2025年10月4日土曜日

Cantabile/川村 翠

  野坂衣織 × 川村翠  2人展「Cantabile」

2025.10.8(水)-19(日)
OPEN    11:00-17:00 ※最終日は16時まで
休廊日  10(金)、15(水)
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【在廊日】

▶野坂さん:10/8(水)、9(木)、11(土)、12(日)、
            13(月、祝)、16(木)、18(土)、19(日、最終日)

▶川村さん:10/11(土)以外、野坂さんと同じ日


※このページの画像は川村翠さんの参考作品です。
出展作をどうぞおたのしみに。







《揺らぎ》




川村 翠  / KAWAMURA  Midori


【略歴】

1994   5  新潟県上越市出身在住

2016   3  長野美術専門学校卒業

2022   8   GALLERY AND LINKS 81「深海」2人展(東京・銀座)

2023   3  GALLERY AND LINKS 81「selection II」グループ展(東京・銀座)

          8 仁寺洞 Hギャラリー「現代美術韓日展2023」グループ展(韓国・ソウル市)

  8     HOUSE OF OUR MOMENTS「大和の平家」グループ展(新潟県・上越市)

 10    遊心堂ギャラリー「海潮音」2人展(新潟県・上越市)

2024   1   GALLERY AND LINKS 81「LINKS 2024 繋がり」グループ展(東京・銀座)

   6   長岡市美術センター「エックス展 Vol.13」グループ展(新潟県・長岡市)

   8   gallery 長閑「swim in」個展(新潟県・上越市)

 10   大島画廊「imaginationBLUE  フレーミング展」個展(新潟県・上越市)

2025   7  ハンビョクウォン美術館「現代美術韓日展2025」グループ展(韓国・ソウル市)

  7   妙高十二屋(代々菊醸造)日本酒オリジナルラベル「惣滝作成」(新潟県・妙高市)

 10  maison de たびのそら屋「Cantabile」2人展(新潟県・長岡市)




《 野城湖、夏、午前5時 》



【メッセージ】


「波は三角の連続」という発想から水と光をテーマに作品制作を行っています。

きらきらと日差しで輝く水、ぼんやりと薄暗く光る水、嵐で荒れ飛沫をあげる水。

特に今年は断水の影響で、水の大事さに気づくこともありました。

変化を止めない、つかみどころのない“水と光”をアクリル絵の具を用いて、キャンバスに閉じ込めたいと思い描いています。


野坂先生と初めて出会ったのは、15年前の糸魚川白嶺高校の美術の授業でした。

入学当初は美術部に所属していませんが、先生に声をかけてもらい、油絵の描き方を熱心に指導してもらいました。

晴れの日も、雨の日も、風の日も、雪の日も、放課後に油絵を描くために海岸線を走る電車に乗り込み、海を眺めていたのを思い出します。


今回のテーマは「Cantabile」。歌うような、流れるようなという意味で私たちにぴったりだ!と先生に提案させていただきました。

みなさんの中にあるの日常の光や音が、私の絵と調和したらとても嬉しいです。







かつての先生と、元教え子のおふたり。

「先生」の思うことと、「生徒」の思うことは、
きっと「親」と「子」のそれのように、

前者の胸の内は計り知れず、後者がそれを本当にわかるのは、
きっとずっと後のこと、、、


それでいいのだと思います。


若者には、ただただ満身、没入、
その時をのびやかに味わい、悩みながら、養分として蓄えていただきたい、


それは時折、たびのそら屋で展示していただく学生や、
若い作家の皆様に思うことでもあります。


過去の個展では、空間を生かした展示も印象的だった川村翠さん。

今回は自然光の差し込むたびのそら屋のギャラリーで、

センセイと、ではなくむしろ、

初秋のやわらかなひかりと、木立の影のうつろいと、窓からそよぐ風と、、、
どんなコラボがうまれるのかを、たのしみにしています。


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▶今回の喫茶メニュー「旅コーヒー」は、
川村翠さんから素敵なゆかりを教えていただいた「Myoko Coffee」さんのお豆です。






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詳細はまた改めて☕✨


Cantabile/野坂衣織

  野坂衣織 × 川村翠  2人展「Cantabile」

2025.10.8(水)-19(日)
OPEN    11:00-17:00 ※最終日は16時まで
休廊日  10(金)、15(水)
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開幕が近づいてまいりました。搬入までのカウントダウン。
それぞれのメッセージを略歴とともにご紹介いたします。

【在廊日】

▶野坂さん:10/8(水)、9(木)、11(土)、12(日)、
            13(月、祝)、16(木)、18(土)、19(日、最終日)

▶川村さん:10/11(土)以外、野坂さんと同じ日








 野坂衣織  / NOSAKA Iori


【略歴】


1969年 新潟県糸魚川市出身  長野県信濃町在住

1992年 多摩美術大学絵画科油画専攻卒業 1993年 フタバ画廊個展(銀座、以後4回個展) 

1999年 長野県長野市保健所ステンドグラス原案担当

2002年 長野県佐久市養護老人施設
「佐久良荘」の陶板画の原画制作

2010年 新潟県立糸魚川白嶺高等学校 美術科に非常勤講師として勤務
                 ▶ここで生徒の川村翠さんと出会う

2016年    GALLERY ART POINT「LIFE2016」グループ展
       ▶ここで1度途切れていた銀座の画廊とのお付き合いが始まる。
                     2022年にGALLERY AND LINKS81と画廊の名は変われど定期的に
                     個展、グループ展で発表するようになる。

2019年  
「第25回現代美術韓日展」(以後毎年出展)
                ▶2023年から川村翠さんも加わる

2025年    八木橋百貨店 5Fアートサロン「心を癒す猫達展」(埼玉県熊谷市)








【メッセージ】


私と川村翠さんが、高校の講師と生徒として出会ってから16年経ちました。
その間に川村翠さんは、高校を卒業し、長野美術専門学校で学び、就職をしました。

その間、私達の関係は続きました。
出会って16年経って、先生と生徒という関係から随分経ってしまっても
翠さんは「野坂先生」と呼んでくれます。くすぐったいけどとても嬉しいです。

2022年 銀座のギャラリーで私との2人展「深海」を経験してから
翠さんは本格的に画業の道に進んだと私は認識しております。

もうそこには先生と生徒という垣根はなく「同じ土俵での勝負」でした。

翠さんは、「水の反射」などを主テーマとして抽象を描いております。
それに感化されてか私も私なりの「抽象」を描きだすようになりました。

今回の2人展では、私の抽象作品も展示しますので、
野坂衣織、川村翠の不思議なマリアージュを感じていただけたらと思います。







制作途中の作品



野坂さんは2020年のグループ展での喫茶室特別展示以来2度目、
川村さんには初めてご出展いただきます。


かつての先生と教え子のお二人。
それぞれが県内外で精力的に活動しながら、
このたび3度目となる二人展を、
たびのそら屋で開催してくださいます


作品との対面の前に、野坂さんからは早くもムネアツになるメッセージが届きました。

いつも誰よりも熱く、ひたむきに、
自らの道に向かって真剣勝負をしている印象の野坂衣織さん。


それは道行きで出会う、関わる、全ての人に対しても、
同様であることを
改めて思います。


川村翠さんとふたりでつくる展覧会ならではの、
関わりを通した変化やハーモニー、
お二人が揃う在廊日の語らいもどうぞおたのしみに。