2024年11月5日火曜日

【11/6 開幕】ふたりのそら

《ふたりのそら》  川田淳(写真)× 森島明子(日本画)

2024.11.6(水)~17(日)
OPEN 11:00~17:00  ※最終日は16時まで
休廊日 11/8(金)、13(水)

作家在廊  11/9(土)、10(日)、16(土)、17(日)




『たびのそら屋』での二回目の展示となりました。

「日本画」と「写真」の二人展という必然性の無いような取合せかとも思いますが、

表現に用いる技法は異なっても、伝えたい想いは「ジャンルレス」
(ちょっと恥ずかしい言い回しですが)です。

「日本画」と「写真」どちらにも興味を持っていただければ嬉しいです。


川田淳・森島明子






森島明子

《 薄の中の女の子 》

F50




川田 淳

《光の在処》

Pigment print


























↑ Photo by. KAWADA Atsushi ↓


  







会期中の喫茶メニュー「旅コーヒー」は、「そら」のイメージで思い浮かんだ
山形市の「オーロラコーヒー」さんに久しぶりにご登場いただきます ⇒

オーロラコーヒーさんもオリジナルブレンドをご用意くださるとのことで、
「FUTARINOSORA BREND」をリクエストさせていただきました。
お味のイメージはまた別途ご紹介いたします。

100g入りの販売用も少しだけご用意しました。
豆を挽いてお渡しすることもできますので遠慮なくお声がけください。

11/11 追記⇒ 豆売り分は完売いたしました
喫茶室での一杯をおたのしみください








そのほか、2025年のカレンダーも2種類、販売しています。










たかだみつみさん(木版画)と近藤実可子さん(刺繍)初のコラボカレンダー





今年、みつみさんの「アトリエM」で開催された二人展の素晴らしきハーモニーが、
新しい一年の日々の中で、やさしく、穏やかに、奏でられることを思い描きます。






こちらは近年恒例のお取り扱いで、待っていてくださる方の多い、
山口達己さんのカレンダー。来年のも大変素敵です☆


いずれもサンプルをご覧いただけます。




2024年11月3日日曜日

ふたりのそら/川田 淳

《ふたりのそら》  川田淳(写真)× 森島明子(日本画)

2024.11.6(水)~17(日)
OPEN 11:00~17:00  ※最終日は16時まで
休廊日 11/8(金)、13(水)

作家在廊  11/9(土)、10(日)、16(土)、17(日)






◆川田 淳/KAWADA Atsushi (写真)


古い写真の整理をしていた折に、小学生のときに撮った写真が出てきました

忘れていた記憶が一瞬で蘇ったことに、我ながら驚きました

その写真は家族旅行の折、家のカメラで撮ったもので、
逆光のダム湖に浮かぶ遊覧船を、キラキラと光るススキを前景に入れて撮影したものでした

初めて光や構図を意識して、考え抜いて撮った一枚だったと思います

ですが、

出てきたその写真は記憶とは全く違う、恐ろしく平凡なものでした

当時のカメラの露出コントロール性能や、カラーネガの同時プリントでは、
あの記憶の中の美しい色彩を再現するのは難しかったのでしょう

しかし、その光景は「撮る」という行為によって記憶の中には確かに残っていた様なのです


写真という行為は、自分の中では撮った時に完結しているのかなと思ったりしますが、
他者にどう伝えるかを考えなければ完成しないものなのだと、
あの平凡な一枚が教えてくれた様に思います




【略歴】

新潟県加茂市出身 

写真体験の始まりは家のレンジファインダー機にて

中学の必修クラブで写真クラブに入る

暗室作業に感動するも、翌年俳句クラブ顧問の勧誘に負けて移籍

以来カメラと言えば「写ルンです」位

20代、美術印刷の会社に入社

写真の魅力に触れ、初めて自分のカメラを購入

現在に至る






▶入選
JPS展、JPA展、新潟県展、NPP展、新潟フジカラー フォトグランプリ


▶受賞
新潟フジカラー フォトグランプリ 銅賞(2017)
同 グランプリ(2019)
同 銀賞(2020)
第18回JPA展  奨励賞(2020)




