2025年5月17日土曜日

祝10周年/Pegasusの会

年に一度、それぞれの渾身の作を持寄り開催される「 Pegasusの会展」 。



事前の打ち合わせの際、猪爪彦一さんと近藤充さんは、
「第10回」という数字の節目にこだわることなく、いつも通り淡々と、
といった心境でいらっしゃるとお聞きしました。


確かに、作家紹介のページに記載した、お二方の長きにわたる作家歴を見れば、
日々の一作一作の積み重ねが今日であり、明日であるとも感じます。


とはいえ、の「10年」。

各々の仕事や個展活動と並行して「Pegasusの会」が継続されてきたことは
稀なる、尊いことであると思わずにはいられません。









猪爪彦一










金内沙樹






近藤 充

















結成当初はもうおひとり、沙樹さんと同じく近藤先生の教え子の方がメンバーにいらしたとのこと。

社会人として、仕事と並行して制作を続けるのは並々ならぬことであり、
現在の出展者は3人となっています。

年配者には、年月を重ねるごとの体力的な変化があるかもしれません。
若手には、追う背中の大きさや自身の道へのプレッシャーがあるかもしれません。

そうした心中は計り知れませんが、
歳の離れた作家が、対等な関係の中で互いに刺激を受け合う、というスタンスを維持しながら、
会が新たな変容への勢いを保っていることに敬服します。





開幕初日に届けられたのは、
沙樹さんのご両親様からの「Pegasusの会」 の10周年祝いのお花。

猪爪・近藤、両先生への感謝が込められているものと思います。



「教える関係ではなく、作家として対等な関係である」というスタンスでいてくださる大先輩方ですが、
沙樹さんが「Pegasusの会」だけでなく、一作家として独立した発表の場を得ていくことを、
願い、待ち望みながら見守ってこられたのではないかと思います。



その道筋が、とうとう開かれた昨年秋でした。


「Pegasusの会」の今後のことは、これから話し合われるとのことですが、
淡々と、続けていかれるのではないかと、、、


今後をたのしみにしながら、

新緑の中で作家と、お客様と、語らうことのできる、
会場としての時間を味わっています。


5/18(日)は作家三人在廊です。
どうぞお出かけください🌈






《 第10回 Pegasusの会展 》

5/13(火)~25(日)
OPEN 11:00~17:00   ※最終日は16時まで
休廊日   5/16(金)、21(水)
___________________

▶猪爪彦一(油彩) 在廊  5/13(終日)、18(午後)、19(午後)

▶金内沙樹(油彩) 在廊  5/17、18、24、25(各日とも終日)

▶近藤 充(岩絵具・アクリル・テンペラ混合技法) 在廊5/18、25(各日午後)


2025年5月12日月曜日

Pegasusの会/猪爪彦一

 《 第10回 Pegasusの会展 》

5/13(火)~25(日)
OPEN 11:00~17:00   ※最終日は16時まで
休廊日   5/16(金)、21(水)


▶猪爪彦一(油彩) 
在廊  5/13(終日)、18(午後)、19(午後)、25(時間未定)
▶金内沙樹(油彩) 在廊  5/17、18、24、25(各日とも終日)
▶近藤 充(岩絵具・アクリル・テンペラ混合技法) 在廊5/18、24、25(各日午後)






