近藤綾ガラス展 ~2021~
名残惜しくも会期は最終盤となりました
新潟の海辺の町に育ち、幼い頃から自然にできた模様(雨跡や何かの液体が落ちた跡、落ち葉が重なり道路に散らばっている様子など)連なっているものや建物の装飾、食器棚にしまってあるたまに使う器の模様に興味を持っていた、という綾さん
年齢を重ね、工芸品や装身具、壁紙の模様が好きになるにつれて、幼いころに感じていたそれらのことを美しいと感じるようになり、世界各地に特別な意味をもって大切にされている〔模様〕があることにも出会いながら、自分だけの〔もよう〕がほしい、、、の気持ちが、つくりたい、の行動になっていった様子
チェコの「ガラスボタン」との出会いから、自分の〔もよう〕を描いたものをボタンにしたいという志が芽生え、
長岡造形大学やアメリカ留学で幅広く学びながら、約10年の歳月、様々なトライを続けてこられました
学生時代に作ったお皿
ひとつひとつボタンのような、
おはじきのようなパーツを作ったものを集合させて形成されています
おはじきのようなパーツを作ったものを集合させて形成されています
非売品ですが会場でご覧いただけます
こもれび
光にかざすときらきらと透けるみどりがとてもうつくしいお皿
販売品の器が少なくなったため、旧作ですが、と持ってきてくださいましたが
即、旅立ちました
板ガラスへの絵付けや地模様の個性と色彩のうつくしさを追求した年代を経て、今、
これまで苦手に思ってきたという「カタチ」への挑戦と好奇心が表現された、2021年のはじまりの展覧会
これまで苦手に思ってきたという「カタチ」への挑戦と好奇心が表現された、2021年のはじまりの展覧会
「苦手」の中に表現したいものがあることを認めての、挑戦のうつわ
コロナ禍で感じた「作りたいものは作ったほうがいい」という決意の込められたガラスのボタン
ひとつのためだけの石膏型でつくります