2019年3月31日日曜日

flow展⑥蓑輪朋和さん

◆蓑輪朋和さん

上越市生まれ、長岡造形大学産業デザイン学科卒業
現在は燕市在住で、鎚起銅器の職人として伝統工芸に携わっておられます

個人としての作品を発表する時は、新たな技法を模索したり
仕事では用いない素材を試したり、
その時のこころ赴くデザインでの制作に取り組まれます

flow展 在廊予定:会期中の日曜日



「 Flow 」

銅・真鍮・金


今回の作品はいずれも
展覧会のサブタイトルである「flow」をイメージして
制作してくださった「花器」とのこと



「 Wandering 」

銅・四分一


鍛金師としての追究はとどまることなく
時にwandering

こちらも生花を活けることができます
螺旋の部分をはずすと異なるイメージのフォルムが出現します



「 そっと 」



「たがね」を用いず、細部に至るまで金槌で全てを仕上げた作品

その挑戦の大いなることは、私には推して測るほかないのですが
このフォルムと、醸し出す気配からは、言葉無しにも伝わるものがあります

「そっと」包んでいるのは
目に見える「もの」ではないようです

でもそれが確かに掌の中に在る

そのうれしさ



flow に er を付ければ flower =開花!

2年目の始まりに込めたもうひとつの願いについても
3つの作品に込めてくださった蓑輪さん


開廊企画 ー flow展 ー

2019/4/7(日)までです
※4/3休廊


それぞれの開花に向けての挑戦を
どうぞご高覧ください