2019年12月17日火曜日

エックス展Ⅹ⑧作家紹介6

静かな息づかいを感じる作品たち
吹き抜けるは野分か、そよ風か



新潟県妙高市出身
2013年 多摩美術大学絵画科油画専攻 卒業
2019 上越教育大学大学院 教科・領域教育専攻 
芸術系教育実践コース(美術)在籍


 


「流れる景色と一瞬の停止」



風景をモチーフとして作品制作をしています。
最近は、自分と風景の間の宙に舞っているものが気になっています。
雪や雨、花や枯れ葉、トンボや鳥のような存在です。

近景から遠景へと、バラバラに散ったものたちは、どこまでも広がる風景と、
画面上でどのように関われば良いのか。
そういったことを考えて今回の作品を作りました。

風をまとって散らばったものが、風景の中に配置された一瞬の光景です。

(作家紹介ファイルより)




「通り過ぎた草むらの影に」




新潟日報2019/12/11に掲載された外山文彦さんの寄稿文に
添えられた画像はこちらの作品




「散り散りに舞って視界を阻む」


透明感のある油彩です

記事を見て実物を確かめに来てくださった方が熱く感動してくださったり
小学生の女の子が、この絵が好きと教えてくれたり

それぞれの作品に
様々なドラマや会話が繰り広げられているのを感じます






なぎ まいこ さん

三条市生まれ
グラフィックデザイナー

2007年 長岡造形大学卒業
2011年 渡仏。フランス語や芸術を学ぶ
主に心理的、哲学的観点からの抽象作品や心象風景を描く



「 ÉTRE  」

昨年に続きクレパスの大作

タイトルは英語のbe動詞にあたるフランス語で
「~である」「~にいる」を意味する自動詞とのこと

作品前にベンチを配置させていただいたのは会場側の都合ですが、
なぎさんは、タイトルの意味からも椅子が在るのは合うのではないかと
ご快諾くださいました(感謝)




向かい合い、存在を確かめ合うもよし
背に存在を感じながら、身をゆだねるもよし




間近で観るのも好きですが
ハチ(と名付けているお客様がいらっしゃいました!)
と一緒に眺めるのも好きです


12/18(水)は休廊日です
ご注意ください!
会期は12/22(日)16時まで