《象のいる丘》

油彩・キャンバス/F6



◆猪爪彦一/ INOTSUME Hikoichi


【メッセージ】

アトリエにある未完成の作品の中から案内状の作品を選び仕上げました。

夜の丘を道に迷った小象がそれでも休まず歩き続けている場面です。

この先に何が待っているのか、わからないまま進むしかない今の状況です。

他の作品は新作と近作です。








《春へ》

油彩・キャンバス/10×13㎝



ここから生まれるものを待つでなく

たまごがたまごとして生まれたことを寿ぎたいような
猪爪先生の 晴れやかな たまご


喫茶室の奥までお見逃しなく



【略歴】

1951年 新潟市生まれ

1974年 第29回行動美術展  初入選【以後毎年出品】

1978年 第33回新潟県展  版画県展賞

1981年 第36回行動美術展  行動美術賞

1982年 第25回安井賞展【以後8回出品~’92】

     第37回行動美術展  安田火災美術財団奨励賞

1984年 第1回青年絵画展(日本橋三越)【以後5回出品】

    第3回安田火災美術財団奨励賞展  新作優秀賞

1990年 第1回西洋の眼現代絵画展(日本橋三越)【以後5回出品】

1995年  シリーズ新潟の美術 ’95(新潟県民会館ギャラリー)

              画集「かぐわしき風の中で」(新潟日報事業社刊行)

1997年 安井賞展入選作家4人展(新潟・雪梁舎美術館)

1999年 7の視点展(東京・井上画廊)【以後9回出品】

2004年 新潟の作家100人展(新潟県立万代島美術館)【同’06出品】

2005年 にいがたの美の系譜(新潟県民会館ギャラリー)

2007年 漂泊の位置展(東京・ギャラリー風)【以後毎回出品】

2009年 ドローイングフィフティーン(東京・あらかわ画廊)

     個展「猪爪彦一の世界展 ー原風景を求めて」(弥彦の丘美術館)

2010年 銅版画作品集「夜の風景」(羊画廊刊行)

    「物語の絵画」(新潟県立万代島美術館)

2011年 個展「猪爪彦一の世界 幻想の銅版画展」(弥彦の丘美術館)

     「新潟の画家たち」(新潟県立万代島美術館)

2012年  「みんなでつくるコレクション展」(新潟市美術館)

「びじゅつのあそびば」(新潟県立近代美術館)

     「GUN 新潟に前衛があった頃」(新潟県立近代美術館)

2013年 「風ノナマエ:20展」(東京・ギャラリー風)

    「こころのかたち」(新潟市美術館)

2014年  「第17回 木の会」(東京・鈴木美術画廊)【第1回より出品】

              個展・油彩(豊栄地区公民館区民ギャラリー)

              個展・版画(柏崎・遊文舎)

            「Pegasusの会展」(新潟市美術館市民ギャラリー)【同’15・’17・’18・’19開催】

            「コレクション展 さがしてみつけて」(新潟県立近代美術館)

2017年   個展(池田記念美術館)

2021年 「LOVE&LIFE コレクションより愛をこめて」(新潟市美術館)

    「Pegasusの会展」(maison de たびのそら屋)【同’22・’23・’24開催】

2023年 「美術と考古でみる、ここらへんの生活。」(新潟市新津美術館)

2024年  個展「異郷」(東京・日本画廊)

2025年 個展「夜の風景」銅版画回顧展(ギャラリーみつけ)

行動美術協会会員・新潟県美術家連盟理事・県展運営委員・新潟市美術協会参事







《夜》作品部分

P50/油彩・キャンバス




常々、県内外、何処かで個展やグループ展に出展しておられる猪爪彦一さん。

つい先ごろ、ギャラリーみつけ(見附市)で大規模な銅版画回顧展を開催し終えたと思いきや(4/5~4/27)、5月は早々に游文舎(柏崎市)の「初夏の庭2025」(5/10~26)の野外展示を設営。

更にこの後に迫る星野健司さんとの二人展(ギャラリー栞/新発田市、5/17~25)の準備に意識を向けながら、「第10回 Pegasusの会展」の作品に取り組んでくださいました。


昨日の搬入時には、さすがにお疲れがにじんでおられたのですが、
一旦は展示した大作《夜》を、全然描き切れなかったと、
開幕ギリギリまで描き足したいとおっしゃって、再度、梱包されました。


