2020 SEPTEMBER EXHIBITION
クラシニトモル
4組のご出展者の皆さまから寄せていただいた略歴とメッセージを、順次ご紹介します
画像は出展作品の一部で、作家から提供していただいたものです
メッセージを読むにつけ、実作品に会える日がワクワクと待ち遠しいです
いずれも細やかな手仕事の積み重ねによる、同じものの無い作品です
今回はオンライン販売はいたしません
ぜひ実作品の質感や意匠、美しき佇まいを直接お楽しみいただきながら、
暮らしの中にやさしくともる、こころの灯になりうる作品たちと
出会っていただけたらと思います
◆イシヤマ ヒロコ (ハンドフェルト・七宝)
1994年からハンドフェルトによる身につけるもの、使うもの、
近年、七宝に取りかかる。
国展 1990、92(染織)
工芸都市高岡クラフトコンペ 1995(染織)、1998、2000、2003(フェルト)
新制作展 2017,2019
個展など
1994 織りとフェルト ファイバーの情景展(新潟市美術館市民ギャラリー)
2009 羊とラプソディー(新潟美術学園ギャラリー)
2011 フェルトワーク展(京橋 千疋屋ギャラリー)
2012 フェルトワーク展(燕市産業史料館)
2014 羊と旅するin柏崎(ギャラリー十三代目長兵衛)
2017 イシヤマヒロコと仲間たち(新潟市 松浜福祉会館)
2019 月と羊と帽子展(新潟市 ニカイギャラリー)
冬の渚 織りとフェルト2人展(金沢市 石田屋)
新潟県工芸会会員
こともとおとながともに楽しむ造形の遊び場 くりえいと・らぼ主宰
新潟市在住
【作家メッセージ】
ハンドフェルトのバッグ、マフラーと、
◆ハンドフェルト:
羊毛綿に石鹸水をかけ、 手の摩擦やローリングによって繊維同士を絡ませることで、 繊維をダイレクトに布にします。
羊毛の暖かさと、原始的な素材感を持っていると思います。
今回、フェルトと木と七宝の3種盛りのバッグもあります。
持ち手は、自分で製図したものを、 益子の萬次郎家具さんに切出していただき、 磨きとオイル仕上げは自分でやりました。
山桜、オニグルミ、 メランチの3種の木材です。
◆七宝のブローチ:
銅板の上にガラスの粉をのせ、焼きます。
その時々に頭に浮かんだ形やイメージを、 スケッチするように作りました。
そのため、 雰囲気がバラバラかもしれません。アシカラズ。
ハンドフェルト、木、 七宝それぞれ使いこなすどころか振り回されている感じですが、
それもこれも、 素材(自然)のカあってのことですね。
イシヤマ ヒロコさんには、2018年4月の開廊記念企画「あらたなはじまり展」
第Ⅰ期「アートの風」にご参加いただきました
ステンレスの板の上に乗り、宙に浮かんだフェルトの作品は
忘れがたい印象を刻んでいます
枠にとらわれない自由なフォルムの大作が魅力のイシヤマさん
今回は実用の品々ですが、その世界はおそらく変わることなく
掌から無限の世界へ、いざなってくれるのではないかと思います
どうぞおたのしみに