2025年12月28日日曜日

【御礼】ヒラタヒロヒコ展と2025年

暮れも押し詰まってまいりました。
皆様、年越しの準備は順調でしょうか。


12/9~21に開催いたしました《ヒラタヒロヒコ展》と、同時開催の喫茶室特別展示
《鈴木雅詩日本画展》は、雨天になった最終日も名残り惜しんでいただきながら、
無事に閉幕いたしました。







閉幕後、搬出の前にヒラタさんが積み上げ直した”ブチヤブリ” の
しずかに激しく、うつくしき痕跡





ヒラタさんの作品《どこでもブチヤブリbox》は、用意された72個が
最終日の前日に全てブチやぶられ、

まっさらな状態のボックスがなくなった最終日はもう、あれこれおかまいなしに

破られ済みのボックスに追加で手痕を加えながら、
皆さま自由に、思い思いにたのしんでくださったご様子でした。





作品を「破る」という行為によって会場の景色を変え、行為の痕跡を刻んでいくという
お客様とともに作り上げられていく展覧会。

様々なこころ模様に出会わせていただいた会期でした。







ヒラタさんの過去作品の”実践”に多大なる協力をしてくださったという
作家夫妻もご来訪くださり、作品《水泳帽》をかぶって会場をクロール、平泳ぎ、、、  





水濡れ厳禁の水泳帽で

真冬のヒラタヒロヒコ展を

悠々と泳ぐ



嗚呼、この景色だったのですね

ヒラタさんが観たかったのは





作品が完成された、ともいえる瞬間







作品《ほぼ3分時計》も、終盤には新たな愉しまれ方の痕跡が。


両サイドの大きい構築物は、
至って真剣に、崩れることなく(3分で)積み上げることに挑んでくださったものでしたが、
それを見たら… 「時計」とは関係なく遊びたくなるよねーー


お客様の中に、わたしの中に、

たくさんの笑顔と、心地よきさざ波の、

今も残らん






喫茶室特別展示の鈴木雅詩さんゆかりの方も、多数お越しくださいました。

最終日には教え子さんも駆けつけてくださり、卒業以来ということもあってか
語らいの尽きないご様子に「鈴木先生」の顔を垣間見させていただけたのもうれしかったこと。


これまであまり展覧会活動をしてこられなかったということで、
今回、ヒラタさんが何かのきっかけになればとお声を掛けたといういきさつがありましたが、
なんと来年、勤務地である上越・高田で個展を開催するご予定が、既におありとのこと。


これまではどこかに出展しても同僚の方々には伝えず、
生徒たちにも自作を見せてこなかったという鈴木さん。

それが地元で個展を開催するとは、一体なにがそうさせたのかとヒラタさんから問われると


「生徒たちががんばっているので、、、 (自分も示さないと)」

と、おっしゃったのは、 

他愛もない会話のときの、少し茶化すような言い草と似ているようで、違う、、

その奥にまっすぐな本心が感じられ、

たぶん、この方はいつもほんとうのことしかおっしゃっていないのだと、、、


私の中で「鈴木さん」と「鈴木センセイ」がひとつに重なって、
「日本画家・鈴木雅詩」さんになった瞬間でした。

ヒラタさんを介して出会わせていただけましたこと、ありがとうございます。
こうした出会いのうれしさとかけがえのなさを、改めて思います。


会期が近づいた折にはたびのそら屋にもDMをお送りくださるとのこと。
その暁にはご案内したいと思います。





すでに満ち満ちて






もうひとつの喫茶室特別展示《H氏からの質問》にも関心を寄せてくださいました皆様も、
どうもありがとうございました。

H氏の手元も休まることは無さそうです。
これからも館内どこかに《問い》が佇んでおりましたら、
お手にとって、知恵の輪のごとく、おたのしみいただけたらうれしいです。






会期後、慌ただしく過ごしているうちにクリスマスは後ろ姿。

2025年、折々にお越しくださいました皆様、遠くからも気にかけてくださいました皆様、
広報にご協力くださいました皆様、
全てがあたたかい励ましです。ありがとうございました。


素晴らしき展覧会を開催してくださいました作家の皆さま、
たびのそら屋の展示空間に関心を寄せてくださいました作家の皆さま、
そして《旅コーヒー》でお世話になった自家焙煎珈琲店の皆さまにも、

忘れがたい出会いと語らいの日々を、ありがとうございました。

うれしいばかりでない、様々な思いが、年の瀬の胸の内を駆け巡っていることと思いますが、
みなさまのご健康とご多幸を願いながら、こころより感謝御礼を申し上げます。






▶次回展覧会は 1/14(水)開幕


   ワタナベメイ展     透ける風景    

2026.1.14(水)~25(日)
OPEN   11:00~17:00
CLOSED 1/16(金)・21(水)
___________________________

凹版やシルクスクリーンなどの版画技法によって制作された
新作約20点を展示販売いたします。

雪ほどほどで、元気にお出かけいただけますように。








さて来年、
私事ではにわかに激変・激動の年になる見込みが舞い込んで、
すでにあれやこれやと、、、  

久々にピンチ、というやつでしょうか💫🐥


落ち着かない人生…
そういう”星”のもとに在るに違いないと受け入れて

遅れても、詰め込んでも、最終的に「全部」!