無事に展示を終えて安堵の近藤充さんと金内沙樹さんに労わられながら、
今宵もアトリエで作品との夜を過ごしておられるでしょうか、、、


あまり無理をされませんようにと願いながら、
猪爪先生と作品の無事の到着を待つギャラリーです。


そんなわけで、5/13(火)開幕初日は少々バタバタしております。

どうぞゆっくりとお出かけください🌈



▶猪爪彦一さんは開幕初日、終日在廊のご予定ですが、
お疲れ具合によって、ご無理のない範囲でと思っております。

(描きあげて、晴れ晴れとした心持ちで過ごしてくださるかもしれませんが
🐣


(追記)
⇒5/13 猪爪先生とオイルの香り放つ作品が到着し、無事に開幕しました。
お疲れのご様子でしたが、初日の在廊に駆けつけてくださったお客様方と
「話しているうちに元気になりました」と、おっしゃって
クローズまで在廊してくださいました💐




Pegasusの会/近藤 充

 《 第10回 Pegasusの会展 》

5/13(火)~25(日)
OPEN 11:00~17:00   ※最終日は16時まで
休廊日   5/16(金)、21(水)


▶猪爪彦一(油彩) 
在廊  5/13(終日)、18(午後)、19(午後)、25(時間未定)
▶金内沙樹(油彩) 在廊  5/17、18、24、25(各日とも終日)
▶近藤 充(岩絵具・アクリル・テンペラ混合技法)在廊5/18、24、25(各日午後)








《街角》

岩絵具・アクリル・テンペラ混合技法
21.0×31.0㎝




◆近藤 充 / KONDO Mitsuru


【略歴】
 

1964  新潟市生まれ

1987  アリゾナ州立大学留学・中南米遊学

1990年 新潟芸術美術展 連盟大賞

1991  新潟大学大学院修了

1992  伊丹大賞展 大賞(兵庫県伊丹市・伊丹市立美術ギャラリー)

    伊藤廉記念賞展(名古屋日動画廊)

1995  千石大賞展 大賞(新潟・千石ギャラリー)

1997  銀座大賞展 2席(東京・正光画廊)

1999  個展(新潟・ギャラリー小さな森)

2000  フィレンツェ賞展 特別賞(新潟・雪梁舎美術館)

2001  個展(新潟・羊画廊)【同 ’03’05’07’09開催】

2002年 花の美術大賞展 受賞(兵庫県加西市)

2003年 新潟の洋画家6人展(弥彦コミュニティセンター)

2004  新潟の作家100人展(新潟県立万代島美術館企画)【同 ’06年開催】

              風の会選抜展(イタリア・レカナーティ)

2005年「萬代橋十景展」(新潟伊勢丹・新潟日報社企画)

2009年「記憶のかたち展」(新潟県立万代島美術館企画)

2010  個展(新潟・ギャラリー万代島)【同 ’13年開催】

2014年 風の会展(新潟・雪梁舎美術館企画)

Pegasusの会展・新潟」(新潟市美術館)【同’15’17’18’19年開催】

2015年「箱展」(加茂・アトリエきっか)

2016年 個展(新潟・ギャラリーあらき)【同’18’20’22年開催】

2018年 風の会展(イタリア・フィレンツェ)

2019年 あたらしいかたち展 (新潟市新津美術館企画)

2021年「Pegasusの会展・長岡」(長岡・たびのそら屋)【同’22’23’24年開催】

2024年「近藤充展 -追想の旅-」(弥彦の丘美術館企画)

 

無所属・新潟県美術家連盟常務理事









【メッセージ】


バチカン美術館で、古代ローマの壁画の断片を見たことがあります。

各々、出所が違う物が、目立たない場所にまとめられて展示されていました。
それらは大きな壁画の一部分の、ほんの小さなカケラなのですが、以外にも力強く
愛おしい物達でした。
そんな小片の外側に、どんな絵画世界が広がっていたのかと、とりとめのない想像を
楽しみました。

