さとうゆかさんの作品には「なんだろう?」がたくさん。
見る人にどんな旅をもたらしているでしょうか。
作家略歴とメッセージ ⇒ ★
在廊予定 3/29、4/5(14時~)、4/10(午後)
壁面のキャプションには書かれていませんが、資料に書き添えられたコメントをご紹介します。
《 I wish you were here / あなたがここにいたらいいのに 》
Ф260 d90mm(2021)
Ф260 d90mm(2021)
曇天に親しみを感じたロンドンで降った雨。
勢い良く降り、すぐに止んだ。
《 HILL / 岡 》
Φ260 d150mm (2021)
Φ260 d150mm (2021)
Φ200 d70mm(2022)
高速のライト
何らかの植物など
橋、橋をかける、埋める、乗り越える。
母の実家に行くために、父の運転した車で瀬戸大橋を渡った。
【Bridge】には様々な意味があるのでした。
作品に「お手を触れないで」マークを添えましょうか?と尋ねると「そっとなら触れてもらっても大丈夫です」とゆかさん。「壊れたらその方が気にされると思うので」触れないでいただく方がよいですが、本人は ”壊れない” ことをあまり重視していない様子。
作品に「お手を触れないで」マークを添えましょうか?と尋ねると「そっとなら触れてもらっても大丈夫です」とゆかさん。「壊れたらその方が気にされると思うので」触れないでいただく方がよいですが、本人は ”壊れない” ことをあまり重視していない様子。
【move】=動く・動かせる ことも大事な要素。
作品《Bridge》を構成しているものは、ほぼ固定されていません。
移動するたびに、改めてその地で再建される作品。
こちらも「可変」であり「積極的携帯可能」な作品。
フレームを解体して、クルクル巻いて、どこにでも持ち運ぶことができます。
フレームを解体して、クルクル巻いて、どこにでも持ち運ぶことができます。
《 あらわれたくま 》
h250 w160mm(2022)
sold out
sold out
アメリカで買ってもらったサラサラの毛のくまのぬいぐるみは、
すぐに母によって洗濯機で洗われ、毛が絡まりモジャモジャになった。
洗剤の良い香りがした。
すぐに母によって洗濯機で洗われ、毛が絡まりモジャモジャになった。
洗剤の良い香りがした。
エアコンの風に
moving, moving
裏側も見てほしくて浮かんでいます。
思い出をもとに、このたび新たに作成されたもの。
そうでしたか、、、
私が引き出しの奥にしまっている毛の絡まったねこ(のぬいぐるみ)とは違うのでした。
嗚呼、これが作家の成せること。
「洗われたくま」ではなく「現れたくま」かもしれない、とお客様。
《Bridge》の構成物も、別の見方をせねばならぬ気がしてきます。
《 Hiking 》
h200 w300mm(2022)
h200 w300mm(2022)
sold out
納棺の際に、旅支度をした父を見て浮かんだ意気揚々と旅立つ姿。
《 不在 》
h210 w300mm(2022)
h210 w300mm(2022)
もうこの世から旅立ってしまった人に届く手紙を見て、
いないことを実感した。
He went on a Journey.
そっとお手に取ってごらんください。
ゆかさんがデザインした切手部分の拡大版を収めたアルバムが、喫茶室入口にございます。
作品ファイルと併せてご覧ください。
作品ファイルと併せてご覧ください。
そこにあるのは、過去から今に、そしてこれからも続く旅。
古いようであたらしい
朽ちていきながら、生まれ変わる
とどまることなく変わり続けるのは
ゆるやかに、やさしいばかりではなく
突然に、絡まってしまうこともある
忘れ難い瞬間の集積と、大切な核心の抽出と出現。
見るごとにしびれています。
ゆかさんのキャプションには価格表示がありませんが、すべて販売品です。
お気軽にお尋ねください。