2024年10月3日木曜日

COREs2/飯塚直人

2024 October Exhibition《 COREs 》episode2 

▶会期     10/8(火)~20(日)
▶Open   11:00~17:00  ※最終日は16時まで
▶Closed 10/11(金)、16(水)
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故・橋本桂子さんにゆかりのある県内外の作家9名による展覧会。

展覧会リーフレットに掲載された各作家の自己紹介と併せて、
任意で寄せていただいた
桂子さんとのつながりや、エピソード、
展覧会へのメッセージ、在廊日などを順次、ご紹介いたします。






飯塚直人 / IIZUKA Naoto  (漆/上越市) 

在廊日なし
Instagram @tete7010



木の伐採から漆塗りまで。
ご縁のあった木を伐採し、木地を作り漆を塗る。
器を中心に作っています。


いつか漆も自分で採りたいと漆の木を植えたものの、
枯れはしないけど全然大きくなりません。


橋本桂子さんとは、2010年に展示会でお会いしたのが出会いで、
上越市板倉区の棚田で一緒に田植えしたり稲刈りしたり、作品を見てもらったりしました。


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上越・高田で「caféたびのそら屋」を営んでいた時に出会った飯塚直人さん。

2018年に「maison de たびのそら屋」を開く折の開廊記念企画「あらたなはじまり展」
第Ⅱ期 「クラフトの光」に
ご参加していただいて以来となる、うれしいご出展です。


かつてお住まいだった町場から山のふところへと居を移されて、
現在は「農林業」をなりわいの主軸に据えておられます。
田畑を耕す知人は複数おりますが、林業となると、なかなか身近には。。。


大地の巡りや営みとつながる暮らしの中から生まれた、漆の品々。


軽くて丈夫な漆の器ならではの性質は、実用としてもすぐれたものですが、
それは本来的に、”自然”の中からいただいたものなのだと、

いにしえの人々が見出した技法に魅了され、受け継いだ人の手仕事に触れながら、
思いを巡らせます。


今回、出展数は多くはありませんが、木地から手掛ける飯塚さんならではの
力強さを内包したうつくしい佇まいの作品に、出会っていただけたらと思います。