今回は、そんなカケラをイメージしながら制作した作品を展示いたします。







《ミモザの頃》




ヨーロッパの古い壁画の一部のようなフォルムをイメージした作品を、
独自のテンペラ技法によって手掛けて来られた近藤充さん。

その追求は、このたび新たな展開へ。

従来は自作したパネルを支持体に用いておられましたが、今回は端材を用い、
より一層、自由で、剥がれ落ちた「断片」を思わせる形状となりました。


四角形をベースにした絵画は、一般的にその内側へと観る人の視線を誘うのに対し、
これらの自在な形状の作品は、その周囲はどのように描かれていたのかと、
作品の「外側」へと意識を向かわせる意向も含まれているとのこと。


上記作家メッセージに、
壁画の「小さなカケラ」が思いのほか力強く感じられたことがしたためられているように、
今回の作品はまさに、
これまでより面積も厚みもコンパクトになったにもかかわらず、
むしろ存在感を増したように感じられます。


そんな変化の味わいまた、定点観測のようにこの会場で4年間、
お話を伺える距離で拝見させていただけたからこそであるかもしれないと、
ありがたく思いながら、たびのそら屋では5度目となる「第10回 Pegasusの会展」。

5/13開幕です💐







《雪ふる》



画像の色彩は実作品を再現できていません。

喫茶室に展示された動物シリーズの小品とあわせて、
新緑の中の静かなるショートトリップをおたのしみください。




2025年5月10日土曜日

Pegasusの会/金内沙樹

 《 第10回 Pegasusの会展 》

5/13(火)~25(日)
OPEN 11:00~17:00   ※最終日は16時まで
休廊日   5/16(金)、21(水)


▶猪爪彦一(油彩)
在廊  5/13(終日)、18(午後)、19(午後)、25(時間未定)

▶金内沙樹(油彩) 在廊  5/17、18、24、25(各日とも終日)

▶近藤 充(岩絵具・アクリル・テンペラ混合技法) 在廊5/18、24、25(各日午後)





◆金内沙樹 / KANEUCHI Saki


【略歴】

1991年 長岡市生まれ 

2010年 デザインフェスタ(東京ビッグサイト)【同'11参加】 

2012年 「さじゅ」展(新潟・GALLERY 蔵) 季刊SSイラスト掲載 

2013年 「子羊画廊の羊展」(新潟・羊画廊) 

2014年 「Pegasusの会展」(新潟市美術館市民ギャラリー)【同'15・'17・'18・'19開催】 

2017年 新潟県美術展 入選 

2021年 「Pegasusの会展」(長岡・maison de たびのそら屋)【同'22・'23・'24開催】 

2024年 「Stories 5つのものがたりⅣ」(新潟・楓画廊) 

 
日本アニメ・マンガ専門学校卒業 






【メッセージ】

雲や空のように、形を変えながら漂っていくものに心惹かれて、今回展示させていただく作品を描きました。

キャンバスに色を重ねていると、さまざまな方とお会いできたことで生まれた変化を感じます。

滲むような色や、曖昧な輪郭のかたち、緩やかに流れていく景色を描いていけたらと思っています。









毎年、その作風が大きく変化してきた金内沙樹さん。

とりわけ昨年の変容は、Pegasusの会のメンバーである猪爪彦一さんと近藤充さんも、
目を見張るものでした。


▶2024年のブログ
作家紹介⇒
作品紹介①標⇒ 
作品紹介②両翼⇒ 


2024年の6月段階までは、沙樹さんの絵画作品の発表は年に一度、「Pegasusの会展」のみだったようですが、本人の手応えは周囲の評価とも連動し、初めて楓画廊さんのグループ展にお声が掛かりご出展。

その会場での作品の存在感は、堂々たるものでした。

6月のPegasusの会展で得たいくつかの助言を即座に取り入れたパネルが、
より作品世界に没入できる、うつくしい仕上がりになっていたことも印象的でした。


今年10月には、同ギャラリーで個展を予定しておられます。

今後の展開をたのしみにしつつ、
まずはたびのそら屋での4年間をご覧くださった皆さまと、
そして初めての出会いをしてくださる皆さまと、
きらめく新緑の中の3人展を、たのしませていただきたいと思います🌿✨