【グループ展】

『ここあつまる展』(2015~2018)


【二人展】

『森島明子 川田淳』(2021)
『二人のそら展』(2021)











ふたりのそら/森島明子

《ふたりのそら》  川田淳(写真)× 森島明子(日本画)

2024.11.6(水)~17(日)
OPEN 11:00~17:00  ※最終日は16時まで
休廊日 11/8(金)、13(水)


作家在廊  11/9(土)、10(日)、16(土)、17(日)





《彼岸花》 F20




◆森島明子 / MORISHIMA Akiko(日本画)


絵を描くということと写真を撮るということは遠くのようですが近くでもあります

対象に心惹かれその奥にあるものを感じる事が作品を創る上での原動力になり
その想いは共通するものだと思います

対象物に対して何を使って表現するのか?
それは自由で制限の無いものです

その中から私は岩絵具という表現方法と出会いました
とても奥が深くずっとワクワクしています
これからも探求し続けたいと思っています








《薄の中の女の子》

F50(作品部分)




【略歴】

京都市生まれ 現 加茂市在住

嵯峨美術短期大学日本画科専攻科卒業
嵯峨美術短期大学日本画科研究生修了


▶入選
京展・京都美術展・全関西展・青垣2001年日本画展・日春展・日展

2009 新潟県加茂市に転居
2011 『新潟県展』入選
    個展(山内堂 常設ギャラリー)
2012 『第6回日本画公募展前田青邨記念大賞展』入選
    個展(三方舎・書斎Gally)
2013 『新潟県展』入選
   『月光荘企画展』参加
2014 『第14回常設ギャラリーを飾った作家たち展』参加(山内堂)
   『京都新聞チャリティー美術作品展』参加(以後毎年)
2015 『第1回ここあつまる展』参加(山内堂)
2016 『第1回KAMONKAI』参加(加茂市民ギャラリー)
   『第2回ここあつまる展』参加(山内堂)
   『第30回記念山内堂チャリティー作品展』参加(山内堂)
2017 『第3回ここあつまる展』参加(三方舎)
2018 『第4回ここあつまる展』参加(山内堂)
2019 『第74回新潟県展』入選
2021  二人展(喫茶つばめや)
         二人展(たびのそら屋)






《降る秋音》

B2(作品部分)



































2024年11月1日金曜日

【次回】《ふたりのそら》

2024.11.6(水)~17(日)

《ふたりのそら》

川田淳(写真)
森島明子(日本画)

OPEN 11:00~17:00  ※最終日は16時まで
休廊日 11/8(金)、13(水)





11月の展覧会は、たびのそら屋では2021年から3年ぶり二度目の開催となります、
加茂市にお住まいの川田淳さん(写真)と森島明子さん(日本画)の二人展です。


2021年の展覧会の様子は、2021年6月から7月にかけてたくさん綴っています。

こちらは閉幕後に御礼を綴ったトピックス⇒

夏に向かう季節の開催であったことも相まって、
連日、晴れやかな笑顔が溢れた会期だったことを思い出します。
向日葵の大作が印象的でした。


なぜ制作するのか、なぜ展覧会を開催するのか、どの会場で開催するのか、、、
作家それぞれに異なる思いがあると思いますが、

川田さん、森島さん夫妻が、自らの表現の追及だけでなく、
誰かに届けたいものがあるのだと、感じた展覧会でもありました。


今回は季節を秋に変えての開催です。
タイトルは前回と同様に《ふたりのそら》。


この3年間の出来事や季節のイメージが、どのように作品に反映されているのか、
たのしみに思いながら、搬入の日を待っています。






「日本画」と「写真」の展示です
岩絵具の粒子の煌きや、用紙の風合など、
そこに確かにある質感の美しさが伝わればと思っております

川田淳・森島明子