メイさんの新たな展開は、自身が作成した3Dのデータをどう物体化するかということを、探ったものであるように思われます。
《 fig2 》作品部分
アクリル絵具・色鉛筆・水彩絵具・パテ・パネル
H33.3×W24.2㎝/2021
アクリル絵具・色鉛筆・水彩絵具・パテ・パネル
H33.3×W24.2㎝/2021
「物体化」のひとつは、3DCGをモチーフにした平面作品として「描く」ということ。
《 overlap 》作品部分
アクリル絵具・PLA樹脂
H9.0×D7.5×12.7㎝/2021
H9.0×D7.5×12.7㎝/2021
それから3Dプリンターの出力物を元に、立体作品にすること。
左《 pot_s 》 W3.5×D3.5×H8.0㎝
右《 pot_m 》W4.5×D4.5×H10.0㎝
いずれもアクリル絵具・PLA樹脂/2021
そしてもうひとつ、興味深い現し方がこちら。
《 unico_9.png 》
エンボス
H30×W30㎝/2021
《 unico_9.png 》作品部分
こちらの作品は3DCGではなく3Dプリンターからの展開ですが、
3Dプリンターの出力物自体ではなく、その ”痕跡” でかたちを見せるということ。
在る ようでいて、
そこには 無い、
(かもしれない)
という作品。
極まったシンプルさですが、版画制作からの展開でもあり、
unico のアニメーションがベースになった、メイさんワールドが凝縮された作品です。
どうぞお見逃しなく。
ワタナベメイ展 - Object -
2021/10/11(mon)~24(sun)
OPEN 11~17 / CLOSED 10/14・20