2025年4月26日土曜日

【次回】第10回 Pegasusの会展

新緑の勢いが増す季節。いかがお過ごしでしょうか。
日々も勢いよく過ぎていきますが、まずは次回展覧会のお知らせを。

連休の慌ただしさが落ち着いた頃合いの開催です。
どうぞお出かけください。

______________________


《 第10回 Pegasusの会展 》

5/13(火)~25(日)
OPEN 11:00~17:00   ※最終日は16時まで
休廊日   5/16(金)、21(水)


▶猪爪彦一(油彩)
▶金内沙樹(油彩)
▶近藤 充(岩絵具・アクリル・テンペラ混合技法)








ベテランのふたりと若手、歳の離れたメンバーが、お互いの作品から刺激を受け合う、
という趣旨で結成された「Pegasusの会」の、第10回目の展覧会です。

第5回までは新潟市内で開催しておられましたが、
メンバーの金内沙樹さんが長岡在住ということもあり、
6回目からの5回は長岡のたびのそら屋で連続開催を、とのご希望をいただいておりました。

それがついに(長岡では、ひとまずの)最終年を迎えます。


「Pegasusの会」としては10回目という記念すべき開催となりますが、
作家たちは特段の節目と気負うことなく、
いつものように淡々と、それぞれの「今」を注いでくださるご様子です。


当ギャラリーで同じ顔触れで定期開催している展覧会は、これまでのところ「Pegasusの会展」のみです。

定点観測的でありながら、毎年、新鮮な驚きをもって変化に出会わせていただいてきた、稀なる展覧会。

今回もこれまでと同様に、ドキドキしながら作品の到着を待っています。






後日、作家紹介と在廊予定をアップいたします。






2025年4月18日金曜日

【御礼】I am/編む

 2025年4月1日から13日に開催いたしました、8年目を迎える春の展覧会
《 I am / 編む 》は、連日大盛況をいただき、
満開の桜景色に彩られながら無事に閉幕いたしました。


