「近藤綾 ガラス展2021」を更に味わい深くしてくれているのが、喫茶室で同時開催している特別展示、
さかいともみさんの水彩・油彩の「ちいさな記憶展」です
立体作家の展覧会の際、未使用となる喫茶室の壁面にイメージの合う作家の絵画を展示させていただく試みは、ちょうど1年前、陶芸家・矢尾板克則さんの個展で高木秀俊さんの絵画を飾らせてもらったのがはじまりでした→ ★
喫茶室奥のガラス棚には、それ以前より蓑輪朋和さんの銅を用いたオブジェを展示していただくことがあり→★
ギャラリー作品と喫茶室作品との絶妙なハーモニーがもたらす豊かな影響に、心高鳴る経験をさせていただいたことが、喫茶室壁面の「特別展示」開催につながっています
昨年11月の平野照子陶展の折の特別展示・大橋麻耶さんの銅版画展もまた、ギャラリーに繰り広げられた照子さんの366個の「Present」の世界と、どこか通ずる麻耶さんの版画のモノトーンの世界が、展覧会を格段に味わい深いものにしてくださっていたことを、覚えて下さっている方もおられることと思います→★
今回は近藤綾さんに、ご希望の作家さんがいらっしゃれば… とご相談したところ、
綾さんからのオファーで、さかいともみさんに展示していただくことになりました
綾さんからのオファーで、さかいともみさんに展示していただくことになりました
以前から共にグループ展をするなど親交があり、
お互いの存在を刺激に、それぞれの道を切り拓きゆく、同世代のおふたり
お互いの存在を刺激に、それぞれの道を切り拓きゆく、同世代のおふたり
実は私も、さかいともみさんの作品をこころに思い浮かべていたのですが、来たる春の展覧会にご参加いただくことが決まっていたこともあり、私からはお名前を出さずにおりました
でも、ともみさんに展示していただけて、本当によかった
彼女と彼女の作品がこの新年の展覧会にあることのうれしさは
きっと私だけのものでなく
「四つ辻」
鳥が大好きなともみさん
今回は、綾さんからのリクエストに加えて「たびのそら屋」での展示ということもあって、
この季節の使者でもある、旅する渡り鳥の白鳥を描いてくださいました
今回は、綾さんからのリクエストに加えて「たびのそら屋」での展示ということもあって、
この季節の使者でもある、旅する渡り鳥の白鳥を描いてくださいました
届きそうで届かないもの
傍らに描かれているモチーフは、綾さんのガラスのボタンに通ずるような…
と思って聞くと、このところは「星」を描いていることもあり、
綾さんの作品のイメージも込められているとのこと
と思って聞くと、このところは「星」を描いていることもあり、
綾さんの作品のイメージも込められているとのこと
綾さんの glass buttons
こうして全体の色彩と、その淡い様子やモチーフが実に調和しているものですから、
ご来訪早々で展覧会の全容をお知りになる前のお客様には、絵画も綾さんが制作されたものと思われることもしばしば
ご来訪早々で展覧会の全容をお知りになる前のお客様には、絵画も綾さんが制作されたものと思われることもしばしば
綾さんが水彩画を描いたらこうなるのかな・・・ と思いきや、
どうも写実は得意ではないらしい綾さん
どうも写実は得意ではないらしい綾さん
やはりそれぞれの、比類なき道です
「星をひろう日」
近藤綾さんより
写り込んだ照明が「星」みたいで
どうやったらかごに入ってもらえるかなと
カメラの角度をうろうろ
カメラの角度をうろうろ
ともみさんが描いた「星」と
重なりました