市) 

◆ムーニーともみ/染付のうつわと絵(茨城県)







《 菜の花にてんとうむし 》

和紙に岩絵の具、胡粉/0号(2023)

sold out




この「青」です。

2021年に知足美術館での個展を拝見した折、
風景画の大作に見入った後の小品展示コーナーで出会った「青」。


この空の青を念頭に置きながら、
展覧会では幅広い意味合いの【BLUE】をリクエストしました。


結果、本田さんは赤い壁面に、2点の青の新作を寄せてくださいました。





《 ハクモクレン 》

和紙に岩絵の具、胡粉/3F(2023)

sold out





菜の花越しに大空へ飛び立ったてんとうむしの、愛おしさ。

天高きハクモクレンの傍を悠々と、軽やかな羽音をたてるミツバチ。


もしかすると、本田さんはこの小さなフレームの外側をこそ描いているのかもしれないと、

広い壁面に飾られた小さな「ハクモクレン」の作品を眺めながら、
ミツバチやてんとうむしが目指す空の続きを見ています。







多くのひとのこころを掴んだ本田さんの青の小品ですが、
今回、印象的だったのは、風景画の影も、こんなにも青みを帯びていたということ。







《てらす》

和紙に岩絵の具、胡粉、墨、黒箔
6P(2022)




何を描くか、何色で描くか、
本田さんは「実感」を大切にしているとのこと。


折しも今年1月には、リアルな経験を重視する作家たちの展覧会として《On Your Mark》展を開催しましたが、《BLUE》展の作家たちもまた、実感と現実における心象を大切に、忠実に現すことに挑む方々であることを知り、感服するとともに各作家の目線と作品世界への興味を深めています。





院展をはじめとする中央の公募展に出品する本田さん。
お客様との語らいの中でART界隈の華々しい受賞者や国際市場の話題が出た流れで、
目指しているものについて伺ったところ、


答えはシンプルに


「いい絵が描きたい」というものでした。







連日のにぎわをいただいている春の展覧会《BLUE》はいよいよ最終日。 4/16(日)は、安立貴美枝さん11時~、本田貴哉さん13時~ 在廊で16時にて閉幕です。






ムーニーともみさんの染付けのうつわは、残り6点となりました。

(画像右側の2枚は、お取り置き)






トリコレ( 勝手に名付けた”鳥コレクション” )はラスト1枚🐤

追記⇒ 旅立ちました🌸




sold out






手前の大きい楕円皿は、千葉から駆けつけてくださった
青が好きな素敵な方のもとへ🌿✨