2019年8月29日(木)~ 9月8日(日) ※9/4(水)休廊
OPEN 11:00~17:00
森景 -都市-
今回、独特の存在感をみせているのが
セメントを原料とした立体作品のシリーズ
焼き物とは全く異なるケハイと造形美を感じます
森景 - monolith 01 -
粘土の塊を掘り、セメントを流し込み、固まったのち
まさに発掘するようにして(その工程が大切なのだと思われます)
粘土から取り出すという作品
彫ったのでなく、石膏で型どりをしたものでもないゆえに
掘り出してみなければわからないその形
彫りながら、おおよそのカタチは思い描けるのだそうですが(!)
想像を超えたフォルムが現れること、
自分の手を離れたところで起こる出来事が、
興味深いという小松さん
森景 -monolith 02 -
「 Monolith(モノリス)はそれ自体が集積であり、
大きな物体の集積の一部でもある。
それはその物質的領域に限らず、全てのものと交わり、
際限無く広がっている。
無数の情報が混ざり合った先に、領域は崩れ去り、
また新たな塊へと集積されていく。」
これらの作品たちは、庭など屋外に置いていただいて、
苔が生え、虫が棲み、いつしか自然の中で朽ちていくことを願われています
時の経過の中で、何かを育みながら、しずかに風化し、
別のものたちとともに堆積していく
そのような作品をつくりたいと願う若き陶芸家