2019年9月30日月曜日

ヒデヨとキミヨ④明日に向かって

9/21~29に開催した「ヒデヨとキミヨ」
ースケッチ画家とイラストレーターの二人展ー が閉幕し
長い旅を終えた気分です

ひとり歩く道中を
限られたひと時、友と連れ立って旅したような

初めての場所になつかしくなることがあるように
旧知のひとなのに果てしなく懐かしいような




ひぐちキミヨ
「高田世界館」




これまで「個展」でそれぞれの世界を披露して来られたお二人ですが
今回は「二人展」である愉しさを存分に示してくださいました



水彩とコピック、現場スケッチとアトリエ制作、という
画材や制作スタイルの違う二人が同じ建物や同じテーマを描いた作品
が並べられていたのが、今展覧会の醍醐味のひとつ



ひぐちキミヨ
「ニューハルピン」


野田英世

「ニューハルピン」は直江津では知らぬ人のない名店
ひぐちさんの作品を観て野田さんも描きに行かれ、
それなら並べましょうと、既に個人所蔵になっている作品を
ひぐちさんがお借りしてきて展示してくださいました




作品と併せて、それぞれのアイコンの吹き出しにも
楽しさいっぱい



(左)野田英世 (右)ひぐちキミヨ  

美味しいカレーと喫茶の「daisy」さんは
これまた素敵な佇まいの長岡の名店

たびのそら屋の前の道を長岡大橋方面にしばらく行くと左側にあります

搬入日のランチに行ってから、開幕までの
数日のうちに仕上げられた最新作



野田英世


ひぐちキミヨ

長岡市摂田屋にある名所
「機那サフラン酒本舗 鏝絵蔵」

ひぐちさんには龍が見えちゃったのですね~~



オーダーで描く時にはこういうアソビは(遠慮して)描かないとのこと
「龍文堂」さんのゴジラの雲なども、
その建物・風景を、描きたい~~!!と思って描く時に現れるようです




(左)野田英世 (右)ひぐちキミヨ
これからも描いていただきたい「長岡の花火」



そして圧巻は、高木いくのさんを訪ねて描かれた
それぞれの「山のおうち」


野田英世
外観(作品部分)


ひぐちキミヨ
内観




ギャラリーにはひぐちさんのイラストレーターとしての仕事の資料や、
野田さんの多岐に渡る関心事を垣間見れるスケッチも展示され、
喫茶室ではポストカードの販売もあり、ご紹介しきれないほど盛りだくさんでした


展示・企画は全て作家のお二人によるものですが
一緒に愉しみごとに混ぜていただき、苦楽を共にしながら作らせていただいた
と思える展覧会でした





作家画像を載せたこのインパクトのあるDMは、
映画「明日に向かって撃て」のイメージだとか

全くもって想像を超えていくお二人です


2年後、、、3年後、、、 
私はまだその時の自分を想像できませんが

今回の展覧会を、いくのさんも含め4人で、笑いながら
一緒に思い出すであろうことだけは、リアルに思い描けます


その頃には、こんなふうに思いを重ね合えるひとが、
この街にも更に更に居て下さることを願って、、、

積み重ねていきます


未来は迎えるものでなく
向かうもの




◆maison de たびのそら屋は、様々な文化・芸術的表現のための場所です

この場所でこそ表現したいもの、叶えたいことがある作家・クリエイターの皆様
どうぞお声掛けください