2022/10/15~23に開催いたしました《田中幸男展》は無事に閉幕いたしました。
今回は短めの会期で、あっという間だった分、とても濃い毎日でした。
学生時代から毎年開催してきた個展は30周年を迎えたとのこと。
その継続の意味と素晴らしさを、改めて感じさせていただいた展覧会でした。
以前、作品は世に出すことで完成する、とおっしゃっていました。
ご来場の皆様から様々な感想を伺いましたが、とりわけ
長年にわたり作品をご覧になってこられた方々からの言葉には、
あたたかさと併せて、時に、示唆に富む厳しさもありました。
作家がその場に立ち会えなかったとしても、
作品を巡ってそうした語らいのあることが、作品をひとつのステージに押し上げているように感じられ、
田中さんの言わんとすることの片鱗を感じさせていただいたように思います。
多くのご感想をいただいたのはやはり、DM作品《サンノアツマリ》。
そして田中さんがギリギリまで公募展への出品を考えていたという《ヒシノスミカ》。
田中さんは、こちらを「絵画」として出展したら審査員はどう判断するかをみてみたかった、とのこと。
そうやって観る人、創る人、新たに出会った人たちと、
穏やかに関りながら、物議を醸しながら、思索を続け、手を動かし続け、、、
穏やかに関りながら、物議を醸しながら、思索を続け、手を動かし続け、、、
そうして頭の中は、早くも来年の個展に向かっているのでした。
《日常の光景》
sold out
透明水彩の《日常の光景》シリーズについてはInstagramの方で画像をご紹介していましたが、マット付きで販売していた作品がとても好評でした。
色彩が変化したのを、従来からのお客様が作家の自覚以上に感じておられたのも印象的だったこと。
色彩が変化したのを、従来からのお客様が作家の自覚以上に感じておられたのも印象的だったこと。
鑑賞者にとって「むつかしい」と言われがちな抽象画ですが、それゆえか、お客様の世界の豊かさに出会わせていただくことも多々あります。
見えるものがそれぞれに違う様子を一緒にたのしませていただきました。
sold out
この場所で幾度も個展を開催してこられただけあって、館内のスケール感の把握や窓の使い方の絶妙を感じた展示でした。
私以上にココが home な方の展覧会であったと言えますが、home にかつてない世界を繰り広げることは、むしろ大変なことではないかと想像します。
(そのエネルギーが喫茶室の照明ランプを3つもショートさせたのではないかと、私は思っています。
ご来訪の皆様、そして田中幸男さん、
エキサイティングで、あたたかくて、愉しい展覧会を、ありがとうございました。
エキサイティングで、あたたかくて、愉しい展覧会を、ありがとうございました。
DM設置にご協力くださいました事業所並びに、スケジュールをご掲載くださいました新潟日報紙様、
SNSで発信してくださいました皆様にも、こころより御礼申し上げます。
SNSで発信してくださいました皆様にも、こころより御礼申し上げます。
どうもありがとうございました。
次回展覧会
《 猪爪彦一展 異郷Ⅱ 》
《 猪爪彦一展 異郷Ⅱ 》
2022/11/18~27 ※24休廊日
今回も作家リクエストによる演奏会を開催いたします。
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11/23(水)【特別企画】ソプラノと古楽器の演奏会
定員16名(受付中)
詳細は近日アップいたします。