2024年1月24日水曜日

本田貴哉/雪景色

1/24(水)は休廊日です。
再びの降雪で、この季節の長岡らしい景色が戻りました。
会期末に「華」ならぬ雪を添えてくれたものと受け止めます。
皆様、どうぞ足元にお気をつけてお出かけください。

2024 NEW YEAR EXHIBITION -ふゆはつとめて

▶会期      1.17(水)~28(日)
▶Open  11:00~17:00 ※最終日は16時まで
▶Closed  1/19(金)、24(水)





《軌跡》

和紙に岩絵の具、胡粉、墨/F3(2023)

sold out





◆本田貴哉 / HONDA Takaya (日本画・水彩画)

Instagram@ hontaka45
◆在廊日 1/17(午後)、26(13~15時)、27・28(13~16時)


先にご紹介した財田翔悟さんとは、全く異なるスタンスの日本画を志向する本田貴哉さん。

財田さんが絵具を磨き上げて造った画面に様々な技法を用いて重層的に描くのに対し、
本田さんは「紙」を感じながら「筆で描く」ことが好き、とおっしゃいます。

たびのそら屋では2度目のご出展となる今回は、
この季節ならではの景色をリクエストさせていただきました。


長岡で生まれ育った若き作家が、雪に覆われたふるさとにみるのは、
「時間」の可視化、それは
ひとの営みの軌跡。




《 Parking 》

和紙に岩絵の具、胡粉、墨/
0号(2023)

sold out






【メッセージ】 再掲

降り積もる雪は普段の景色を一変させ、見慣れたはずの姿を全く違ったものにしてくれます。

雪で白抜きになったところはまるで画用紙の余白のようであり、無限に広がる別の空間のようでもあります。

そこに刻まれた車の轍や足跡からは、それを残したであろう人の前後のドラマに想像を巡らせてしまいます。

普段見えなかった時間が可視化されるような面白さがそこにあるように思います。

この度はそういった雪景色を中心とした作品を出品いたしました。
冬の間にのみ見ることができる光景を描いた作品を、お楽しみいただけましたら幸いです。


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《交差点》

和紙に岩絵の具、胡粉、墨/SM(
2024)









月に見まごう写り込み






《轍》

和紙に岩絵の具、胡粉、墨/
SSM(2024)














《あしあと》

画用紙に墨/インチ(
2024)










《雪ずし》

画用紙に鉛筆、水彩/インチ(
2024)





こんもりと雪が積もった車を「雪ずし」と名付けた本田さん。

「美味しそう」は、彼の最上級称賛形容詞。


どの「雪ずし」が美味しそうかと、、、

そんなふうにこの雪世界をみているひとのいる愉しさ。


さて、寒波襲来の朝や如何に。。。  ↓




「大盛ご飯」

 な朝でした






この界隈は1/24朝現在で、15~20㎝程度。もうしばらく降りそうです。
休廊日なのがありがたい✨午後にゆっくり除雪します。






実際問題、雪は大変。

降らない地方のひとはしなくていいことがたくさんあります。

各地の被災地・避難所の方々のことも気掛かりです。
我が家もかなりの隙間風、、、
これで停電したり灯油が無かったらと思うとリアルにゾッ。


でも、平時であれば、雪はこの地の大事な季節の巡りのひとこまです。

平野部の田畑の営みには、山の雪融け水が重要ですし、

このたびは週末に雪板イベントを控えた引馬さんを思えば、
待望の降雪で「よかったですね⛄✨」と思えたりして。

それでいて「街場はほどほどの雪でお願いします」と天に祈ったり、、、


やることも考えることもいっぱいあって
気忙しい雪国です。

どなた様も、雪かき、運転、歩く足元も、ご安全に🌈