2025.11.11~23に開催いたしました展覧会
《山田貴広 個展/焼き絵と木版画で観る-我が島の世界展-》と
喫茶室特別展示《藪沙織 アクリル画と、藪×山田コラボ版画展》は
無事に閉幕いたしました。
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小春日和に恵まれた最終日は、かねてよりファンの方々、親しいご友人、
そして先日のテレビを観て初めて、という方も多数駆けつけてくださり、
うれしい語らいの途切れない一日でした。
会期中は遠路、県外からも駆けつけていただき、作家の交流の広さを感じることがしばしばでした。
展覧会をたのしんでくださいました皆様、どうもありがとうございました。
SNS等での発信や、DMの設置にご協力くださいました皆様にも、こころより感謝御礼を申し上げます。
各方面の用事を終えて改めて振り返ると、未だ冷めやらぬあたたかい余韻が蘇ります。
山田さんと藪さんの作品で満たされた会場の風景は、その色彩ゆえか、素材ゆえか、
晩秋から初冬に向かうこの界隈の景色と思いのほか馴染みよく、
日暮れの早さに寂しさが増して感じられる季節の中に、まるで焚火のような、
新たな ”わくわくの火” を灯していただいたような印象です。
会期の日々を思い返すにつけ、藪さんが描く花鳥はもちろん、山田さんの空想の世界もまた、
目の前の世界と地続き、空続きのことに感じられ、不思議な気持ちになるのは
作家のリアルな生き様を垣間見させていただいたからかもしれません。
創造の世界を、こころから愉しむ人が目の前にいること。
この世界を愉しむ姿に触れること。
3つの技法それぞれの特性を生かした作品の素晴らしさもさることながら、
ひとがひとにもたらすことのできるものの奥行を、感じた会期でもありました。
山田さんがお客様と語らう様子に、改めて真摯な人となりを感じたり、
テレビ取材のインタビューに立ち会えたのもありがたいことでした。
放映では山田さんの工房や、野山のフィールドでいきいきとしておられる様子を
拝見できたのがうれしかったこと。
在廊日にはオリジナル技法の「焼き絵木版画」の実演をしていただいたり、
お買い上げのお客様にサインのイラストをさささと描く様子にも、
わくわく度、増し増しでした。
藪さんの在廊は最終日のみで、限られた時間の語らいではありましたが、
これからの制作についてのお気持ちを伺えたり、
絵画以外にも思いもよらないお顔(手業)のあることを知ることができたり、
やはりこちらもわくわくで、、、
山田貴広さん、そして藪沙織さんに、ようやく「出逢えた」と感じられた会期でした。
山田さんがウッドバーニングでひとつひとつ描いたチャームは、
本当にたくさん旅立ちました。
実は描くことよりもパーツを作る方が大変、というお品。
ご家族様の分をまとめて選んでくださるお客様も、複数おられました。
無垢の白木は、使用していくうちにまろやかな色味に変化していきます。
これからの日々を共にしながら、うれしい記憶がたくさん重ねられていきますように。
藪さんが描く動植物もまた、愛おしさ満載。
こちらに描かれた白い実は、「ナンキンハゼ」の実とのこと。
少々思い入れのある木でもあったので、その実と知ることができたのはとてもうれしかったこと。
はじめましてのお客様も多かった展覧会。
ウルシ科で、ナンキンハゼとは属性が異なりますが、こちらの紅葉もお見事。
ここでは冬場の野鳥のご馳走になります。
歩道のイチョウもほぼほぼ散って、
間髪入れずに冬の到来!
数日間の小春日和から一転、このあとはいきなり大型寒波の予報ですが、
次回展覧会は12/9日開幕です。
《ヒラタヒロヒコ展》
2025.12.9(火)~21(日)
OPEN 11:00~17:00
休廊日 12/12(金)17(水)
▶同時開催・喫茶室特別展示《鈴木雅詩 日本画展》
何が起こるか、繰広がるのか、、、 わからなさにわくわくするのは、こちらも同じ。
一年の締めくくりとなる展覧会です。
どうぞおたのしみに。
裏のハゼノキと中庭のもみじは、落ち葉堆肥にしたり大地にお返しします
空模様に合わせながら、諸々の準備をしていきます














