かつて、アメリカ、中南米、ヨーロッパ各国を遊学した近藤充さん。
その作品は、過去の記憶の断片であるだけでなく、
心の中で繰り広げられた ”旅” の景色でもあるようです。
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(作品の画材は全てアクリル・岩絵具・テンペラ)
《 異邦にて 》
変形P30号
変形P30号
《 異邦人 》
変形10号
変形10号
現実の旅には出がたい日々の中で、かつての旅を思い返すだけでなく、
「未知の遠い過去や未来の情景」を想ってイメージの中を旅するという近藤充さん。
「未知の遠い過去や未来の情景」を想ってイメージの中を旅するという近藤充さん。
曲がらなかった街角
開けることのなかった扉
開けることのなかった扉
あったかもしれない世界
流れ続ける時間。。。
《 トスカーナの朝霧 》
変形S2号
《 在りし街角 》
変形3号
変形3号
《 入港の朝 》
36×15㎝
《 在りし記憶 》
変形F2号
不意に、ネパールを旅した時のことを思い出しました。
長期の一人旅。
滞在していた街で出会った幼い女の子にせがまれて、明日また来て一緒にお茶をと、
約束したのだけれど、
長期の一人旅。
滞在していた街で出会った幼い女の子にせがまれて、明日また来て一緒にお茶をと、
約束したのだけれど、
まるでその街角が消えてしまったかのように、
再びその女の子の家を見つけることが出来なくて、
約束を果たすことができなかったのでした、、、
あの日、ずっと待っていてくれたであろうその子のことを、
いつしか忘れていたことを、思い出しました。
私もまた、彼女の記憶の地層の底部に、すっぽりと埋もれているのでしょう。
それはさみしいことではない、と
近藤充さんの絵を観ながら思います。
4月の展覧会のタイトルは「Journey(旅・旅程)」でしたが、5月もまた、
作家たちそれぞれの「旅」にいざなわれています。
作家たちそれぞれの「旅」にいざなわれています。
《再掲》作家メッセージ
コロナ禍以降、旅をしなくなりました。
ただ、行かなくなったとはいえ、それは現実の旅です。
その分、イメージの中の旅は増えた様に思います。
実際に立った街角、刹那に出会った人々だけではなく、
これ程、自由で楽しい旅はないかもしれません。
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2022/5/10(火)~22(日) 第7回 Pegasusの会 展
OPEN 11~17 ※最終日は16時まで
CLOSED 5/13(金)・18(水)
5/21(土)は午後から、作家全員、揃って在廊です。
5/22(日)は午後から、金内沙樹さん在廊で、16時にて閉幕いたします。