2025年3月25日火曜日

原田悠歩/藁編み

2025 SPRING EXHIBITION 《 I am / 編む 》

会期 4月1日(火)~13(日)
OPEN 11:00~17:00 ※最終日は16時まで
休廊日 4/4(金)、9(水) _____________________________________
出展者/出展内容(所在地)Instagram
加納いずみ / 絵画(柏崎市)@mitty913 石原花音 / 絵画(長岡市)@poppy.0955 勝見俊介 / ニット(阿賀野市)@shunsuke_knit_something 成田文香 / 竹編み(新潟市) 原田悠歩:原田甚助農園 / 藁編み(長岡市)@harada_jinsuke_nouen







◆原田悠歩(原田甚助農園) / HARADA Yuho(HARADA JINSUKENOUEN)

Instagram @harada_jinsuke_nouen

在廊日 4/2、6、13(14~16時頃)




【プロフィール】

1984年新潟生まれ

2020年さまざまな職業を経て、農業に就く。

2021年冬の仕事を求めて藁細工をはじめる。

現在、夫の実家の米農家を手伝いながら、新潟県で古くから伝わるしめ縄を中心に製作している。







【メッセージ】

毎日食べているお米のとなりに、藁細工に使う稲が育っています。
田んぼで風にそよぐ葉だったこの藁は、何代もつないでこられた種から芽を出し、昔から変わらない作り方で今もそばにあって、願いや祈りの形になったり、生活道具となってくれています。
今日もごはんがおいしい。







出展者のご紹介、最後となりました。

初めてご出展いただく原田悠歩さんは、
日頃はご家族で営む「原田甚助農園」の名で出品活動をしておられます。


昨年9月に出展していただいた「シロツメ舎」のマミさん(彼女もまた「編む」ができる御方です)に、
いわゆる「編み物展」ではなく、少し意外性のある「編む」の展覧会をしたい旨をお伝えし、
そんな
「編む」といえばどなたかご存じですか?とお尋ねしたところ、
原田さんのことを教えてくださいました。


インスタにアップされている藁編みのあれこれがどれもかわいくて、
こんなお品をつくる方がいらっしゃる若い女性がおられるなんて、、、
しかも長岡市は中之島という最寄りの地域にお住まいらしいと聞いて二重にびっくり。
それはぜひご出展いただき、とりわけこの地域の皆様に出会っていただきたいと思いました。


ご依頼する際、春の展覧会ということで季節的にどうかな…と案じましたが、
縁起物の飾りはお正月だけでなく日々の暮らしの中にもあってほしいと願っておられたり、
生活の道具は通年で作っていきたいと思っておられるとのことで、
今回、新たなアイテムも手掛けてくださったご様子です。


素材の「藁」は、専用のイネ科の植物を育てておられるとのこと。
藁編みの技と併せて、その「種子」を受け継ぐことができたのも
タイミングとしてギリギリのことであったとおっしゃっていました。


自然素材を用いた伝統工芸は、担い手の高齢化とともに、技術の伝承もさることながら
原料が入手できなくなることも深刻な問題であると聞きます。


竹編みの成田文香さんと、藁編みの原田悠歩さん。

嫁ぎ先の家業である農業と子育てを担いながら、
伝統の手技を受け継ぎ、暮らしの道具をつくりだしているおふたりが「編む」ものは、
やはり「竹」や「藁」だけではないように思えてなりません。






巡りくる春の景色とともに、5名の作家の「編む」ものを
どうぞおたのしみください


coming soon 🌸🌿✨