大事なもの順番に、ひとつひとつ、全部!


全ての巡り合わせが贈り物。

武者震いで迎えに行きます 2026🌈✨🐥






新年も、どうぞよろしくお願いいたします。

maison de たびのそら屋



2025年12月21日日曜日

ヒラタヒロヒコ展/ドコデモ ブチヤブリBOX

 《 ヒラタヒロヒコ展 》

2025.12.9(火)~21(日)
OPEN 11:00~17:00
休廊日   12/12(金)17(水)

▶同時開催・喫茶室特別展示《鈴木雅詩 日本画展》

▶最終日は午後から作家在廊で16時にて閉幕です。





まるで最終日であるかのような賑わいをいただいた、最終日の前日、

会場に用意された70数個のBOXの、最後のひとつがブチヤブられました。






毎日変化していった会場



明日の夜には

もう無い景色











《 ドコデモブチヤブリBOX 》







開幕時の会場は、足跡のない雪原のように

あかるくて、うつくしくて

その清々しさを、ずっととどめておきたいような光景でしたが、


作家が願うのはそれではなく


お客様が関わってくださることで、会場に、こころの内に、
完成されていく作品。









  

 




それは鑑賞者が、作品と対面し、自身のこころに向き合い、

作品(作家)からの呼びかけに、応えた、

その行為の痕跡。





ヒラタさんは、そんなに深く考えなくていいんですよ、とおっしゃるのですが、
それぞれの方に、様々な心模様があるのを垣間見ることしばしば。


ブチ破りたい「もやもや」があるひと、無いひと、

破るまでに、ながらく葛藤の末に決断、の方、

ためらう気持ちに従って、やめておきます、の方、

自分が破った穴を、愛おしむように、写真を撮っていかれる方も多数。







紙の手ごたえ、音、思いがけない破れのカタチ

あっけない瞬間と、続く余韻


その前と後は、 確実に、違う景色










「この作品を鑑賞することがあなたにとって特別な美術体験とならんことを」







破ったひとも、破らなかったひとも

これから障子を貼り替えるときには、
くすっと、

気ぜわしい師走の中にも、笑顔がほころぶかもしれません。







気付いたらかわいいことになってましたーーー😆


愉しみ尽くしていただいております

《ヒラタヒロヒコ展》




最終日は午後からヒラタさん、鈴木さん在廊で
16時にて閉幕です。



2025年12月19日金曜日

ヒラタヒロヒコ沼

 《 ヒラタヒロヒコ展 》

2025.12.9(火)~21(日)
OPEN 11:00~17:00
休廊日   12/12(金)17(水)

▶同時開催・喫茶室特別展示《鈴木雅詩 日本画展》

在廊日 ヒラタ:12/9、各週の土日(午後から)
     鈴木:12/
13、
20、21(13時~)






会場では、なんといっても《どこでもブチヤブリボックス》をたのしんでいただいおりますが、
それ以外の作品にこそ、ヒラタヒロヒコ ”沼” を感じていただけるのではないかと思います。







《水泳帽/クロール》





水泳はしたいけれど、水に入るのは面倒なあなたへ









頭上で水泳が繰広がる帽子

かぶって「手」を回すと、脚がぱたぱた、バタ足する…

そんなかわいい仕組みの要は、そっとご覧いただけます














《水泳帽/平泳ぎ》


平泳ぎが好きで愛してやまないあなたへ










こちらも頭上で水泳が繰広がるアイテム

手と脚の連動は「平泳ぎ」そのもの

水濡れ厳禁で水泳をたのしめます







手先がちゃんと”お手て” なところが好き






極力、無駄を排し
それでいてその必要最大な要素を捉えたデザイン






《ロックンロールメガホン》





これがロックンロールだゼ!

という勢いと、なにをか「やる気」満々のメガホン







どこから連れてこられた石なのか
まさかぐるぐるとローリングされることになろうとは、、、







ロック(岩)ではなく、ストーン(小石)であったというオチ付きですが







尖った鋲とか、日常の中で見るとどこかおかしいのに
妙にかっこよく感じられるあたりが、さすが

具現化の匠による、The ロックンロール魂










《ほぼ3分時計》






180個あるピースを1秒にひとつ、取り出して積み重ね終わればほぼ3分☆

という便利アイテムですが、

スタートしてほどなく、カシャーン と崩れる音が聞こえてくるという
カップ麺が伸びちゃうこと間違いなしのアイテム












会期末の土日は午後からヒラタヒロヒコさん、鈴木雅詩さん在廊です。
どうぞゆっくりとおたのしみください。

最終日の12/21(日)は16時にて閉幕です。