2024 NEW YEAR EXHIBITION -ふゆはつとめて-
▶会期 1.17(水)~28(日)
▶Open 11:00~17:00 ※最終日は16時まで
◆鷲尾顕一(写真)
1/20(14時~)、21、28
Instagram@was_photograph
圧倒的な雪山と、天空と、異国と、、、瞬時に旅へといざなわれる鷲尾顕一さんの写真。
ぜひ会場の実作品と、鷲尾さんのInstagramをご覧ください。
ここでは私の心象を綴ります。
画像は移り込みや、部分切り取りのものがございます。ご容赦ください。
細胞たちざわめき、記憶の扉 開く
かつて旅した、なつかしき異国
喧騒、人々の眼差し、土埃のにおい、鮮やかな色彩
五感全てを全開にしても追いつかなかった
遥か遠く、届かずとも彼方より迫り寄りし、神々の頂き
言葉も、胸に抱く信仰も異なる人々のやさしさ
いずこの夜景よりも忘れがたきは
漆黒の山肌に灯る白熱灯の灯り
谷を隔てた険しき斜面に、ひとの営みのあることの郷愁
雪に覆われた世界は、色彩や視覚情報が限られるからか
感覚が研ぎ澄まされていくのを感じます
閉幕後、たびのそら屋は2か月の冬季休廊に入りますが、
やること満載、すでにエンジン全開、
ドラマチックな旅に出るわけでもなく、デスクワークにいそしみますが、
わくわくが満たされていきます。。
嗚呼、うっかりと展覧会のシメを書きそうになりました。
会期は残り二日。
《あらたなふゆのたのしみを》と銘打った展覧会。
素晴らしいふゆの日を過ごさせていただいています。
このあとも日々は続いていきます。
作家は制作の手を止めることなく、
山人は雪の稜線を目指し、
雪板体験会はこれからがシーズン本番。
鷲尾顕一さんの展示を機に、自宅にずっと飾っている旅の写真を、改めて眺めました。
若き頃、ネパールを旅した折の、ダウラギリ峰(標高8167ⅿ)神々の座。
すっかり色あせたタルチョ(チベット仏教のお経が刷られた五色の布)が、
過ぎた年月をも表していること。
人にみせるでもない写真の、色褪せることの意味を感じました。
《 Dhaulagiri/ダウラギリ 》
Photo by. tabinosoraya
ゆっくりゆっくり登って行って、見る、というトレッキング。
憧れがすべてで、、、
時空を超える”旅”を。