2023 NEW YEAR EXHIBITION 《 On Your Mark 》
1.16(mon)~29(sun)open 11:00~17:00(last day 16:00)
closed 1/20、25
作家紹介お二人目は、一人目の櫻井あすみさんと同じく、「工房このすく」で昨年8月に滞在制作をされた、韓国在住、日本語の話せるスペイン人の、ルーカス・レドンドさん。
油彩/17×25㎝/2022
*********
作品制作のコンセプトは、pentimenti : ペンティメンティ(捨てられたストーリーとアイデア-直訳すると「後悔」)がテーマとなっている。
また、自身の作品制作そのものが研究題材となって、創作における過程すべてが、アート ・ベースド・リサーチ(ABR)研究に結びついている。
これらは、最終的な作品の完成形に焦点を置くのではなく、人が芸術、創造に携わるにあたり、作品の完成に向けての創意工夫の中で起こり得る、自身の失敗や停滞によって学ぶ事柄を背景として「後悔」をも、重要な可能性を見出す基点となりうることを明らか にする研究テーマである。
それらの作品は、過去、現在において自らの経験、夢、妄想、空想、想像等を基に 「記憶」を重ね合わせる。
また、制作過程において、観賞者に不思議なストーリー性を感じさせる手法として、平面制作の為に一旦、三次元を用いて自らの重ね合わせた記憶を具現化し、あえてそれを モチーフとする。
そのモチーフ制作の中で記憶のカケラをひとつひとつ組み立てることが、自身の表現活動 の起源となっている。
1979年 スペイン・バレンシア生まれ / 韓国在住
2011年 東京藝術 大学美術教育科博士号 取得
同年より現在に至るまで韓国の大学において油画科教員として勤務
産業デザイン、アニメーション科の大学教育に携わっている
****
2008-2011 東京藝術大学、東京、日本。美術教育の博士号。
2005-2008 東京藝術大学、東京、日本。美術教育のマスター
2004-2005 東京藝術大学、東京、日本。デザイン学科の研究生。
2001-2002 早稲田大学、東京、日本。国際部プログラム(交換プログラム)。
1997-2001 バレンシア大学、バレンシア、スペイン。歴史学科、美術史の学士号
主な展示会(個展)※その他の出展歴は作家HPをご参照ください
2022 REGRETS、ギャラリージン、横浜
2017 Unreal Landscapes、Fondas de Irrealidad。Galerie Jin and Chiyo's、横浜、日本
2016 アンリアル ランドスケープ。ギャラリー千代ズ、横浜、日本
2015 Crossroads(展示とパフォーマンス)。大邱アートファクトリー
2015 クロスロード。ギャラリージン、横浜、日本
2014 300の10.ギャラリージン、横浜、日本
2014 ADAAC Galerie Chiyo's、横浜
2013 分離。Heesu Gallery、ソウル、韓国
2012 インテリア。インターバーゴ ホテル (大邱)
《 SPLIT 》
油彩/17×25㎝/2022
それがひとつのはじまり。
⇒【The digisketch】 https://www.youtube.com/@thedigisketch
私もとてもうれしいです。
将来的にはパネルと油絵具で描き続けたいとのこと。
基礎として学ばれたことを元に、異なる画材や技法を試み、取り入れ、
平面作品だけでなく、時に立体、あるいは「絵本」として、
その世界の物語を様々なかたちで届ける、、、
「届ける」= 観るひと(のこころ)と「関わる」、ということも