2022年4月6日水曜日

Journey/猿田千帆

青森県五所川原市で「陶工房ゆきふらし」をご夫婦で営む猿田千帆さん。

作家略歴とメッセージ ⇒ 

そのうつわは、土ものでありながら丈夫で、プリミティブさと繊細さを併せ持つ佇まい。

食器だけでなく花器もいろいろ届いています。

(以下画像は、既に無いものも写っています)






花器 ころん






包をほどくワクワクが止まらなかった開梱時




ちいさいながらもどっしりとした一輪挿しは、早々に完売。




置いた台にぴったり吸い付くような、安定感ある底面のシリーズと、




「ゆらゆら」と名付けられた、凹面底のシリーズ。






イチオシの円盤花器は、凹面底で触れるとゆらゆらするのが魅力です。
青みがかったグレーの混ざった、素敵な色味のものが届いています。


展示室では、鳥がついばみ残してくれた南天の枝を添えていますが、
水を張って、ひと枝を投げ入れるだけで様になる花器。





こちらは私が愛用しているもので、
今回はいただいた花苗をポットのまま入れて飾っています。
いろいろに使えます。







刷毛目の化粧が素敵なこちらも、
何を活けても、活けてなくても、さりげなく特別な存在感。






お皿の類は大きめの平皿が完売して、小皿が僅かになっています。



 


千帆さんが器やアクセサリーの模様に用いるのは、植物や鳥、トカゲやみつばち。

自宅ではヤギを飼い、ここ数年は日本みつばちの養蜂もしていた千帆さん。

貴重なはちみつをいただいたことがありましたが、昨年、なんの環境の変化か、
みつばちが居なくなったとのこと。

そう聞くと、呉須で描かれたみつばちが、より一層、愛おしく感じられます。






絵付けの器は、まだわずかにございます。









羽根の箸置きとスプーンレスト。
たびのそら屋にイメージを重ねて、送ってくださいました。
薄造りですが、半磁器土で丈夫です。





薬味や、ナッツ、小さなおやつを乗せてもうれしい小物たち。





アクセサリーは喫茶室に




そして、ボトル


コルク栓付きで、中まで釉薬がかかっています。
デキャンタとしてお酒を入れたり、実用にお使いいただけます。

今回、「日本酒を入れたくて」とお求めくださったお客様がおられました。
うれしい☆







Ken Sakamotoさんの作品と出会ったとき、
Kenさんの世界に描かれるボトルは、まるで千帆さんがつくるボトルみたい、と思いました。


お二人の作品を、こうして同じ空間に展示させていただけて、とてもうれしいです。


制作の技法やスタンス、作品の空気感、、、
4名の作家の世界が、心地よくクロスしているのを感じる展示室です。






開幕してから毎日、いつ咲くか、いつ咲くかと、赤みを帯びていく桜の枝先を眺めていましたが、
久しぶりの快晴で気温の上がった4/5 夕方、お客様が開いた花を見つけてくれました。






4/5 メゾン裏、開花

4/6 maison de たびのそら屋 4周年




これまでの日々と、訪れてくださった皆様に感謝しつつ、
どの日も大切に営みます。

展覧会は4/7(木)の休廊日を挟んで会期末に向かいます。


2022 SPRING EXHIBITION -Journey-

3/28(月)~4/10(日)
OPEN  11:00~17:00 ※最終日は16時まで 
CLOSED 4/1(金)・7(木)