今回も、語り尽くせない感動がたくさんありました。

ご来場くださいました皆様、
素晴らしき作品を寄せてくださいました作家の皆様、

いつもながら発信にご協力くださいました皆様に、
心より感謝御礼申し上げます。









閉幕後は少し慌ただしく過ごしておりました。

ギャラリーには、搬出待ちの勝見さんの作品と、刻々と移りゆく桜景色。









返す返すも、素晴らしい展覧会でした。

本当にたくさんのご来訪をいただき、
現場では全力疾走、完全燃焼✨


その分、一日を終えると力尽き、、、
ブログの発信は全く追いつきませんでした。

今回はInstagramを先行してアップしていましたが、
終盤、連日夜更かししても書ききれぬまま、

発信については完全・不完全燃焼🔥💦


昨年あたりから展覧会のライブ感アゲアゲの、現場の熱気アツアツなのですが、
今回はまた一段と濃厚で、 印象的で、

感慨深い時間を過ごさせていただきました。





2025.4.9 御幸橋より

そら屋の桜(右)、今年の開花は4/5でした。
満開になるころ対岸の桜(左)が咲き始めます。





そんな素晴らしい会期と同時に、

春とはこんなにもかなしい季節であったかと、思うような、、

叔父の一周忌に加えての、つらい訃報が相次ぎました。。



哀悼の気持ちは、まだことばにしがたいですが、


いつもたどり着く答えはひとつ。



生かされている者として、

至らぬなりに、できる限りを。


今日、会えたひとを大切に。

たのしみながら、日々を尽くしてまいりましょう🌼 




それが私の 《 I am … 》

かなと、思う春。







Instagramはアカウントが無いと閲覧し続けられないのが残念なところ。
⇒ @tabino_soraya 

加筆しながら、ぼちぼちとブログにアーカイブを綴りたいと思います。





2025年4月11日金曜日

加納いずみさんの「雑文」

うれしいにぎわいをいただいている春の展覧会《 I am / 編む 》。
連日、店頭での語らいを満喫して力尽き、ブログ更新が追いつかぬままに早くも会期末。

今回は Instagram 先行で発信しています⇒ @
tabino_soraya
アカウントがある方はどうぞご覧ください。

例年この界隈では一番に咲くそら屋裏の桜は、週末にはちょうど満開。
追いかけるように対岸の桜も咲き始めました。




2025.4.9



5名の作家による、様々な「編む」をたのしませていただいています。

様々な素材を用いてコンセプチュアルな作品を手掛ける加納いずみさんは、
今展では絵画を中心にご出展くださいました。


毎度ながら込められた思いが気になるところですが、
今回は
「感性に頼りたい」との思いで、作品解説のキャプションは添えられませんでした。


皆様、どんなふうにご覧いただいたでしょうか。

私はいずみさんの発想や心情を綴ることばが好きです。

最終盤、答え合わせのように「雑文」と書かれた展覧会への思いと、
作品についてのコメントを
ご紹介いたします。






《SPRING》



《 I am/編む 》にあたって 雑文  (加納いずみ) 


毛糸での編み物、最近はやっているみたいですね。私も好きです。
家族とくだらない会話をしながら進める鍵編みも、寝食を惜しんで没頭する棒編みも好きです。
ずいぶん長い間していませんが。

寝ている時間、働いている時間、食事や衛生面の必要な時間のそれ以外、
いわゆる自由時間、休息時間と呼ばれている隙間に「編む」は発生します。

常に生産的なことをしていなくてはいけないと強迫観念にとらわれてしまいがちな
現代人にぴったりの作業なのかもしれません。

「家族のだんらんをしながらの編み物、気づくとマフラーが出来上がっている!!!」

うっかりするとすべてSNSの閲覧で溶けてしまいそうな時間が手を動かして行う作業に 
消化されるのはメンタル的にもよいかもしれませんね。

 

「編む」というテーマはとてもイメージがわきやすかったです。

今回はアクリル絵画を中心に作成しました。
細かい作業を続けることと編むことの共通点を見出そうと制作しています。

日常を積み重ねる、同じ作業を繰り返すというのは編むに似ている行為です。
細かい網目を折り重ねて完成する1枚のマフラーのように、
細かい作業が積み重なって俯瞰してみた後に出来上がる表面のテクスチャー、
見える景色を楽しんでいただきたいです。

 

20247月に開催させていただいた三人展では、コンセプチュアル作品としてかなり説明文を加えました。
「観る」と併せてかなり「読む」時間もあったと思います。

今回は感性に頼りたいと思い、展示では説明文をはじいています。

 




《ガーベラ》



〇ガーベラ

 学生時代に制作した手法でもう一度制作しています。
ちょうどスピッツの「ガーベラ」という曲を聴いていた頃で曲のイメージと重なることからタイトルにしました。(わかる人はいないと思いますが・・・かなり個人的なタイトルです。)
 小さな「まるかいてちょん」は細胞のつらなりや水の泡のようなものです。白いもやの中で薄いレイヤーのようにカーテンのようにおおわれている光そのもののイメージです。

 




〇迷路

 小学生のころ自由帳に描いていた迷路を本気出して描いたものです。


 



《  迷路 A 》





《  迷路 B 》





《  迷路 C 》





《  迷路 D 》




《  迷路 E 》








《 SPRING 》


SPRING

 水性ペンで線を引く作業を繰り返しています。今回は2パターン追加で作成しました。
暗い画像のもの、明るい色を選んで重ねて線を引いています。いずれも春の季節が魅せる気持ちの高揚、ハイになる感じ、新しい出会いやクラス替えの違う環境でグラグラしていて一歩足を踏み外すと違うルートになってしまいそうな不安定な感じからSPRINGにしています。








