2023年1月22日日曜日

旅コーヒー/アルベジオCOFFEEさん

【1/25(水)は休廊日です。ご注意ください】

展覧会の会期中に開く喫茶室では、毎回、異なる自家焙煎のお店から取り寄せたコーヒーを
「旅コーヒー」と称してご提供しています。

旅先で出会った、また訪ねたいお店を中心に、新潟県内のお店もあれば、
その時の出展者ゆかりのお店の場合もあります。


昨年10月の展覧会で、お隣は見附市のお店をご紹介登場したのをきっかけに
まだまだ未知なる ”地元” を旅しようと思い立ち、
このところは近隣地域のお店さんとの出会いをたのしんでいます。


今回は、長岡市のお隣りは小千谷市にお店をオープン予定の
アルぺジオCOFFEEさんです。

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ショップカードのデザインがとっても素敵。
秋の開業に向けて準備をしつつ、現在はイベント出店やオンラインで販売しておられます。


新年のはじまりは、我が道に挑む若者のコーヒーと共に。
その気持ちは今回の展覧会イメージとも重なります。





メニューは、ご厚意で試飲させていただいた中から3種類をセレクトしました。


エチオピア/イディド(ウォッシュドプロセス)中深煎り
香ばしさと酸味の調和した、期待に応える安定のお味。


インドネシア/リントン・トゥルーブルー(ウェットハルド)中深煎り
トロピカルな香味。一般的に深煎りで販売されることの多い「マンデリン」ですが、
南国フルーツ感を飛ばさないように中深煎りで焙煎されたとのこと。
華やかさにコクもあり、酸味で奥行きもある、個性的で力強いお味。
私はこの焙煎加減、とても好きです。ブラボー☆



ブルンジ/ホラママ(ウォッシュド)中深煎り
まろやかな苦み。穏やかだけれど複雑な味わいは初めてのお味。
あまり馴染みのないお国。アフリカ大陸の内陸、赤道より少し南、ルワンダに隣接。
支配と民族対立の険しい歴史を経て、現在の主要産業は農業、コーヒー豆はその主軸。

この豆には「ホラママ」と名前がついています。
女性たちが畑に行く道中で口ずさんでいた伝統的な歌の名前に由来し、「勇気」や「力」という意味とのこと。コーヒー栽培を通じて女性の地位向上を目指すプロジェクトから生まれたコーヒーです。

そうした由来はさておき、「今回の中では一番穏やかな味わい」とご紹介するからか、
会期前半では一番人気。早くも残り僅少になりました。



「アルぺジオCOFFEE」さんの連れ合い様は、
オーブン陶土を用いたハンドメイド作家「アルぺジオ」さんとのこと。
Instagram arpeggio_629  

お客様が上着に着けていたブローチが素敵でお尋ねしたら、
なんと、そのアルペジオさんの作品でした☆

こういう偶然も最高に素敵です。