今回の喫茶メニュー「旅コーヒー」は、長野県は上田市にある「重澤珈琲」さんのお豆です。
お店があるのは「上田映劇」という大正6年創業の歴史ある映画館の一角。
今回の「旅コーヒー」のお願い方々、訪ねてこられた野田さん。
「上田映劇」の外観を描いた作品が展示されています。
◆作品は全て、黒い輪郭線は万年筆、着色は透明水彩絵具を使用。
2023
先のトピックスでご紹介したように、今回の喫茶メニュー「旅コーヒー」は、野田さんからのリクエストで、上越の「ひぐらしコーヒー」さんがご紹介してくださった、上田市の「重澤珈琲」さんです。
メニューのラインナップは、重澤さんのこだわりのお豆の中から、たびのそら屋がセレクトさせていただきました。
その中の「一燈」は、野田さんから、ぜひ入れてほしいとリクエストされたブレンドです。
以下、コメントは重澤珈琲さんのHPからの引用です。
◆一燈
珈琲は苦くて、酸味があって、体温も下がるのに
甘くて、円やかで、暖かさを感じる変わった飲み物
時間の流れ、良い仕事、暮らしの中で築かれてきた珈琲の味
そこに不変のおいしさがあるとして
それは侘びて寂びて美しくなるだろうか
◆余白
珈琲は飲む人のためのもの
そういう想いを込めてます。
昨今は珈琲を飲むにもたくさんの知識や物語がついてきて
それはそれで楽しくて、珈琲業界にも多大に貢献していることは間違いありません。
それでも珈琲を飲む人の顔を想像し、気持ちに思いを馳せることは
焙煎を仕事とする人間に必要だと思っています。
珈琲を飲んだとき、その人は笑うかもしれないし、泣くかもしれない、ホッとするかもしれないし、おしゃべりに夢中かもしれません。
だから珈琲にも余白を持たせ、そこに飲む人の心を重ねることで完成する
というと少し大袈裟かもしれません。でもそんな想いで作っています。
おいしさとおいしさ以上の何かを求めて
◆エチオピア モカシェカ
エチオピア シェカ ナチュラルプロセス
モプラコ社の直営農園プロジェクトとして、森を守り、高品質なフォレストコーヒーの生産を目指すカヨカミノ農園。農園は標高1900-2100mの150Haの広大な森の中にコーヒーの木を植え育てられます。
味わいは深煎りにしても苦味はとても柔らかく、なめらかな舌触りと残る香りは華やかで
エレガント、エキゾチック、とても色気を感じる珈琲です
濃い珈琲で魅力を堪能するのがよいでしょう
生産地 エチオピア 南部諸民族州シェカ マシャ カヨカミノ農園
精製 ナチュラル
標高 1,900~2,100m
品種 原生種
栽培 珈琲原生林から収穫
◆東ティモール マイクロロット レヌマタ村
東ティモール エルメラ県 レテフォホ レヌマタ村
農薬化学肥料不使用
東ティモールは世界的にも稀な、「国全体がオーガニック」と言えるほど有機栽培が普及している国です。 農薬・化学肥料を使うという習慣そのものがなく、コーヒーもほかの作物もすべて無農薬で有機的に栽培されています。 自然と調和した方法で土壌改善を行うことで有機的で高品質なコーヒー栽培を実現させています。
”健康のため”や”付加価値のため”と意識高い系の文脈で語られがちなオーガニックや有機。しかし、日本だって前近代には当たり前にオーガニックなものづくりがされていて、僕はそういった世界に魅力を感じています。こういう世界観や社会観を応援していきたいです。
苦味と酸味のバランスに優れ、軽やかなコーヒーです
キレの良い苦味と舌に残る甘みが心地よい
生産地 エルメラ県 レテフォホ トゥヌファヒ村
精製 水洗式
標高 1,400–1,800m
品種 ティピカ、HdT、カティモール
栽培 栽培期間中農薬化学肥料無使用 JAS有機認証
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「東ティモール」を大切に思う焙煎士さん、多いです。
4月の旅コーヒー「コーヒーとタープ」の会田さんもそのひとり。
東ティモールはコーヒーとの出会いの地だったという会田さんのエピソードを思い出しながら、重澤珈琲さんの東ティモールは… と思いを寄せて。
アイスコーヒーは東ティモールでご用意しています。
ホットでもご注文いただけます。
左《長野市の曲り道》
右《古くて大きな映画館》
いずれも愉しい語らいの気配が伝わってきます
野田英世 スケッチ作品展 -天気予報-
2023.6.16(fry)~25(sun)
OPEN 11:00~17:00
※6/20(火)休廊日
※最終日は16時まで
◆在廊予定 6/18・25(各日午後)