〇夜の海

「人魚は、南のほうの海にばかり棲んでいるのではありません。北の海にも棲んでいるのであります」から始まる小川未明の「赤い蝋燭と人魚」が好きです。この物語に出てくる海の描写があまりにも冬の日本海すぎて、これまで歌や映画で扱われる大きく広く母なる海と私が暮らす新潟の海を別物としてとらえていたことに気づけた作品です。





冷たくて重い黒い砂浜、常に止まない風、墨汁みたいな夜の海をイメージしました。

私の住むにいがたの夜の海です。

 





〇ネックレス

過去に一度発表したものをもう一度制作しました。今回は、トルソーもつけて百貨店風に。

楽しい作業でした。一番「編む」に沿っているかもしれません。

 








喫茶室窓辺には、石原さん、勝見さん、加納さんのポートフォリオのファイルがあります。
併せてご覧ください。






↑の画像には映っていませんが、、、






原田甚助農園さんの煎り豆(塩のみのNEWバージョン)と
乾物の大豆と小豆も追加で届けていただきました。

これまたあっという間に完売してしまいそうです☆彡



______________

2025 SPRING EXHIBITION 
《 I am / 編む 》

4.1(tue)-13(sun)
open 11:00-17:00
closed    4(fri)9(wed)

▶最終日の4/13(日)は、午後には作家全員在廊、16時にて閉幕です。


2025年4月6日日曜日

7年のビフォー・アフター/文香さんの竹かご

久しぶりに青空が広がった4/5
太陽を待ちわびていたそら屋裏の桜が開花しました。

今春も、開幕冒頭から「いい展覧会だなぁ…」としみじみ思うような語らいの風景と共に、
4/6、おかげ様で7周年を迎えます。

これまでに出会わせていただいたみなさま、
日々あたたかい励ましを寄せてくださるみなさま、
(展覧会をたのしんでくださることに何より励まされています)
いつか訪ねたいと思ってくださるみなさま、

こころより感謝御礼申し上げます。







下の画像は、ギャラリー窓辺に展示した成田文香さんの竹かご。
右側の青々としたのは今回の作品で、
左側は7年前の開廊記念企画展にご出展いただいた折に求めたものです。

喫茶室で7年を共に過ごしてきたかごは、あまり変化していないように思っていましたが、
並べてみるとすっかりいい飴色になっていました。








7
年の月日は、ものだけでなく、ひとにも少なからぬ変化をもたらし、
思うことはいろいろありますが、
このうつくしき経年の景色に、あやかりたいと思う8年目です。


これからも、大切なものを大切に。

どうぞよろしくお願いいたします。





佐渡の真竹で編まれた八ツ目のかごは、入れ子になる大・小、二つのサイズがあります。
売約済みのものはシールを貼っていますが、オーダーをお受けできます。
お声がけください。

















すっきりとしたフォルムの竹のおはしは、盛り付け箸にも、日常使いにも。


文香さんのお品はいずれも、暮らしの風景がキリリと、
そしてやわらかに変わるような印象です。








2025 SPRING EXHIBITION 《 I am / 編む 》

会期 4月1日(火)~13(日)
OPEN 11:00~17:00 ※最終日は16時まで
休廊日 4/4(金)、9(水) _____________________________________
出展者/出展内容(所在地)Instagram/在廊日
◆加納いずみ / 絵画(柏崎市)@mitty913 4/6、13(午後) ◆石原花音 / 絵画(長岡市)@poppy.0955 4/5、7(11~12時)12、13(午後) ◆勝見俊介 / ニット(阿賀野市)@shunsuke_knit_something 4/5、6、12、13(終日) ◆成田文香 / 竹編み(新潟市)4/13(午後) ◆原田悠歩:原田甚助農園 / 藁編み(長岡市)@harada_jinsuke_nouen 4/2、6,、13(14〜16時)