2022年12月9日金曜日

トキノツモリテ/LMF(OSAKA Yuka)

◆LMF/OSAKA Yuka(新潟)

出展:蝋燭
在廊:101221(各日午後)

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この度、maison de たびのそら屋さんで初めて展覧会に参加させていただくことになりました。
新潟県を拠点に蝋燭を制作しております。(お米作りも少しばかり)

おかげさまで今年も活動することができまして
いつか蒔いていた種が時を経て発芽したような

たびのそら屋オーナーさんとの出逢いも印象的な出来事のひとつでした。
ありがとうございます。

今回の展示ではお手に取ってご覧いただける作品もご用意しておりますので
冬支度のおともに加えていただけましたら幸いです。

これから迎える新潟の冬
おうちの中で過ごす時間も長くなる季節に
あたたかな灯火を。




LMF

多種多様なワックスを使い分けて季節や場所
場面に適したキャンドルを提案。

蝋と火を扱う者としてその特製を活かした制作に取り組んでいる。

これまでに 
DE DE MOUSE、Negicco、KONCOS、THE NOVEMBERS のアーティストグッズ制作や
お花のヘッドアクセサリーCHACO、イラストレーター神田亜美との共作を発表。





今年、2022年の年明け早々に、偶然と必然のつながりの中で出会ったYukaさん。
上記メッセージで触れてくださいましたが、Yukaさんとの出会いは、私にとっても
印象的な、
うれしい出来事のはじまりでした。

蝋燭というと、灯火の部分に注目しがちですが(私は炎に見入ってしまいます)
Yukaさんは、熱によって蝋が溶け、流れ、固まる、、、
そこに新たなフォルムが生まれることを教えてくださいました。


Yukaさんが作る蝋燭は、柱状のものもあれば、コロンとした塊のものもあります。
いずれも一度で使い切るようなサイズではないので、ひととき灯して、消し、
また次の機会に灯して、消す、、、 を繰り返す使い方になります。


そうすると、灯す時間の長短など、暮らしのサイクルの違いが蠟燭との関りの違いとなり、
溶けだす蝋の形も、中心部の空洞の形も、それぞれに異なるとのこと。


展覧会予告のトピックスに、手仕事の作品はお客様の手元で「育つ」ということを書きましたが、
蝋燭は溶けて消えていくことを宿命としながら、その過程で様々な景色を使うひとに見せてくれるものであるということに、はじめて想いを巡らせました。





今回は卓上で使いやすいサイズのキャンドルと、見ていただく機会が少ないとおっしゃる大きな蝋燭作品を展示していただきました。(いずれも販売品です)


蝋燭の灯りが照らすのは、未だ見ぬ、あなたの日々の景色。

あなたにとって特別なひとつ、と出逢っていただけますように。



日暮れの早い会期です。
もしかしたらYukaさんの在廊日の夕暮れ時に、
灯りをともしていただける日があるかもしれません。